株式会社JALインフォテック
セキュリティ&環境性能の高いサービスプラットフォームを選定
看板サービスを軸として社会貢献に寄与する価値創造に挑戦する
株式会社JALインフォテック
ビジネスイノベーション事業本部
ビジネスソリューション事業部
プロダクトサービス部長
浅田大輔氏
「SDPFクラウド/サーバーを導入してから、これまで一度も大きなトラブルは起きていません。本当に存在を忘れるくらい安定稼働しているので、常時、お客さまも管理業務に集中できていると思います」
株式会社JALインフォテック
ビジネスイノベーション事業本部
ビジネスソリューション事業部
プロダクトサービス部
パレットコントロール推進グループ
アシスタントマネージャー
相山陽氏
「導入コストなどの目先のことでパートナーを選んでしまいがちですが、むしろ重要になるのは導入後のアフターサポートです。新たなサービス投入に伴う迅速な対応力を私は高く評価しています」
株式会社JALインフォテック
ビジネスイノベーション事業本部
ビジネスソリューション事業部
プロダクトサービス部
パレットコントロール推進グループ
マネージャー
由波佑一氏
「NTTコミュニケーションズのプラットフォームで提供している信頼感はPalletControlの強みのひとつです。お客さまに安心して使っていただけるセールスポイントになっていると思います」
課題
自社サービスのクラウド対応に向けたプラットフォーム選定
セキュリティ、環境性、サービスとの相性などが決め手に
JALグループの IT中核会社として安全・安心・快適な航空輸送サービスを支えてきたノウハウを活かし、JALインフォテックではJALグループ以外の幅広い顧客に対して経営課題の解決に貢献するITサービスの提案、提供を行ってきた。なかでも、1996年より一般販売を開始したIT資産管理ソフトウェア「PalletControl」は、同社を代表するロングセラーの大ヒットサービスだ。
「もともと、JALのオフィスが引っ越しすることになり、土日の数日間で従業員PCの初期設定や設定変更を行うプロジェクトが発足しました。ここから生まれたサービスがPalletControlです。常々、私たちはお客さまの期待を超え、感動を生む創造的なITサービスを提供する思いを持って事業に取り組んでいますが、かれこれ27年以上にわたり多くのお客さまに愛され続けるPalletControlは、私たちの思いをかたちにしたサービスのひとつだと考えています」と語るのは、プロダクトサービス部長の浅田大輔氏である。
長年、PalletControlはオンプレミス環境で提供されてきたが、クラウドファーストの流れに伴い、顧客からのクラウド環境での提供を求める声が増えていた。これを受けて同社ではサービスのプラットフォームとなるクラウドサービスの比較・検討を開始。数あるサービスの中から選ばれたのはNTTコミュニケーションズが提供するDXに必要なネットワーク、データセンター、マネージドサービスが連携した高品質・高信頼な企業向けサービス「SDPFクラウド/サーバー」だった。選定にはいくつかの理由があったという。
「お客さまの個人情報などを扱うJALグループには、厳しい統一セキュティ基準があります。それを高いレベルでクリアできるサービスがSDPFクラウド/サーバーでした。さらにJALグループではESGを価値創造・成長を実現する最上位の戦略に掲げており、100%再生可能エネルギーで稼働するカーボンニュートラルを実現できるサービスであったことも選定の後押しになったのは間違いありません」(浅田氏)
加えてPalletControlとの相性の良さもあったようだ。「アプリケーションの配布などでダウンロードの容量が多いサービスなので定額制料金で利用できることも評価のポイントでした。従量制料金でお客さまの日々の運用を費用面で阻害することは絶対に避けたかったのです」と、プロダクトサービス部 パレットコントロール推進グループの相山陽氏はサービス選定の理由を補足する。
こうしてPalletControlのプラットフォームにSDPFクラウド/サーバーが選定された。
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対策
多彩なセキュリティ機能と手厚いサポートで
コロナ禍の環境変化にもスピーディに対応
2019年、サーバーの導入不要でPalletControlを利用できるクラウドモデルの提供がスタート。インターネットを経由しないIP-VPNでセキュアに利用できることもあり、従来のオンプレミス型モデルに替わるサービスモデルとして新たなユーザーを獲得した。しかし、翌年に大きな転機が訪れる。新型コロナ感染症の蔓延によるオフィスに縛られないハイブリッドワークの普及だ。
「コロナ禍によりPCを利用する場所が自宅、サテライトオフィスなどに多様化したのです。これまでは社内LANでPCを一括管理できたのですが、それがオフィス外になるとIP-VPNでの接続が困難になるロケーションも出てきます。つまり、一刻も早くインターネットに接続した状態でPCの管理ができる新たなサービスモデルのリリースが必要になっていました。当時は1日でも早くリリースして欲しいというお客さまからのリクエストが多く、営業部門からのプレッシャーも相当なものでしたね」(相山氏)
新たなサービスモデルのリリースに向けて、いちばんの問題になったのはセキュリティだった。「オープンなインターネット接続が前提になると、いかにJALグループのセキュティ基準をクリアするかがカギになります。たとえば、WAF機能やDOS攻撃対策などが必要になるのですが、すべてSDPFクラウド/サーバーに標準でサポートされていました。しかも、親身になって相談に乗ってくれる、要望にすぐに対応してくれるNTTコミュニケーションズのフットワークの軽さもあり、きわめてスピーディにクラウドモデルのインターネット接続版をリリースできたのです」とプロダクトサービス部 パレットコントロール推進グループのマネージャー由波佑一氏は経緯を明かす。
2022年12月にリリースされたインターネット接続版は大きな反響を呼んだ。「リリース直後にお客さまからの注文が舞い込んだのです。SDPFクラウド/サーバーを導入したおかげでスピーディに市場ニーズに応えることができ、さらなるPalletControlのセールス効果を生んだと思っています」(相山氏)
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効果
ダッシュボード機能の活用でリスクを可視化する運用を実現
安全性を伝えるレポートによりユーザーからの信頼も獲得
PalletControlのサービスプラットフォームにSDPFクラウド/サーバーが採用されてから、すでに4年が経過した。その間、大きなトラブルもなくPalletControlの安定運用を支えている。その運用状況をリアルタイムに可視化できるダッシュボード機能も大いに役立っているという。「PalletControlを利用するお客さまに月1回、運用状況のレポートをお出ししているのですが、ファイアウォールのアクセス数、WAFの防御回数、ウイルスの脅威の有無などがダッシュボードで一覧できるため状況がつかみやすいのです。状況をまとめたわかりやすいレポートも出せますので、サービスの運用面でも非常に助かっています」(由波氏)
かつてSDPFクラウド/サーバーでウイルスが検知されたことがある。分析により結果は誤検知だと判明したため、ユーザーに経緯と安全であることをレポートで説明してことなきを得た。「しばしば、レポートをお客さまにご説明する機会があるのですが、お客さまから見てもセキュリティの高さがわかりやすく可視化できていると喜ばれることが多いです。これがPalletControlの安心感という価値を生んでいます」(浅田氏)
その安心感を支える要素のひとつが標準で提供される豊富なセキュリティ機能だ。「私は企画担当としてお客さま向けの構成を考える際、最初にセキュリティがきちんと担保されていることを前提に構成をつくります。SDPFクラウド/サーバーには豊富なセキュリティ機能が標準実装されているため、ほとんど手を加えることなく構成をつくれるところが大きな魅力のひとつだと思っています」(相山氏)
最後にJALインフォテック及びPalletControlの今後の展望について聞いてみた。「引き続きNTTコミュニケーションズのクイックレスポンスかつ手厚いサポート、時代に合わせたSDPFクラウド/サーバーの継続的なバージョンアップに期待しています。社会貢献に寄与する価値創造に挑戦する両社の思いは同じ、今後もパートナーとして模索しながら一緒に取り組んでいただきたいと思っています」(浅田氏)
株式会社JALインフォテック
PalletControlクラウド
日々のPC管理をサポートするPalletControlがクラウドサービスに!
URL https://www.jalinfotec.co.jp/product/pallet/cloud/
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導入サービス
SDPF クラウド/サーバーはSDPFのコアとなるIaaSメニューとして、DXに必要なネットワーク、データセンター、マネージドサービスが連携した高品質・高信頼な企業向けサービスです。お客さまのデータ利活用とDX推進を強力に支援します。
株式会社JALインフォテック
事業概要
JALグループのIT中核会社として「お客さまの夢を叶えるITサービスを創造する」「研鑽を積んだIT技術で企業価値を高め社会に貢献する」という企業理念のもと幅広い事業を展開している
URL
https://www.jalinfotec.co.jp/
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