2017年10月12日
日経BP社主催「ITpro EXPO 2017」においてNTTコミュニケーションズの「AIを用いたIoTデータ分析最前線」が「ZDNet Japan賞」を受賞
NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、日経BP社が2017年10月12日に発表した「ITpro EXPO AWARD 2017」*1において、「AIを用いたIoTデータ分析最前線」の展示により「ZDNet Japan (ジーディーネットジャパン)賞」*2を受賞しました。
このたび受賞した「AIを用いたIoTデータ分析最前線」は、ディープラーニング*3を用いた5つの事例(異音検知・モビリティAI・最適制御・要因分析・自動パラメータチューニング)について展示したものです。とくに化学プラント工場内の温度を自動で最適制御するシステムが評価され、今回の受賞に至りました。
なお、NTT Comがディープラーニングを用いたデータ分析で受賞するのは、昨年に続き2年連続となります。
今後もNTT Comは、NTTグループのAI関連技術「corevo®」*4などの先端技術を活用し、「IoT×AI」によるお客さまのデジタルトランスフォーメーションに貢献します。
■「AIを用いたIoTデータ分析最前線」事例の概要
(1) 異音検知
ディープラーニングで音を学習し、通常とは異なる音がした場合に検知。
(2) モビリティAI
ドライブレコーダーの映像などを解析し、運転の安全性を自動検知。
(3) 最適制御
生産プラントの温度制御において、ルールベースよりも安定した制御を実現。
(4) 要因分析
一定時間経過後の温度変化を予測し、変化の要因も提示。
(5) 自動パラメータチューニング
人手をかけず、素早く正確に、最適な設定値のテンプレートを生成。
■「ITpro EXPO AWARD 2017」事務局からのコメント
「ディープラーニングにより、化学プラント工場内の温度を自動制御するシステムを展示した。様々な原材料をインプットし、アウトプットする複雑な仕組みの中で、温度管理が重要で、これまではいわゆる匠の技と捉える製造業者が多かった。
今後人材不足を解決する手段として、ディープラーニング、人工知能を活用することは、ものづくり大国日本にとって意義がある」
*1: 日経BP社が、エンタープライズICTの総合イベント「ITpro EXPO 2017」(2017年10月11日から13日まで、東京ビッグサイトで開催)に出展された製品やサービスを対象に表彰するもの。
*2: 「ITpro EXPO 2017」の協力メディアであるZDNet Japanが、独自の観点で選定した賞。
*3: 深層学習と呼ばれる多層構造のニューラルネットワーク。従来型の機械学習と異なり、自動的に物事を解釈するために必要となる特徴・要素を抽出することが可能。人工知能(AI)の発展におけるブレークスルーとして注目されている。
*4: 「corevo®」は日本電信電話株式会社の商標です。(http://www.ntt.co.jp/corevo/)
本件に関するお問い合わせ先
2017-R110