渋谷区教育委員会は約8,900台のLTEタブレットを区立の小中学校で学ぶ子どもたちと指導する教員全員に貸与。「教育現場でもLTE」を活用し、子どもたち同士が情報を共有して学ぶ協働学習を行ったり、自宅学習を教員が確認し、学習到達度に合わせた学習指導を行ったりしている。「教育現場でもLTE」でネットワークを利用した多様な学び方が実現した。
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導入前・導入後の比較
導入前の課題 | 導入後の成果 | ||
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1 | 区内には児童数500名を超える学校もあるので、大勢が同時に使用しても学習用アプリの動きが遅くならない通信回線を探していた。 | 1 | LTEを使用しているおかげで、大勢が同時に使用しても動きが遅くなることがない。いつでもどこでもストレスなく学習用アプリが利用できる。 |
2 | 知識を活用する力が身につく協働学習や子どもたちそれぞれの学習到達度に合わせた学習指導を実施したいと考えていた。 | 2 | LTEによるネットワークで情報を共有。子どもたちは協働学習に活用し、教員は子どもたちの学習履歴にアクセスして個別の学習指導をしている。 |
3 | 週ごとに行う授業計画の確認や手書きの出欠簿の整理など、教員が抱える校務作業の負担を軽減したかった。 | 3 | 専用回線で校務支援システムを活用し、校務作業の負担を軽減。これまで以上に子どもたちの学習指導に時間が割けるようになった。 |
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お客さまの声
【導入のきっかけ】
ネットワークを利用して生徒間の協働学習や教員による的確な個別指導を実現したい
世界の情報化の急速な技術革新やグローバル化の促進により、今の子どもたちの未来は予測不能な時代と言われています。渋谷区教育委員会は、どんな時代においても自らの力で課題の解決を図り、生き抜いていくための能力を身につけてもらいたいと考えていて、基礎基本となる知識の定着を図り、その知識を応用する力、活用する力を育む教育を推進しています。具体的にはネットワークを利用して、子どもたちの間で課題を解決する協働学習を実施したいと考えました。また、それぞれの子どもたちの学習到達度を教員が把握し、個別の学習指導で学力の向上につなげたいと思っていました。しかし、児童数500名を超える学校もありますので、大勢が同時に使用した場合、学習用アプリの動きが遅くなるおそれがあり、通信回線の選択に悩んでいました。
【導入効果】
いつでもどこでも使用でき、大勢が同時に使える安全な専用回線を利用して校務の効率化も実現
導入前に行った実証実験で、学習意欲の向上などの効果が認められましたので、子どもたち全員に一人一台のLTEタブレットを貸し出すことにしました。「教育現場でもLTE」を採用したことで、いつでもどこでも使用でき、大勢が同時に使っても動きが遅くなることはありません。校外授業では教員と子どもたちの連絡ツールとしても使っています。
LTEタブレットは自宅学習にも利用していて、教員は子どもたちの学習履歴にアクセスできます。どこにつまずいているのかなどを確認し、個別の学習指導の参考にしています。
教員のLTEタブレットには、安全な専用回線を利用した校務支援システムも入っています。教員の間で情報が共有できますので、各教科の学習到達度など知りたい情報をすぐに得ることができます。また、ネットワークを使って、いつでもどこでも隙間の時間に校務作業ができるようになりました。子どもたちと向き合う時間が増えていくことを期待しています。
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導入システム
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導入サービス
渋谷区教育委員会さま
業種 | 公共機関 |
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エリア | 東京都 |
従業員数 | 301名~1,000名 |
事業概要
渋谷区には区立小学校が18校、区立中学校が8校あり、児童・生徒約8,100名が在籍。2017年9月から全員にタブレットを貸与し、日本だけでなく世界で活躍できる人材を育成できる教育環境「教育情報化システム『渋谷区』モデル」を導入した。
※ 導入事例内に表記している金額は、取材当時のものです。
※ 画面はイメージです。
※ 掲載内容は2022年7月以前の情報です。