株式会社NTTファシリティーズ
「グリーン・グリッド データセンター・アワード2012」 最優秀賞を受賞
NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有馬 彰、以下 NTT Com)および株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長:筒井清志、本社:東京都港区以下NTTファシリティーズ)は、データセンターにおける空調システムのエネルギー効率改善および温熱環境品質の改善に向けた取り組みにおいて、この度、データセンターやIT機器の エネルギー効率改善を推進する非営利団体「The Green Grid(*1)」(以下、グリーン・グリッド)が共催する、「グリーン・グリッド データセンター・アワード2012」の最優秀賞を受賞しました。
本アワードは、日本国内でデータセンターを運用する団体・企業間で、データセンターの資源効率の計測と改善を推進することを目的に、2010年に創設され、今回で3回目の実施となります。
PUE(*2)やDCiE(*3)といったエネルギー効率化指標の絶対値では無く、これらの指標を用いたエネルギー効率の各種改善活動実施前・実施後の定量化、目標設定と計画性、改善活動の継続性、社会貢献性および独創性に対して評価、表彰されるものです。
1.受賞内容
受賞内容 | 「グリーン・グリッド データセンター・アワード2012」最優秀賞 「革新的な人工知能エンジンを有する空調自動制御システム(以下 DCIM)を活用した継続的改善活動と国内DCのエネルギー効率底上げへの貢献」 (別紙参照) |
概要 | DCIMを活用した継続的改善活動による消費電力削減と環境品質改善の両立と、得られた知見を通じた国内DC効率底上げへの貢献。 |
受賞理由 | NTT Com/NTTファシリティーズの両社は、DCIMを活用した独創的、かつ先進的な手法でデータセンターの空調システムのエネルギー効率改善、サーバ室の温熱環境品質改善を両立させる施策を継続的に実施しました。加えて、DCIMを通じて得られた実証データを基に運用改善を見える化し、運用改善による具体的な投資回収目標の設定とその達成に取り組むなど、多くの企業が悩む費用対効果の課題についても対策が講じられている点も評価しました。 (グリーン・グリッド データセンター・アワード2012事務局からのコメント) |
選考にあたっては、以下によって構成されるアワード実行委員会にて行われています。(順不同、敬称略)
- グリーン・グリッド
- DatacenterDynamics社
- 特定非営利活動法人ASP・SaaS・クラウド コンソーシアム(グリーン・グリッド協力団体)
- グリーンIT推進協議会
- 特定非営利活動法人 日本データセンター協会
- 株式会社アイ・ディ・ジー・ジャパン(コンピュータワールド)
- 株式会社インプレスビジネスメディア(クラウドWatch、データセンター完全ガイド)
- ITmediaエンタープライズ(アイティメディア株式会社)
- ITpro(株式会社日経BP)
NTT ComとNTTファシリティーズでは、今後も継続的に、更なるデータセンターのエネルギー効率および温熱環境品質の向上を図り、得られた知見を広く共有することによって国内DCのエネルギー効率底上げに貢献してまいります。
2.NTT Communications Forum 2012への出展
2012年10月25日(木)、26日(金)にザ・プリンス・パークタワー東京で開催される「NTT Communications Forum 2012」において、DCIMのデモンストレーションを実施予定です。
*1:2007年に設立されたグリーン・グリッドは、世界各地の会員企業によって構成される業界団体として、データセンターおよびビジネス・コンピューティングにおける資源の効率化を推進しています。グリーン・グリッドは、特定企業の製品 あるい はソリューションを推奨するのではなく、データセンターにおける資源の効率の改善に必要なベストプラクティス、指標および技術を業界全体の視点から提供することを目指しています。
詳細につきましては、www.thegreengrid.jp をご覧ください。
*2:Power Usage Effectivenessの略 電力使用効率
*3:Data Center infrastructure Efficiencyの略 データセンター施設の電力効率