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インターネット検定「.com Master ★★★」が
IPv6関連技術習得に係る資格試験認定 第一号に
NTTコミュニケーションズ(略称: NTT Com)が運営しているインターネット検定「.com Master ★★★ (ドットコムマスター トリプルスター)」が、この度、IPv6普及・高度化推進協議会および電気通信端末機器審査協会(JATE)が運用する「ネットワーク技術者に求められるIPv6関連技術習得に係る資格試験認定」*(以下:v6資格認定)の「v6資格認定試験」第一号として認定されました。
1.概要
早ければ2011年には現在のインターネットの基盤を支えるIPv4 (Internet Protocol version 4) アドレスの枯渇が起きることが予測されています。「.com Master ★★★」では、認定のターゲットとする中堅中小企業(SME:Small and Medium Enterprise)のネットワーク技術者が、IPv4に代わる技術であるIPv6(Internet Protocol version 6)技術を利用した環境へスムーズに移行できるよう、IPv6に関する検定内容を充実してきました。
今回、「.com Master ★★★」の2009年度版(以下、.com Master ★★★ 2009)が、「v6資格認定試験」の5つの区分(管理者、設計者、導入者、運用・監視者、開発者)のうち、管理者、設計者、導入者、運用・監視者の4区分で認定されました。これにより、「.com Master ★★★ 2009」を取得したネットワーク技術者は、公的にIPv6関連技術を習得していることを示すことが可能となります。
2.「.com Master ★★★」について
「.com Master ★★★」は、2003年の開始以来、主にインターネットを活用する企業や組織において、ネットワーク管理者として、自らネットワークの設計・構築および運用管理を先導できる、あるいは、その知識・技術をSMEなどの中小規模ネットワーク構築のサポートビジネスに活用できる人物を認定対象として実施しています。
今後、「.com Master ★★★」では、ネットワークの基礎から運用管理の実際などの技術・知識にとどまらず、最新の動向や法律・規則までを体系化し、企業ネットワークにおけるICT技術者の確かなスキルを認定していきたいと考えています。
*ネットワーク技術者に求められるIPv6関連技術習得に係る資格試験認定(略称:v6資格認定)v6資格認定は、総務省によって2009年6月に提示された「インターネットサービス等のIPv6対応およびネットワーク技術者に求められるIPv6関連技術習得に係る基本指針」に基づいて運用されており、この指針において一定の要件を満たす資格試験あるいはカリキュラムは、次の2つの分野で認定されます。
A. v6資格認定試験(ネットワーク技術者に求められるIPv6関連技術習得に係る資格試験)
B. v6資格認定カリキュラム(ネットワーク技術者に求められるIPv6関連技術習得に係るカリキュラム)
また、両分野はさらに管理者、設計者、導入者、運用・監視者、開発者の5つに区分されます。(参考)「.com Master (ドットコムマスター)」の概要
ICTスキルアップに役立つ知識・技術を網羅し、ネットワークプロフェッショナルを認定するインターネット検定です。特定のメーカーやソフトウェアに特化しない総合的な資格であり、スキルの客観的な証明だけでなく、自己啓発や就職などにも幅広く役立ちます。
認定グレードには、スキルレベルに合わせて、実力判定ツールとしての「.com Mate (ドットコム メイト)」、認定資格の「.com Master BASIC (ドットコムマスター ベーシック)」、「.com Master ★(ドットコムマスター シングルスター)」、「.com Master ★★ (ドットコムマスター ダブルスター)」、「.com Master ★★★ (ドットコムマスター トリプルスター)」が設定されています。
※ NTTコミュニケーションズ インターネット検定公式サイト http://biz.ocn.ne.jp/master/