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三井物産株式会社

総合商社のビジネスニーズに適応できる
グローバル統一仕様のIT基盤を構築

三井物産株式会社
三井物産株式会社 理事 IT推進部長 植田 勲氏

三井物産株式会社
理事 IT推進部長

植田 勲 氏

「プロジェクトは基盤構築後も運用・保守という形で何年も続きます。それをお任せできるだけの信頼性と安心感がNTTコミュニケーションズにあったことが決め手でした」

 

課題

ITインフラのグローバル最適化に向け
情報通信基盤のさらなる標準化が課題に

 日本を代表する総合商社として知られる三井物産。同社は全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な製品・サービスの提供と、それを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築などをグローバルに推進している。

 こうした多角的かつ複雑な事業展開を支えるため、近年はこれまで本社やグループ企業が個別に構築・運用していたIT基盤をグループ全体でグローバル最適化を図る方向へとシフトしている。

 「当社のグローバルネットワークは現在65カ国*1におよび、事業所数は約130拠点、連結対象の関係会社は約450社にのぼります。世の中のさまざまなニーズに応じて、国やお客さま、人やモノ、事業や情報をつなぐことが総合商社の使命。そのため拠点間をどうシームレスにつないでいくかは非常に重要なテーマです」と三井物産の植田 勲氏は語る。

 そこで、同社では既に2011年から、海外拠点における通信ネットワークの標準化やローカルキャリアのマネジメント一元化に取り組んできた。しかし一部の新興国では、どうしても通信品質や障害時のトラブル対応などで大きくレベルの差が出てきてしまったという。

 「社員がどの国に赴いても世界均質のITサービスが受けられるようにしたい。同時に今後の拠点拡張やM&Aによる新たな企業間連携をスムーズに進めるため、経営環境の変化に素早く追従できるよう“自ら進化するIT基盤”が必要でした。このためグローバルなIT基盤の刷新プロジェクトを開始したのです」(植田氏)

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対策

全世界の拠点を網羅するカバレッジと
四極足並みを揃えたプロジェクト推進を検討

 新しい基盤の要件として挙げられたのは、グローバルに存在する拠点を網羅できるサービス基盤のカバレッジと、商社の業務に欠かせない高信頼で均一の通信品質。そしてアプリケーション、クラウド、オンプレミス、ネットワークなどすべてのITリソースをワンストップで提供し、マネジメントできるパートナーだったという。

 「それに加え各拠点の関係者との意見調整を図り、日本を中心にグローバルな標準化を進める体制を構築できることも重要なポイントでした。当社は『米州』『欧州・中東・アフリカ』『アジア・大洋州』『極東』といった地域ごとに独立性を持たせた四極体制をとっています。当然、それぞれの地域におけるIT基盤強化への要望が同じということはあり得ません。しかしグローバルな全体最適を図っていくには、各拠点の状況を勘案しつつも、現地担当者と密なコミュニケーションをとり、トータルな整合性を確保するためのガバナンスを効かせなければなりません」と植田氏は説明する。

 こうした観点から複数のベンダーを検討。その結果、選ばれたのがNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)の提案したトータルソリューションだった。各拠点をつなぐ「Arcstar Universal One」は、全世界196カ国のカバレッジを持つVPNサービス。世界各国で「Enterprise Cloud」とデータセンター「Nexcenter」をセキュアかつシームレスに接続できる。また一部にNFV*2を導入すればネットワーク機器の機能をサービスに転換でき、ビジネスの拡大にも柔軟に対応することが可能だ。さらに「Global Management One」による一元的なシステム運用と監視・保守を実現している。このため、三井物産のグローバル拠点を高品質かつ継続的にカバーできると評価されたのである。

 「プロジェクト推進体制についても四極の地域ごとに専任のプロジェクトリーダーを配置し、ローカル責任者も確保してくれました。これで当社の現地法人や本部と足並みを揃え、標準化を進められると判断しました。そういった信頼関係の醸成と安心感もNTT Comをパートナーに選んだ大きな理由です」と植田氏は話す。

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効果

運用の効率化と新技術への対応力を強化
業務変革を支える重要な基盤に

 三井物産の全世界約130拠点に新しいIT基盤が整備されれば、新事業・新拠点の立ち上げにもスムーズに対応できるようになり、ビジネスの機動力もさらに強化される。カスタマーポータルによる一元管理、三井物産のIT担当者を多言語でサポートするグローバルヘルプデスクサービスの存在も、日々の運用と安心を大きく支える要素となっていくはずだ。

 さらに新基盤の導入とともに植田氏が最も期待を寄せるのが、マネージドサービスによる新技術への迅速な対応だ。

 「ITの世界は変化が激しく、日進月歩で新しい技術が出てきます。われわれのIT基盤に対しても、常に専門家の視点で最新の技術成果を取り入れながら、より安定的かつレベルの高い運用をしていただけることがマネージドサービスの本質であり、今回の目的の1つです。NTT Comには、そういった継続的な支援を期待しています」(植田氏)

 基盤刷新による具体的な効果の1つが、グローバル拠点をリアルタイムかつシームレスに連携する「ワークスタイル変革」だ。これまでのIT基盤は、通信品質やコネクティビリティのレベルが各国一定ではなかったため、拠点を跨いだWeb会議などでは参加者が限定されることもあったという。

 「しかし現在ではどの国の拠点に行っても、PCを開けばWi-Fi接続であっという間に全世界共通のワークプレイスにつながります。統一基盤で認証しているので一度のパスワード入力で、東京からNYに行こうがミャンマーに行こうが、国を跨いでWeb会議や在席確認、資料や画像の共有をストレスなく行うことができるのです。会議の生産性や業務効率を改善し、ワークスタイル変革をさらに加速させる基盤となるでしょう」と植田氏は強調する。

 新しいビジネス基盤を手に入れた三井物産。同社では世界の拠点をシームレスに結んだIT基盤を軸に、新しいイノベーションの創出にむけ多角的な事業を展開していく考えだ。

図 三井物産のグローバル情報通信基盤

 *2 Network Function Virtualizationの略。ネットワーク機器の機能をデータセンターなどに設置したサーバー上にソフトウェアとして実装し提供するネットワーク仮想化技術の1つ

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三井物産株式会社

三井物産株式会社

事業内容
 「金属」「機械・インフラ」「化学品」「エネルギー」「生活産業」「次世代・機能推進」の6つの事業分野を軸にグローバルに活動する総合商社の代表格。

URL
www.mitsui.com/jp/ja


 

 

 

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(掲載内容は2016年7月現在のものです)




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