リモートデスクトップ・リモートアクセス
MagicConnect
導入事例
西鉄ストア
Biz Communicator:ビズ コミュニケーター
- 社名:株式会社 西鉄ストア
- 本社:福岡市中央区大名一丁目4番1号(今回導入事例は本社情報システム部)
- 設立:1969年6月19日
- 資本金:4億2,000万円
- 社員数:2,889名(2009年3月現在)
- 営業所数:スーパーマーケット54店舗(このほかに衣料専門店なども経営)
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Biz Communicator:ビズ コミュニケーター
万一の時にも店舗運営に影響を与えないために、
情報システムのBCP策定が喫緊の課題でした。
2009年、西鉄ストアは創業40周年を迎えた。福岡県の西鉄沿線を中心に、スーパーマーケットや衣料専門店、コンビニエンスストアなど地域に密着した店舗展開を行っている。景気の低迷やデフレなど流通小売業界を取り巻く環境は厳しさを増しているが、西鉄ストアでは「安全・安心で価値ある商品の提供」を第一に、経営の効率化やお客さまニーズに迅速に対応できる体制づくりに取り組んでいるところだ。
そのような経営課題解決において、重要になるのが各種情報システムである。 情報システムの重要性や課題について、情報システム部の濵田さんと石田さんにお話を伺った。
情報システム部
濵田孝洋さん(右)
情報システム部
石田里美さん(左)
店舗運営の要となるPOSシステム、仕入れ・販売戦略の立案に不可欠なPOSデータ分析システム、会計・給与等の業務システム、顧客管理システムなどなど、スーパーマーケットでは多様なシステムが運用されています。ですから、情報システムが絡まない業務はほとんど存在しないといっていいほどです。
情報システム部としては店舗を開けている以上、POSシステムをはじめ多様なシステムが安定的に稼働し続ける必要があります。そのような状況のもと、新型インフルエンザ問題に端を発し、BCP(事業継続計画)を策定しなければならないという経営判断がなされました。そのため、事業継続のためのシステム運営は、情報システム部にとって喫緊の課題となったのです。新型インフルエンザなどによってスタッフが出勤できなくなった場合でも、自宅などから社内システムにアクセスし、システムの運用・管理が継続可能な体制を、早急に整えなければなりません。
それまで弊社では、情報システム部員といえども、外部ネットワークから社内システムへはアクセスできませんでした。そのため緊急のシステムトラブルという場合でも、いちど会社へ出社して作業をする必要がありました。
現場担当者の声
「会社を休む必要があるときに不安でした」
また、商品の仕入れを担当するバイヤーからも、外部から社内システムにアクセスすることで業務を効率化したいという要望が出ていました。バイヤーの多くは、市場に常駐したり、商談のために遠方に出張するなど、社外に出ていることが多いのです。従来は、新たに仕入れた商品データをPOSに登録するといった作業を行うためには、いちど外出先から会社に戻らなければなりませんでした。
情報システム部だけでなく、バイヤーも外部からアクセスできるように、リモートアクセスの環境を整備することが我々の課題でした。
なお、情報システムの運用・管理は、西鉄グループ共通のセキュリティポリシーに基づいて行われています。社外へのデータ持ち出しなども認められていません。新たにリモートアクセス機能を導入するにあたっては、こうしたセキュリティポリシーに則った手法を選ぶ必要がありました。
導入前の環境と課題のまとめ
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低コストかつ高セキュリティなこと。
グループ会社の先行導入を知って即決
グループ共通の高いセキュリティポリシーもクリア。
リモートアクセス機能の導入にあたって、弊社が重視したのはセキュリティとコストです。セキュリティを確保する観点から、一時はシンクライアントやブレードPCの導入も検討してみました。しかし、いずれも導入コストが非常に高価になってしまうこと、それに導入に大きな稼働を要することから、見送られました。
そんな時、同じグループの西鉄旅行が「リモートアクセスのためにリモートデスクトップ「Biz Communicator」を導入した」という情報が、情報システム部に伝わってきました。西鉄旅行も同じ西鉄グループとして、厳しいセキュリティポリシーのもと導入しています。それを聞いてさっそく検討すると、リモートデスクトップ「Biz Communicator」はシンクライアントに求めていた情報漏洩対策などのセキュリティを確保しながら導入に手間がかからないこと、使い勝手が非常に簡単であること、コストが安いことなどがわかったのです。それまで考えていたシンクライアントなどに比べ、はるかにメリットのあるツールであることがわかりました。
現場担当者の声
「バイヤーも非常に喜んでくれています」
何といっても導入の決め手となったのは、グループ共通のセキュリティポリシーをクリアしていたことです。社内の共有サーバーやPC上にあるデータをコピーしたりダウンロードしたりすることができないなど、グループのセキュリティポリシーに則した仕様となっていることが、大きなポイントでした。同じセキュリティポリシーでシステムを運用するグループ会社が導入済みであることで、リモートデスクトップ「Biz Communicator」の導入を即決することができました。
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BCPに有効なことを実証。
バイヤーも社外からのアクセスで業務効率化。
リモートデスクトップ「Biz Communicator」を導入したのは2009年8月。まずは情報システム部内から導入しました。それから3カ月後の11月、BCPのために導入したリモートデスクトップ「Biz Communicator」が早くも真価を発揮しました。石田里美さんが子供のインフルエンザのため、1カ月という長期の在宅勤務が必要になったのです。
石田さんは基幹業務アプリケーションにアクセスし、特売商品の売価や配荷数を設定する仕事を任されていました。お店のチラシに掲載される大事な情報なので、誤りなどもってのほかですし、商品点数も多いので処理量もかなり膨大です。
出勤できなかった1カ月の間、石田さんはリモートデスクトップ「Biz Communicator」を使って自宅のPCから会社のPCにリモートアクセスし、自分の業務を通常どおりスムーズにこなすことができました。これまでであれば、社内にいる同僚に自分の代わりに仕事をお願いするしかなかったのですが、リモートデスクトップ「Biz Communicator」を導入したおかげで、同僚に余計な負担をかけることもなく、情報システム部全体の業務効率低下を避けることができました。
他の情報システム部のスタッフも、出張先等から自分が担当するシステムにリモートデスクトップ「Biz Communicator」でアクセスし、業務の処理を行えるようになりました。これも大きな業務効率改善です。システムトラブルなどの緊急時に社外にいた場合でも、社内にいる時と同じように迅速な対応が可能になりました。
いまはリモートデスクトップ「Biz Communicator」を利用しているバイヤーもいます。リモートデスクトップ「Biz Communicator」を導入したおかげで、バイヤーは市場から直接、商品マスターの登録をすることができるようになりました。おかげでその登録のためにわざわざ会社に戻る必要がなくなり、業務効率が大幅に向上しました。加えて、それまで社外から直接アクセスできなかった売上分析などの情報にも市場から直接アクセスできるので、販売状況に応じた機動的な商品仕入れが可能になりました。
導入の決め手と効果のまとめ
「導入のきっかけはBCP(事業継続計画)への対応でした」
情報システム部
濵田孝洋さん(右)
情報システム部
石田里美さん(左)
私が属している情報システム部としても、より早くより正確な情報の伝達が必要と考えているので、新しいシステムの構築を検討しています。
流通業界ではデータ交換手順の標準化が進んでいる。濵田さんは「流通BMS(Business Message Standards)が制定され、大量のデータ交換が容易になりましたが、こうしたものも積極的に取り入れていきます。
クラウドの利用なども視野に入れながら、低コスト、高パフォーマンスなシステムを目指していきたい」と意気込みを語る。
今回、リモートアクセス機能を導入しようと思ったのは、新型インフルエンザ対策としてBCP(事業継続計画)の検討をするよう指示されたのが、そもそものきっかけです。 特に私たち情報システム部としては、POSシステムはもちろん、各自個別に担当している各種システムが動かなくなるなどということは許されませんから、万が一出勤停止という事態になった場合でも、業務を止めるわけにはいきません。
それに私自身、スーパーマーケット各社から構成されるCGCグループと呼ばれる会合のため、毎月1回は出張しなくてはなりません。こうした外出時に、急なシステムトラブルが起こってしまったら、という不安が以前はありました。対応するため電話で指示するにしても、電話だけでは伝わらないことや、確認しきれない細かな状況もあると思うのです。外出先からも、会社にいるのと同じようにトラブル対応ができるしくみがあればいいのに、と考えていました。
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「グループ会社である西鉄旅行の導入を聞いて、即決しました」
その実績と評価を聞いて、「あっ、それでいいんじゃないか」と思いました。そこで、すぐにNTTコミュニケーションズの担当者をご紹介いただき、お話をうかがったり、自分用にお借りして試してみたんです。実際にさわってみると、使い勝手が非常に簡単だし、コスト面、導入にかかる稼働の面からも、それまで検討してきたシンクライアントなどに比べてはるかに導入しやすいツールであることがわかりました。セキュアなツールであることに加えて、サービスを提供するのがNTTコミュニケーションズさんであるということ、NTTというネームバリューも、安心して導入できた要因の1つでした。
リモートデスクトップ「Biz Communicator」は、まずは情報システム部のみで使うことにしました。導入に際して困ったことは全くありません。むしろ簡単すぎる(笑)。だからこそ、情報システム部以外の部署への展開を考える場合には、改めて情報セキュリティに対する教育が必要だな、と感じています。
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「会社でデスクトップの前にいるのと、全く同じなんです」
USBを自宅や出先のPCに差し込み、ネットにつなぐだけで会社のPCで仕事するのと同じ環境を実現できる。
石田さんも自宅勤務していた時にフル活用したという。
もしリモートデスクトップ「Biz Communicator」がなければ、私の仕事を情報システム部のほかの方にお願いするしかなかったでしょう。といっても、入力する情報は膨大で、バイヤーから届く原稿は机の上に山のように積み上がるくらいですから、簡単にお願いできるようなことではありません。
それがリモートデスクトップ「Biz Communicator」のおかげで、ほかの方の仕事の負担を増やすことなく、自分の仕事がスムーズにできたので、とても助かりました。
自宅でリモートデスクトップ「Biz Communicator」を使うのに、難しいことは一切ありませんでした。普段、会社でデスクトップの前にいるのと全く同じ感じです。会社のPCは電源を入れたままにしておくだけ。しいていうなら、自宅のPCに最初にUSBキーを挿した時、長いパスワードの入力に少し戸惑ったということはありましたが、その後は何の問題もなく業務に集中することができました。
リモートデスクトップ「Biz Communicator」のリモートツールで自宅や出張先から会社の自席PCにアクセスし、POSシステム作業や社内システム運用保守が可能に
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「社に戻ったりFAXのやりとりをしたり、といったことが不要に」
西鉄ストアのエントランス。リモートデスクトップ「Biz Communicator」を導入することで、バイヤーがいちいち社内POSシステムにアクセスするために会社に戻る必要がなくなった。
情報システム部以外では、久留米市の青果市場に常駐するバイヤーがリモートデスクトップ「Biz Communicator」を利用しています。
福岡の市場では、社内LANを延長して社内システムにアクセスできるようにしているのですが、各拠点ごとにそれをやっていたのでは運用面、コスト面で大変です。
久留米では、リモートデスクトップ「Biz Communicator」を使うことによって、バイヤーは市場にいながら社内のPOSシステムにアクセスし、商品マスターを登録することが可能になりました。さらに分析ツールにアクセスし、販売状況などもチェックすることもできます。今までは会社に戻るかFAXをやり取りしなければできなかった売上分析などの情報へのアクセスが、市場から直接できるようになったので、販売状況に応じた機動的な商品仕入れが可能になりました。これには喜んでもらえているようです。
さらにバイヤーは、リモートで社内のPCにアクセスしているという意識はあまりなく、通常のPC操作と同様に違和感なく使っているようです。それだけ使い勝手がよいからでしょう。もちろん、セキュリティ上、データのコピーやダウンロードができないことはきちんと説明しています。
今後もリモートデスクトップ「Biz Communicator」を本当に必要とする部署、業務が停止してしまうのが困るような部署では、セキュリティに対する教育を進めながら導入を図っていきたいと考えています。
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