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海外でリモートオフィス環境を提供する「仮想オフィスホスティング」について
~ユビキタスなICT環境を実現する「BizCITY」コンセプトに基づく新サービス~
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、いつでもどこでも、安心便利に業務ができるICT環境を提供する「BizCITY」コンセプトを実現する新サービスとして、「セキュアリモートデスクトップ"MagicConnect"」のUSBキーを利用して、グローバルにセキュアな環境でOSや業務関連アプリケーションなどを利用できる「仮想オフィスホスティング」を、平成21年4月1日より提供開始します。
1.提供背景
グローバルにビジネスを展開する企業では、海外拠点においてもワーキングスタイルの多様化に対応する為、外出先や自宅から社内のパソコンへアクセスし、メールやグループウェアを安全に利用できる環境へのニーズが高まっています。また、最近では、パンデミック発生時などの非常事態においてもセキュアな環境の下でグローバルな企業活動を継続させる必要性も高まっています。一方、その環境を構築する際にはICTを活用したTCOの削減も同時に必要とされています。
2.サービス概要(別紙)
「仮想オフィスホスティング」では、リモートオフィスや出張先などの社外でも、ウェブブラウザ環境さえあれば、「セキュアリモートデスクトップ"MagicConnect"」のUSBキーをパソコンに挿し、堅牢なデータセンターにホスティングされた仮想パソコンへアクセスすることで、メールやアプリケーションソフト、各種グループウェアといったオフィスにある個人のデスクトップを再現した環境にて利用が可能になります。
個人専用のUSBキーと認証による安全なリモートアクセスにより、社外においても社内と同様のパソコン環境を実現しながら、社外で利用するパソコンの中には社内パソコンの実データを残さないため、セキュリティ対策も万全です。データセンターにおける仮想パソコンホスティングとリモートアクセスツールをあわせて提供します。
3.提供エリア
香港のデータセンターでホスティングをし、アジア地域(香港、中国本土、台湾、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、タイ、インド)で利用が可能です。今後他の地域へ順次拡大予定です。
4.仮想オフィスホスティングの提供メニュー(例)
■オプション(サービス/アプリケーション)
A. | Microsoft® Office |
B. | メッセージング お客さま向けにメール機能やスケジューラ、社内施設予約などのグループウェア機能を含んだメッセージングサービスをホスティング環境にて提供します。 |
C. | アンチウィルスソフトウェア |
D. | データバックアップ |
E. | 仮想PCマネジメント セキュリティパッチ管理、パフォーマンス管理、お客さま指定のソフトウェアの配信などを提供します。 |
5.提供料金(算定モデル:利用ID数120の場合)
- 初期料金: 987,000円(税抜き)
- 月額料金: 987,000円(税抜き)
※「MagicConnect」の利用料金を含みます。
※オプション費用
A. | Microsoft Office 2007 Standard (1 ID当たり)
初期料金:2,200円(税抜き) 月額料金:2,200円(税抜き) |
B. | メッセージング
|
C. | アンチウィルスソフト(1ID当たり)
初期料金:600円(税抜き) 月額料金:600円(税抜き) |
D. | データバックアップ (200GB当たり)
初期料金:30,000円(税抜き) 月額料金:30,000円(税抜き) |
E. | 仮想PCマネジメント (1仮想PC当たり)
初期料金:200円(税抜き) 月額料金:200円(税抜き (最低利用数は100仮想PCです。) |
6.運用サポート
日本語: 平日9時~18時
英語・中国語: 24時間365日
7.サービス開始予定日
平成21年4月1日
※参考VMware Inc、emerging products and solutions、DirectorのWilliam Shelton氏は、「VMwareはこの度のNTTコミュニケーションズの発表を歓迎いたします。VMwareが提供するVDC-OSは、ユーザの皆様が柔軟にご利用いただける仮想化プラットフォームであり、NTTコミュニケーションズをはじめとする革新的サービスを提供されるサービスプロバイダー向け基盤として迅速にお使いいただけます。
NTTコミュニケーションズによる新サービスのご提供は、VMwareのVDC-OSが、お客さまの要求する柔軟性、スピードおよびシステム復旧の実現のため重要な役割をしていることを示しています。VMware製品を基盤としたクラウドにより、他のクラウド環境との連携に際しても柔軟かつ拡張性を持ち、且つ最大のパフォーマンスとコスト削減を実現することと確信いたします。」 と述べています。
また、シスコシステムズ合同会社の堤浩幸マネージングディレクターは「シスコシステムズは、NTTコミュニケーションズの推進するグローバル SaaSビジネスのネットワークを全面的にサポートします。このネットワーク基盤は、益々多様化するワークスタイルを支える優れた柔軟性を持ち、また刻々と変化するグローバルビジネス環境をリードする先進性を備えています。シスコシステムズは、VMware社と連携してアプリケーションやネットワークの仮想化を推進しており、クラウドコンピューティングによる「いつでもどこでも利用できる」ネットワークサービスの実現に貢献していきます。」と述べています。