2013年3月28日
データセンターサービスおよび「BizホスティングEnterprise Cloud」を対象とした
「SSAE16・ISAE3402 Type2報告書」の受領について
NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、横浜第1データセンターの「コロケーションサービス」、および「BizホスティングEnterprise Cloud」において、内部統制のデザインの適切性や運用状況の有効性を評価する、米国公認会計士協会(AICPA)の米国保証業務基準書第16号(SSAE16)および国際監査・保証基準審議会(IAASB)の国際保証業務基準第3402号(ISAE3402)*1に基づくType2報告書を、2013年3月15日に受領しました。
これにより、横浜第1データセンターの「コロケーションサービス」、および「BizホスティングEnterprise Cloud」を利用されるお客さまは、本報告書を活用することで、当社サービスの利用に関する内部統制評価業務の効率化を図ることができます。
1.背景
企業の内部統制においては、外部に委託した財務報告に係る内部統制のデザインの適切性や運用状況を、委託元の企業側で評価することが求められています。しかしながら、委託元の企業が委託先の内部統制の状況を逐一評価することは、セキュリティ面からも、委託側・受託側双方の稼働面からも、困難であるのが実情です。
こうした中、NTT Comでは、本サービスにおいて、日本公認会計士協会監査基準委員会報告書第18号に基づく報告書(通称:18号報告書)を2008年より受領し、委託元であるお客さまの内部統制評価業務に活用いただいてきました。
この度、市場のグローバル化へのニーズを鑑み、新たに米国基準および国際基準に基づくType2報告書を受領しました。
2.受領内容
(1)Type2報告書の概要
受託事業者(NTT Com)が、自身の提供するサービスにおける内部統制のデザインの適切性および一定期間の運用状況の有効性を報告するために、監査法人による保証業務の実施を受けて受領する報告書です。
(2)対象サービス
- 横浜第1データセンターで提供する「コロケーションサービス」
- 「BizホスティングEnterprise Cloud」
※対象となる範囲は、サービスの導入時期や利用データセンターその他利用状況により異なります。詳細については、お問い合わせください。
(3)報告書対象期間
2012年1月1日~2012年12月31日
3.提供開始日
2013年3月28日より請求を受け付けます。
※詳細は、弊社担当営業までお問い合わせください。
*1 SSAE16・ISAE3402
国際保証業務基準第3402号(ISAE3402)とは、委託元の業務を受託した受託事業者の受託業務に関わる内部統制の状況を、受託事業者の依頼に基づき、その内部統制について独立監査人が評価し、報告書を作成するための基準として国際監査・保証基準審議会(IAASB)が公表したものです。米国保証業務基準書第16号(SSAE16)は米国において米国公認会計士協会(AICPA)が公表したものです。これらに相当する基準として、日本においては従来の18号に替わり、日本公認会計士協会が監査・保証実務委員会実務指針第86号「受託業務に係る内部統制の保証報告書」を公表しています。