ミャンマーにおける拠点の開設について
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、ミャンマー連邦共和国へ進出する多国籍企業にICTソリューションサービスを提供するため、ミャンマー最大の都市であるヤンゴン市において、NTT Communications (Thailand) Co., Ltd.(本社:タイ、バンコク 略称:NTT Comタイ)の支店を開設し、2012年10月17日より営業を開始します。
外資系通信企業として初のミャンマー拠点であり、これによりNTT Comは、メコン経済圏(*1)においては5カ国 7都市、海外全体では31カ国・地域 87都市に拠点を展開することとなります。
1.背景および目的
ミャンマーは豊富な労働人口や天然資源にも恵まれており、今後の成長が期待されることから、2011年3月の民政移管以降、新市場としてその存在感を増しています。また、メコン経済圏(*1)を東西南北に貫く3つの経済回廊(*2)において、各種インフラの整備が進んでおり、当該エリア全体で事業を展開する企業が増えています。
昨今のアジア市場拡大を背景に、メコン経済圏での生産・流通・販売体制の確立、また自然災害や政情不安に耐えうる事業継続性の確保はグローバル企業にとって急務であり、多国間・多地域において提供される高品質なICTソリューションサービスの需要はますます高まっています。
これらの市場動向を踏まえ、NTT Comはヤンゴンに支店を開設し、同国の通信事業者などと連携したICTソリューションサービスの提供により、ミャンマーへ新たに進出する多国籍企業の円滑な事業展開を支援します。
2.概要
名称: | NTTコミュニケーションズ ヤンゴンオフィス NTT Communications Yangon Office |
代表者名: | 支店長 川島 剛 (NTT Comタイ代表取締役社長、プノンペン支店長、ビエンチャン所長と兼務) |
所在地: | # 1504, 15th Floor, Sakura Tower, 339, Bogyoke Aung San Road, Kyauktada Township, Yangon, Myanmar. |
3.メコン経済圏におけるNTT Comの提供サービス
NTT Comはミャンマーを含むメコン経済圏全域において、日系、欧米、およびタイ・ベトナムを含むアジアの多国籍企業などを対象に、国際・国内ネットワーク、データセンター、システムインテグレーション、セキュリティなどを組み合わせたICTソリューションサービスを提供しております。
(参考) メコン経済圏 NTT Com拠点展開図
関連リンク
*1 メコン経済圏:メコン川流域のカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイ、中国 雲南省および広西チワン族自治区の5カ国・2省からなる地域
*2 経済回廊:人材・物資の活発な移動を目的とした道路や橋梁などの運輸インフラを中心とした経済圏の呼称
「東西回廊」:
ベトナム‐ラオス‐タイ‐ミャンマーをつなぐ経済回廊
「南北回廊」:
タイ‐ラオス‐ミャンマー‐中国雲南省をつなぐ経済回廊
「南部回廊」:ベトナム‐カンボジア‐タイをつなぐ経済回廊
*1 メコン経済圏:メコン川流域のカンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイ、中国 雲南省および広西チワン族自治区の5カ国・2省からなる地域