Select Language : English 日本語

南北アメリカ

ブラジル: English / 日本語 / Português do Brasil
アメリカ: English

ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)

EMEA:
(ベルギー, フランス, ドイツ, オランダ, スペイン, アラブ首長国連邦, イギリス)
English / 日本語 / Español / Deutsch / Français
ロシア: English / 日本語 / русский

アジアパシフィック

日本(法人のお客さま): English / 日本語
日本(個人のお客さま): English / 日本語
オーストラリア(NTT Com ICT Solutions): English
中国本土: English / 日本語 / 簡體中文
香港/マカオ: English / 日本語 / 繁体中文 / 簡體中文
インド: English / 日本語
インドネシア: English
韓国: English / 日本語 / 한국어
マレーシア: English
フィリピン(DTSI): English
シンガポール: English / 日本語
台湾: English / 日本語 / 繁体中文
タイ: English / 日本語
ベトナム: English / 日本語
株式会社エスビーティー,NTTコミュニケーションズ株式会社

2021年10月13日

株式会社エスビーティー
NTTコミュニケーションズ株式会社

SBTとNTT Com、中古車輸出販売における越境ECにて各国の自国通貨での価格表示および決済の実証実験を開始

~海外への輸送期間における為替変動リスクを回避するレート保証を実現~

株式会社エスビーティー(以下 SBT)とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、世界150以上の国と地域へ中古車を輸出するSBTの越境EC※1上において、各国の自国通貨での価格表示および決済を実現するための実証実験(以下 本実証実験)を2021年10月13日より開始します。中古車販売業界の越境ECにおける自国通貨での価格表示および決済は業界初※2となります。

本実証実験ではNTT Comが提供する「Home Currency Anywhere®※3」(以下 HCA)を活用し、契約後の中古車輸送期間におけるレート保証を行うことで、利用者の利便性を高め、さらなるビジネスの拡大をめざします。

1.背景

日本国内より海外へ輸出される中古車台数はここ数年堅調に推移し、現在約147万台、輸出額は7,000億円と推計されています※4。なかでも、2016年以降はアフリカの著しい経済成長に伴い、ケニアを中心としたアフリカ諸国への輸出が増えています。

日本からアフリカへの中古車輸出は船舶での輸送が中心で、出荷から現地での陸揚げまで30~40日程度を要します。輸出に際しては、販売者・購入者のリスク低減のため、契約から陸揚げまでの間に複数回に分けて料金の支払いを行うことが慣例ですが、輸送期間が長期となるため、その期間の為替変動が課題となっています。

現地の仕入れ業者は陸揚げまで最終的な仕入れ価格が決まらず、販売価格を設定できないケースがあり、個人購入者は最終的な購入価格が不明なまま契約をする必要がありました。また、使い慣れない外国通貨表示により、契約や支払いの際に金額誤りが発生しやすいことも課題となっています。

これらの課題を解決するため、このたびSBTが世界150以上の国と地域へ展開する中古車輸出の越境ECにおいて、アフリカを含む各国の自国通貨での価格表示や決済および決済時のレート保証を実現するための実証実験を開始します。

「自国通貨表示」イメージ

「レート保証」イメージ

2.実証実験の概要

SBTの中古車輸出越境ECにおいてHCAと連携し、自国通貨での価格表示や決済および決済時のレート保証を実験的に行い、ニーズを調査します。想定している検証プロセスは以下の通りです。

STEP1:中古車輸出越境ECへ自国通貨表示機能を実装し、利用率を測定します。また、アンケートにより選択理由や使用に際しての感想を収集します。

STEP2:STEP1でニーズが高い通貨について、自国通貨決済およびレート保証機能を実装し、利用率を測定します。また、レート保証を選択したお客さまについては「選択した理由」や「次回も保証を選択するか」などについてアンケートにてニーズ調査を行います。

実施期間:2021年10月~2022年1月

対象者:SBTが運営する中古車輸出越境EC利用者

3.両社の役割

SBT 中古車輸出越境ECへHCAを連携させ、自国通貨での価格表示機能を実装しニーズを調査。また、STEP1でニーズの高い通貨については自国通貨決済および決済時のレート保証機能の実装を検討
NTT Com レート保証型の外国為替情報をHCAより提供。また、中古車輸出越境ECのサイトデザインやニーズ調査におけるアンケート項目の検討

4.今後の展開

両社は、本実証実験の結果を踏まえ、 2022年度中を目途に、アフリカ、中南米、アジアなどにおいて自国通貨での価格表示や決済および決済時のレート保証の本格提供をめざします。また、NTT Comが提供する多言語翻訳機能を備えたコミュニケーションツール「NoMado※5」を活用し、海外との商談障壁を下げることで、取引拡大を図ります。

SBTはNTT Comとの協業を通じ、「日本から世界へ」という日本起点のモノの流れから「世界から世界へ」と次のステージへビジネスをグロースし、世界中のお客さまに喜んでいただけるサービスを今後も展開し続けていきます。

NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X」にもとづき、生活者・ビジネス・社会を、安心・安全かつ柔軟に「新たな価値でつなぎなおす」ICTサービス・ソリューションを提供し、ニューノーマルの世界におけるサステナブルな未来の実現に貢献していきます。

5.出展情報

2021年10月20日~22日に開催する「NTT Communications Digital Forum 2021」にて、本取り組みを紹介予定です。ログイン後の画面にて講演一覧より「DX-20 FinTechで飛躍するクロスボーダービジネスDX / SBTさま事例」をご覧ください。

会期:2021年10月20日(水)、21日(木)、22日(金)9:30~18:00
※講演・セミナーおよび展示は24時間いつでもご覧いただけます。

参加費用:無料

参加方法:事前登録が必要です。公式Webサイトよりお申し込みください。

公式Webサイト https://www.ntt.com/business/go-event.html

※1:ECとはElectric Commerceの略称です。ここでは、インターネットを介してグローバルで中古車の販売を行うBtoB / BtoC向けのサイトをさします。

※2:SBT社調べ。

※3 :「Home Currency Anywhere®」は、レート保証型の外国為替情報と取引情報を安心安全なデータ利活用環境を通じて流通させるNTT Comが提供するサービスです。

※4:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会中古車委員会が2021年4月26日に発行した「卸売強化に向けた調査②~中古車輸出~」を参照しています。

※5:「NoMado」は、NTT Comが開発中の新しいコミュニケーションツールです。多言語翻訳機能を備えており、海外との会議や商談など言語が異なる場合でも お互いに自国の言語で話した内容を同時翻訳して会話をすることができます。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ先

株式会社エスビーティー

人事総務部

e-mail:hrjp@sbtjapan.co.jp


2021-R092

このページのトップへ