2023年1月4日
新春のご挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
弊社は昨年7月、新ドコモグループとして法人事業ブランド「ドコモビジネス」をスタートさせました。
これまでの固定ネットワーク・クラウド・データセンターだけでなく、ドコモの5G・IoT、コムウェアのソフトウェア開発力を合わせ、全国のすべてのお客さまにトータルソリューションをワンストップでご提供する体制づくりに努めてまいりました。その結果、弊社のご提案の質や面的なカバレッジが拡大し、多くのお客さまから期待の声をいただいています。
一方、社会情勢に目を向けると、昨年はコロナの収束は見えてきたものの、地政学的リスクの増大やエネルギーコスト高騰・急激な円安などにより、VUCAの時代であることがより鮮明となった一年でした。
弊社は、このような社会の目まぐるしい変容にも負けない「強靭で活力のある社会」に向けて、昨年築いた土台の上でさまざまな取り組みを推進してまいります。
その社会の実現に向け、弊社は「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「GX(グリーントランスフォーメーション)」「CX(カスタマーエクスペリエンス)」の3つの価値を提供していきます。
活力のある社会の実現には「DX」の推進が重要です。弊社はSmart Worldの8つの領域で社会・産業のDXを進めてきましたが、ドコモビジネスとしてモバイルのケイパビリティが拡大したことで、5Gやドローン・ロボット・XR・Web3といった新しい技術をワンストップでご提供していくことができるようになりました。これらから生み出されるデータの活用などを通じて社会に活力をもたらしていきます。
一方で、強靭で継続的な社会を実現していくためには「GX」を通じた脱炭素への貢献が必要不可欠です。再生可能エネルギーの調達や、IOWN技術の活用などによる省電力化を加速するほか、空調制御の最適化や再生可能エネルギーが選択可能なグリーンなデータセンター、CO2排出量が可視化できるグリーンクラウドなどをご提供していきます。
そして、これらの取り組みを実行していくための重要な視点が、お客さまに新たな体験を提供し、選ばれ続けるサービスを提供する「CX」の向上です。通信を始めとしたお客さまのICT環境全体のレジリエンス強化に注力するとともに、モバイル・固定回線のつなぎ目を感じさせないサービスのご提供を通じて快適な顧客体験を実現してまいります。
新しい社会の実現に向けては、OPEN HUB for Smart Worldなどの共創の仕組みを通じて、お客さまやパートナーの皆さまと取り組んでまいりたいと思います。本年も引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
NTTコミュニケーションズ株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
2023-R001