2013年9月18日
欧州最大の放送技術展 IBC 2013において
「Innovation Awards (Content Delivery部門)」を受賞
~Software-Defined Networkingによる民間放送テレビジョン中継ネットワーク~
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)が提供し、一般社団法人日本民間放送連盟を通じて日本国内の民放テレビ局各局が利用する「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」は、2013年9月15日に開催された欧州最大の放送技術展示会「IBC 2013(International Broadcasting Convention 2013)」(略称:IBC 2013)において、Innovation Awards(Content Delivery部門)を受賞しました。
IBC 2013は、世界160か国、5万人以上の出席者、1400以上のサプライヤーが参加する、放送業界における世界最大級の権威ある国際会議/展示会です。1967年に第1回を開催、現在は毎年開催されており、45年の歴史があります。
【受賞内容】
IBC2013 Innovation Awards (Content Delivery部門)受賞
民間放送テレビジョン中継ネットワーク(Nationwide SDN for uncompressed HDTV in Japan)
IBC 2013 Innovation Awards結果(IBC Webサイト)
http://www.ibc.org/page.cfm/link=105
「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」概要(別紙参照)
コンテンツ配信部門において最も革新的な技術活用を行ったプロジェクトとしてInnovation Awards(Content Delivery部門)を受賞した「民間放送テレビジョン中継ネットワーク」は、大容量・高信頼なネットワークを用いて、日本民間放送連盟会員である全国128社のテレビ局間で、非圧縮のハイビジョン映像を安定的に提供しあうことが可能なネットワークです。近年世界的に注目されているSDN*1の技術を採用しており、各テレビ局が設定する番組配信スケジュールに則って、配信のための利用帯域の確保など、自動的にネットワーク側での設定が反映されるため、より簡易な配信機能を利用することを可能にしています。ネットワークの帯域や設定などは集中管理され、配信スケジュールと連動することで、お客さまの指定した時間・指定した民放テレビ局間で正確に大容量の映像を伝送することができます。
*1 Software-Defined Networking: ソフトウェアによりネットワーク機能や構成を制御する技術全般