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SaaS型メールセキュリティ対策
「メール監査アーカイブサービス」の提供開始について
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、法人向けSaaS型メールセキュリティ対策サービス「OCNメールゲートウェイサービス」*1における新しいラインアップとして、送受信メールのフィルタリングおよび自動保存を実施する新たなメールセキュリティ対策サービス「メール監査アーカイブサービス」を平成21年3月25日から提供します。
同時に、「OCNメールゲートウェイサービス」について、従来必須となっていたOCN常時接続サービスの契約の有無を問わず単独でも利用できるよう、提供条件を拡大します。
1.背景
NTT Comは「OCNメールゲートウェイサービス」において、自社でメールサーバを運用しているお客さま向けに、主に社外からの攻撃に対するメールセキュリティ対策として、「ウイルスチェックゲートウェイサービス」、「迷惑メールフィルタリングサービス」、「セカンダリメールサーバサービス」を提供してきました。
一方で、メール利用においては、社外だけでなく社内からの情報漏洩・誤送信などのリスクや内部統制に必要なメールの証拠保全対策といったニーズが顕在化しているため、NTT Comは、お客さまが定義したポリシーに従ってメールをフィルタリングする監査機能と自動保存(アーカイブ)機能*2を提供するサービスとして「メール監査アーカイブサービス」を開始し、お客さまのメールセキュリティに関する総合的なニーズに応えます。
2.サービスの特長(別紙1参照)
(1)メールの全文自動保存(アーカイブ)・検索
メールヘッダ、添付ファイルを含めた送受信メール全文を自動保存します。保存されたメールは、送受信日時や、各種ヘッダ情報(From、To、Cc、Subject)、本文、添付ファイル内のキーワードなどを指定してリアルタイムに検索し、ダウンロードや再送信、管理者への転送が可能です。
(2)柔軟な保存ストレージの追加
必要に応じて、オプションで保存ストレージ容量を後から追加することができるため、急激なメール流通量の増加にも柔軟に対応可能です。また、年単位の長期保存にも対応します。
(3)メール監査(フィルタリング)
お客さまのメール運用規定、セキュリティポリシーに合わせて、メール本文やヘッダ、添付ファイル内のキーワードなど、メール全文を対象として柔軟にフィルタ条件を設定できます。また、フィルタ条件に該当したメールについて、保留・削除・管理者への通知など、必要なアクションが可能です。
(4)添付ファイルパスワードの自動設定
パスワード設定のない添付ファイルを送信する際に、自動的にパスワードを設定するため、よりセキュリティの高いメール送信を実現します。
(5)SaaSモデルでのサービス提供
SaaS型サービスとして提供するため、多大な設備投資や保守運用などのお客さま負担を軽減します。
3.利用料金
別紙2参照
4.提供開始日
平成21年3月25日
5.OCNメールゲートウェイサービス の提供条件の拡大について
OCN常時接続サービスの契約有無に関わらず、OCNメールゲートウェイサービスを利用できます。現在利用中のインターネット接続サービスを変更することなく、メールセキュリティ対策のみをアウトソースすることが可能です。
*2 メールのフィルタリングおよびアーカイブ機能は、デジタルアーツ株式会社の「m-FILTER」を本サービス専用にカスタマイズして実現しています。「m-FILTER」は、デジタルアーツ株式会社の登録商標です。