ガソリン価格が高騰中。1L200円近い地域も!
ガソリンの価格は、コロナ禍を経て徐々に高騰しています。資源エネルギー庁が公開している給油所小売価格調査の資料によると、コロナ前の2020年3月におけるレギュラーガソリンの1L当たりの全国平均価格は、おおむね136~148円程度で推移していました。
しかし、2021年10月には160円、2022年1月には170円台に突入。2023年8月には180円を超えました。価格高騰の背景には、円安の影響や燃料価格の高騰などの影響があると考えられます。2023年10月以降は170円台に収まっているものの、社会情勢の変化によって、再び180円を突破する可能性も十分に起こり得ます。
ガソリン価格は、地域によって差がある点も特徴です。たとえば2024年6月3日時点の数値では、岩手県・愛知県が168円と最も安価でしたが、佐賀県・鹿児島県では最高額となる182円でした。特に価格が高騰していた2023年8月には、190円台を記録した地域も存在します。
社用車を多く保有し、日常業務で頻繁に運行している企業は、そのガソリン代だけで相当なコスト増を強いられていることが予想されます。できれば、ガソリンの消費を抑えたいと考えている企業は多いことでしょう。
ガソリンの消費を抑えるためには、
安全運転が効果的
ガソリンの無駄な消費を抑える工夫のひとつとして、「安全運転を行う」という方法が存在します。
一般社団法人 日本損害保険協会では、発進して5秒で時速20kmに達するくらいにゆっくりとアクセルを踏むことで、燃費が10%程度改善できるとされています。さらに、運転中に前方の車との車間距離を広く保つことで、無駄な加速・減速が少なくなり、市街地では2%程度、郊外では6%程度、燃費が改善。減速時には、早めにアクセルから足を外すことで、燃料の供給が減り、燃費が2%程度改善できるといいます。
※一般社団法人 日本損害保険協会「「エコ安全ドライブ」とは」
同協会では、急発進、急加速、急ブレーキをやめ、適切な車間距離をとることを「エコ安全ドライブ」と呼んでおり、このエコ安全ドライブを心がけることで、燃費が平均で15.9%改善できるとしています。さらに、エコ安全ドライブを実践することで、交通事故が32.7%も減ったという結果も出ています。
運転の質は、テレマティクスで判断できる
ガソリンの消費を抑え、かつ事故も少なくなるエコ安全ドライブは、社用車を抱える企業にとっては非常に有用といえるでしょう。とはいえ、運転の仕方は従業員それぞれで異なります。従業員が燃費の良い運転をしているか悪い運転をしているかは、簡単には分かりません。
しかし、テレマティクスサービスを利用すれば、燃費の良い/悪い運転をしているドライバーを発見し、悪い運転をしているドライバーの改善を行っていくことが可能です。
ドコモビジネスが提供する「LINKEETH」(リンキース)も、こうしたテレマティクスサービスの一つです。LINKEETHは2001年にスタートした車両管理サービス「docoですcar」を2023年にリニューアルしたもので、シリーズ全体で3,000社以上、10万台以上もの導入実績を有しています。
LINKEETHでは、車内に設置された通信型ドライブレコーダーに搭載されたAIやセンサーが、急発進や急加速、車間距離を詰めた運転などをドライバーに対し警告します。
さらに、ドライバーひとりひとりの運転のクセを見つけ、運転の診断を行います。診断結果は、スマートフォンアプリで確認することができます。
急発進や急加速が多い場合、診断結果にその旨が記載されるため、ドライバー自身がそれを確認したり、社内の安全運転管理者が注意することで、より良い運転に改善していくことが可能です。
LINKEETHにより従業員の安全運転が徹底できれば、ガソリンの消費も抑えられ、かつ事故の発生を抑えることが期待できます。従業員の安全運転を支えるためにも、コストを抑えるためにも、従業員の安全運転を支えるためにも、LINKEETHを導入してみてはいかがでしょうか。