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ITサービスマネジメント国際規格「ISO/IEC20000-1: 2005」の
認証取得について
NTTコミュニケーションズ株式会社(略称：NTT Com)はITサービスマネジメントの国際認証規格「ISO/IEC20000-1：2005」の認証を平成21年4月2日に取得しました。
この認証はITサービスマネジメントフォーラム(itSMF*1)および財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)から認定を受けたBSIマネジメントシステムジャパン株式会社によるもので、NTT Comにおける今回の認証範囲については、法人のお客さま向けに提供している大規模プライベートネットワークマネジメントサービス*2です。
1.背景
NTT ComはこれまでISO9001(品質マネジメントシステム)やISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を取得するなど、品質マネジメントおよび情報セキュリティマネジメントにおける業務遂行の基盤となるマネジメントシステムの整備に取り組んできました。
また、これらの取り組みと並行して、ITサービスを効率的かつ高品質に運用管理するためのフレームワークであるITIL®(IT Infrastructure Library)*3を業務プロセスに導入し、あわせて人材育成面からもITIL関連資格*4取得の推進や、itSMFジャパンへの参加などを通じ、より高いサービス品質の提供に向けてITサービスマネジメントシステムの整備と改善を継続的に進めてきました。
これまでの取り組みを踏まえ、このたび法人顧客向けに提供する大規模プライベートネットワークマネジメントサービスにおいて、国際認証規格「ISO/IEC20000-1：2005」の認証を取得しました。
2.概要
認証の概要について
| ・認証範囲 | ： | ITマネジメントサービス事業部が、法人顧客向けに提供する「大規模プライベートネットワークマネジメントサービス」を対象としたITサービスマネジメントシステム |
| ・認証登録住所 | ： | 東京都千代田区一ツ橋1-2-1 一ツ橋ビル |
| ・認証登録番号 | ： | ITMS 545234 |
| ・認証登録日 | ： | 平成21年4月2日 |
上記の認証取得は、高いサービス品質レベルが要求される法人向けプライベートネットワークに対するITマネジメントサービスにおいて、NTT Comのサービスが国際的なレベルを満たすことを示すものであり、これによりお客さまへ今まで以上に安心してITサービスをご利用いただけるものと考えています。
itSMFは、1980年代後半に英国政府のOGC(the Office of Government Commerce)が作成した情報システムの運用管理基準(ITIL®)の普及促進を目的として、英国で1991年に非営利団体(NPO)として設立された会員制ユーザ・フォーラムです。現在、itSMFは欧米を中心に全世界で活動を展開しており、itSMF Japanはアジアで最初のitSMFとして2003年5月に設立されました。
＊2：法人顧客向けに提供する「大規模プライベートネットワークマネジメントサービス」NTT Comの提供するネットワークサービス、接続通信機器だけでなく、他社サービス、接続機器を含む通信システム全体の保守運用をワンストップで一元的に対応するサービスです。
通信システムの故障に備え、24時間365日の窓口と運用体制で、お客さまのシステムを監視・保守します。故障発生時には、監視装置により速やかに故障を検知し、お客さまへ通知するとともに、エンジニアが復旧対応します。また、お客さまの通信システムを理解したサービスマネージャー(SM)を配置し、故障の予防、迅速な復旧方法の確立、再発防止対策までのシステム管理サービスを提供します。SMはシステムの稼働状態や故障に関するレポートを作成し、毎月報告します。
＊3：ITILイギリス政府が策定した、コンピュータシステムの運用・管理業務に関する体系的なガイドラインであり、数冊の書籍の形でまとめられています。
ITIL®(IT Infrastructure Library)は、英国政府OGC(the Office of Government Commerce)の登録商標です。
＊4：ITIL関連資格「ITILファウンデーション」、「ITILプラクティショナー」、「ITILマネージャ」があり、 ITILファウンデーションは、基礎的なITサービス運用スキルを認証するのに対し、ITILプラクティショナーは導入に当たっての実践的な知識と主導的な役割を果たせるスキルを認証します。 そして、ITILマネージャはビジネスの視点を持ちITサービスの導入・運営・継続的改善を先導できるシニア コンサルタントレベルのスキルを認証しています
