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カンボジアへの拠点拡大について
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、カンボジアに進出する日系企業を含む多国籍企業へICTソリューションサービスを提供するため、カンボジア国プノンペン市にて、NTT Communications (Thailand) Co., Ltd(本社:タイ、バンコク、略称:NTTコムタイ)の支店を設立し、本日より営業を開始します。日系通信事業者がカンボジアへ拠点を設立するのは初めてとなります。これにより、NTT Comは25の国・地域、67都市に拠点を展開することとなります。
1.背景
カンボジアは、通信インフラが整備途上であり、グローバル規模で通信サービスを展開する事業者が未進出の状態にあります。一方で、カンボジアはタイ・ラオス・ベトナム・ミャンマーと共に、インドシナ半島の「南部経済回廊」*1に含まれていることから、タイから生産拠点の拡張や市場の拡大先という位置づけで進出する企業も増加しています。また、インドシナ半島の経済を担うといわれている「大メコン経済圏」*2にも含まれることもあり、日系企業はすでに47社*3進出しており、アジア、欧米の多国籍企業の進出も著しく、今後の経済成長が見込まれる新興国市場として注目されています。
NTT Comは、これまでの東南アジアにおけるICTソリューションサービスの提供経験を活かしてカンボジアに拠点を設立し、新たにカンボジアへ進出する企業の事業展開を支援します。
2.概要
名称: | NTT Communications Phnom Penh Office (NTTコミュニケーションズプノンペンオフィス) |
代表者名: | 支店長 川島 剛 (NTTコムタイ代表取締役社長と兼務) |
所在地: | Room No 686, Block F, PHNOM PENH Center corner Sihanouk (274) & Sothearos (3) Blvd, Sangkat Tonle Bassac, Khan Chamkarmon, Phnom Penh |
事業概要: | 日系、アジア、欧米の多国籍企業を中心に、ネットワーク、システムインテグレーション、セキュリティなどを組み合わせたICTソリューションサービスの提供 |
3.今後の予定
NTTコムタイの支店として、新たにタイ国アユタヤ市にも8月に拠点開設を予定しています。
別紙:インドシナ半島におけるNTT Com拠点展開図
*2:メコン川流域のカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイ、中国 雲南省および広西チワン族自治区の5カ国・2省からなる地域
*3: カンボジア日本人商工会登録社数(2010年3月現在)