2019年1月28日
NTT Comの豊富なリソースを活用できるオープンイノベーションプログラム「NTT Communications OPEN INNOVATION PROGRAM」を開始
~新たな価値を共創するパートナー企業を募集~
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、オープンイノベーションプラットフォーム「eiicon」を運営するeiicon companyの協力のもと、社外の企業からアイデアや技術を募り、NTT Comがグローバルに保有するサービス、技術、インフラ、データ、スポーツチームなどの豊富なリソースを活用した新たな価値を共創するオープンイノベーションプログラム「NTT Communications OPEN INNOVATION PROGRAM(以下 本プログラム)」を、2019年1月28日より開始します。新たな価値を共創するパートナー企業を3月4日まで募集します。
1.背景
近年、あらゆるモノがインターネットでつながり、データを利活用することで社会がより豊かになってきています。そのような変化し続ける環境の中で、NTT Comは、データをセキュアに利活用可能な基盤である「データ流通プラットフォーム」によりお客さまや社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。
今回、通常では社外に公開しないNTT Comがグローバルに保有する豊富なリソースと、スタートアップ企業などから広く公募した多角的なアイデアを組み合わせることで、これまでNTT Comだけでは成し得なかった新たな価値を共創し、さらなるDXの加速を目指します。
2.実施概要
社外のアイデア・技術とNTT Comがもつさまざまなリソース、アイデア、技術を組み合わせ、新しい価値を共創するオープンイノベーションプログラムを新たに実施します。本プログラムは、エントリーサイト(https://eiicon.net/about/nttcommunications-oip/)にて2019年1月28日から2019年3月4日までパートナー企業を募集します。その後、審査を実施し、審査を通過した企業との実証実験などを通じて両社での事業展開を検討していきます。
(1) 募集テーマ
今回は、「世界のインフラから未来のコミュニケーションを変えていく」ことを目指して、以下の4つのテーマを設定し、アイデアを募集します。
①離れた場所からでも自由自在に身体を動かす体験による、未来の遠隔操作
遠隔地からでも、実際に存在しているように自由自在な行動が可能になるテレイグジスタンス・テレプレゼンス※1を無線環境下で低遅延にて実現し、さまざまな体験価値を創造
提供リソース:インターネット上でのリアルタイムP2Pコミュニケーションを手軽に実現する技術・サービス (WebRTC※2プラットフォーム「SkyWay」※3)のロボット向けモジュールの利用およびサポートなど
②設備運営の自動化を活用した、これまでにないデータセンター運営
ロボティクスや画像認識のテクノロジーを活用し、データセンター運営・警備の自動化によって、次世代のスタンダードとなるデータセンターを創造
提供リソース:「Nexcenter™」※4の屋内、屋外(敷地内)空間。サーバラックスペースなど、セキュリティが担保された空間など
③ラグビーの選手パフォーマンス向上・観戦スタイル革命
テクノロジーを活用した、ラグビーチーム「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス」における選手パフォーマンスの向上や、スタジアムでの新たな観戦の楽しみ方を創造
提供リソース:選手のバイタルデータ、試合データ・クラブハウス施設や練習場など
④山中の無線中継所や鉄塔の新しい活用による、新たな価値創造
NTT Comが保有する都心の鉄塔や山中の施設などの空間を再定義し、既存の事業分野にとどまらない新たな価値を創造
提供リソース:山中の無線中継所や都心部の鉄塔・通信ビルの空間など
(2) スケジュール
募集開始 | 2019年1月28日 |
プログラム説明会 | 2019年2月14日 |
早期応募※5締切 | 2019年2月18日 |
応募締切 | 2019年3月4日 |
一次選考 | 2019年3月上旬 |
二次選考 | 2019年3月中旬~下旬 |
プラン発表 | 2019年5月中旬 |
中間成果発表会 | 2019年8月下旬 |
(3) 申込み方法
以下のエントリーサイトよりお申し込みください。
https://eiicon.net/about/nttcommunications-oip/
応募要件など、本プログラムの詳細は、エントリーサイトをご参照ください。
※1:テレイグジスタンスは、人間が遠隔地で自在に行動するかのような技術を活用した遠隔操作などの技術です。テレプレゼンスは、直接対面しているかのような臨場感のある高品質な音声や高解像度の映像を活用した遠隔会議などの技術です。
※2:WebRTCは、Web Real-Time Communicationの略で、パソコンやスマートフォンのブラウザやネイティブアプリにおいて、サーバーを介さないP2Pのリアルタイム通信(音声・データ)を実現する技術です。
※3: SkyWayは、パソコン、スマートフォン、タブレット、IoT機器などの端末間で、WebRTCを使った音声・ビデオ通話に必要なサーバー群をNTT Comが運用し、ソフトウェア開発環境をお客さまに提供するサービスです。現在、オンラインによる英会話、診療、通訳、遠隔作業支援や、コンタクトセンター、低遅延ライブ配信などのサービス提供者に広く利用されています。
※4:「Nexcenter™」は、NTT Comのデータセンターサービスブランドです。世界20以上の国・地域で、高品質データセンターサービスを提供しています。
※5:早期応募締切までにエントリーされた企業には、応募アイデアに対するフィードバックをさせていただく場合があります。
本件に関するお問い合わせ先
2019-R006