2018年4月9日
NTTコミュニケーションズとDimension Data
グローバルでのハイブリッドITソリューションを強化
NTTコミュニケーションズ(以下NTT Com)とDimension Dataは、お客さまのクラウドシフトに代表されるデジタル変革に対応し、より革新的なサービスを提供することを目的に、Dimension DataからNTT ComへのクラウドIaaS事業の移管を完了いたしました。両社のサービス開発・運用を一元化することで、お客さまの多様なニーズに応じたクラウドサービスをより迅速に開発し提供するとともに、NTTグループおよびパートナー企業を通じて、より多くのお客さまに強化されたクラウド基盤を提供することが可能になります。
1. 背景
企業のICT環境の複雑化に伴い、お客さまのビジネスニーズに応じたハイブリッドITソリューションが求められています。こうした中、NTT ComとDimension DataはNTT Com配下に新会社を設立し、両社のクラウド事業をNTT Comに集約することで、これまで以上にお客さまのニーズにあった幅広いソリューション提供を目指すこととしました。
2. お客さまへの提供価値
(1) お客さまのビジネスをサポートするサービスポートフォリオ
- 世界15カ国・地域、35拠点のデータセンターでクラウドサービスを提供
- 従来から提供してきたNTT Comのクラウドサービスに新たな専有型メニューやSAP関連サービスが追加
- プライベート環境(プライベートクラウドおよびコロケーションを含むオンプレミスシステム)と他社のパブリッククラウドを自在に組み合わせたハイブリッド環境を実現
- NTT Comのシームレスなクラウド接続とセキュリティを兼ね備えたSD-WAN、データセンターおよびネットワークDDoS防御システムなどを、Dimension Dataのお客さまにも提供
(2) お客さまのハイブリッドITシステムをトータルマネジメント
ハイブリッドITソリューションを可視化するクラウドマネージメントプラットフォームを利用することで、NTT Comが提供する各種クラウドサービスだけでなく、他社のクラウド、コロケーション、ネットワークなど多様なハイブリッドIT基盤の可視化により管理・運用の効率化を実現
(3) お客さまのビジネスイノベーションを加速するクラウド基盤
Dimension Dataから高スキルなエンジニアおよびテクノロジーパートナーが加わることで、最新技術を取り込んだ開発の迅速化や運用品質の向上、調達・構築などの各種コスト効率化を実現し、お客さまのビジネスイノベーションを加速するクラウド基盤を提供
3. 今後の展開
今後もNTT Comは、クラウドサービスの開発・運用を強化し、より多くのお客さまのICT環境の最適化、デジタルトランスフォーメーションの実現に貢献してまいります。
4. 各社からのコメント
●NTTコミュニケーションズ 代表取締役副社長 中田 勝己
「昨年11月の発表以来、双方の関連メンバーが尽力した結果、今回Dimension Dataからクラウド事業の移管を完了し、クラウド開発運用体制を強化することができました。今後もハイブリッドITソリューションの強化を進め、合わせてDimension DataをはじめとしたNTTグループへのクラウド提供により、お客さまのデジタルトランスフォーメーションに貢献してまいります。」
●Dimension Data Group Chief Executive Officer, Jason Goodall
「当社のお客さまは、ハイブリッドITの自社導入に取り組んでおり、個々の要件に応じてトータルで柔軟かつ革新的なサービスを必要としています。当社とNTT Comが優れた力を結集すれば、お客さまにより良いサービスを提供し、課題を解決できるソリューションを提供できることを確信しています。我々はまさに今、より魅力的で革新的なハイブリッドITをお客さまへ提供する準備が整ったと考えています。」
●451 Research, Founder & Research Vice President, William Fellows
「NTT ComとDimension Dataのクラウド事業移管の完了により、両社の既存のお客さまだけでなく、NTT グループ全てのお客さまは、広範囲かつ継続的に強化されるクラウドサービスを享受することができます。NTTグループは、お客さまのデジタルトランスフォーメーションに貢献できるクラウド基盤を名実共に確立したと考えています。」
本件に関するお問い合わせ先
2018-R024