2016年9月14日
サイバー攻撃からWebサーバーを守る企業向けセキュリティ対策「OCN vWAFサービス」の提供を開始
NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、企業向けOCNサービスのオプションとして、サイバー攻撃などの不正なアクセスからお客さまのWebサーバーを守るSaaS型セキュリティサービス「OCN vWAFサービス」*1を、2016年9月20日より提供開始します。
本サービスの提供により、NTT Comは企業向けOCNサービスのお客さまに対するセキュリティサービスのラインナップを強化します。
1. 背景
近年、Webサイトの改ざんや機密情報の搾取など、金銭や営業妨害を目的とした企業のWebサイトに対するサイバー攻撃が急増*2していることを踏まえ、新たに、Webアプリケーションの脆弱性を狙ったサイバー攻撃や、近年増加傾向にあるSlow DoS*3攻撃を防御することができる「OCN vWAFサービス」を提供します。
同サービスは、ネットワーク上でWebアプリケーションに対する攻撃からサーバーを守るセキュリティ対策で、SaaS型のため低コスト・短期間で導入いただけます。
2. 概要
最新の脆弱性対策を備えたセキュリティエンジンによって、Webサイトの脆弱性を標的としたアプリケーション攻撃やWebサイトへのDDoS攻撃などへの対策を一元的に提供するサービスです。
3.「OCN vWAFサービス」の特長
(1) 脆弱性攻撃やボットなどへの多層防御機能を低価格で導入可能
「OCN vWAFサービス」は、クロスサイト・スクリプティングやSQLインジェクションなどの脆弱性攻撃や、ボットなどへの多層防御機能を備えており、月額137,160円(税込)からの低価格でご利用いただけます。
(2) 脅威検知から防御までを完全自動化
Deep Learning技術を活用したセキュリティエンジンにより、OWASP Top 10*4を含む既知の攻撃パターンに加え、今後予測される脅威に対しても、高速かつ高精度な対処を行います。脅威の検知から防御までを完全に自動化できるため、お客さまの手を煩わせることのない、Webサイト攻撃対策のフルアウトソースを実現します。
(3) DDoS対策機能
WebサイトとWebアプリケーションへのDDoS攻撃を緩和します。特に、ネットワーク回線よりもWebサーバーのダウンを狙ったSlow DoS攻撃に対して有効です。ネットワーク回線への攻撃を防御する「OCN DDoS対策サービス」と併せてご利用いただくことで、よりセキュアなWebサイト運営が可能です。
(4) お客さまのネットワーク構成を変更せずに簡単導入
DNSの設定を変更するだけで簡単に利用することができます。このため、お客さまが運営しているWebサーバーを停止する必要がなく、サービスを継続して提供しながらの導入が可能です。また、SaaS型のため、お客さまによる機器の資産管理や運用が不要です。
(5) 管理ポータル機能
お客さまは、専用のポータルサイトから、お客さまが運営しているWebサイトやWebアプリケーションごとに、個別にセキュリティポリシーを設定することができます。また、Webサイトへの不正アクセス数や、攻撃の種類などを一覧で把握できる、豊富なレポート機能も利用可能です。
4. 提供条件
契約可能なお客さまは、NTT Comの企業向けインターネット接続サービス「スーパーOCN」または「OCNハウジング用接続サービス」を利用されているお客さまです*5。
5.メニューおよび提供料金
ご利用帯域に応じた3種類の「基本サービス」と、豊富な「オプションサービス」から選択が可能です。具体的なメニューおよび提供料金は[別紙1]をご参照ください。
6.提供開始日
2016年9月20日
【参考:NTT Comの企業向けセキュリティサービス】
NTT Comは、「OCN vWAFサービス」の他にも、企業のお客さまのセキュリティ対策を総合的に実現するマネージドセキュリティサービス「WideAngle」や、企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」を利用されているお客さま向けの各種セキュリティサービスとして「Enterprise Cloud セキュリティ オプション」を提供しています。
なお「WideAngle」や「Enterprise Cloud セキュリティ オプション」においても、WAF機能をご利用いただくことができます。
*1: WAF(ワフ)は、Web Application Firewallの略。WebサイトおよびWebサイト上で動作するアプリケーションへの攻撃に対する防御を行う。
*2: 2016年1月から6月までにJPCERTに報告されたWebサイト改ざん件数は1,065件(2011年のWebサイト改ざん件数は271件/年)。
*3: 比較的少量のパケットを長時間送信し続けることで、Webサーバーをダウンさせることなどを目的とした攻撃手法。
*4: Webアプリケーションの10大セキュリティリスク。Webアプリケーションのセキュリティに関する課題解決を目的とした非営利団体OWASP(The Open Web Application Security Project)が選定している。
*5: お申し込み可能な回線サービス種別の詳細は、NTT Com営業担当までお問い合わせください。
関連リンク
■企業向けOCNサービスをご利用のお客さま向け
■マネージドセキュリティサービス
■企業向けクラウドサービス
本件に関するお問い合わせ先
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一般のお客さまからの
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法人コンタクトセンター
0120-106107
受付時間 9:30~17:00
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2016-R087