入退室管理システムを徹底比較!おすすめの製品をピックアップ

公開日:2024/10/7
入退室管理システムは、「誰が、いつ、どこに入退室したか」や「誰に入室の許可を出すか」などを、クラウドを通じて管理できるシステムです。
従来は、物理的な鍵の受け渡しを介してしか入室の管理ができませんでした。また、入退室の記録を台帳やExcelを活用して手作業で行うことは手間がかかり、記入漏れやミスが発生する要因の一つにもなります。
一方、入退室管理システムを導入すれば、ICカード、暗証番号、スマートフォンアプリなどを用いて効率的に入退室の管理を行うことが可能です。
この記事では、入退室管理システムの導入を検討されている方向けに、おすすめの製品をピックアップしていますので、選び方で悩まれている方はぜひ参考にしてください。
おすすめの入退室管理システム7選
おすすめの入退室管理システムは、下記の7つの製品です。それぞれ特徴なども異なりますので、比較しながら自社に適した入退管理システムを選んでみてください。
Smart Me®︎
Smart Me®︎は、スマートフォンを入館証に入退室管理を行うシステムです。
BLE通信を利用し、スマートフォンを物理的な入退室カードの代わりに使用できるので、従来のICカードの発行や管理にかかるコストを大幅に削減できます。
Smart Me®︎は、スマートフォンをポケットに入れたまま手をかざすだけでゲートを通過できるため、操作の手間を軽減できるのも魅力の一つです。また、ICカードとの併用も可能となっているため、特定の用途に応じた柔軟な運用を可能にします。
さらに、端末を紛失した際はリモートで入館証の無効化ができ、管理者の負担を減らすとともに、セキュリティリスクも軽減できる特徴があります。また、従業員のみならず、来訪者に対しても物理的なカード発行が不要で、来館者のスマートフォンを使って入退室が可能なので、受付業務の効率化が図れるメリットもあります。
Smart Me®︎は、大規模ビルから中小規模オフィスまで幅広く対応しているので、スマートフォンを活用した入退室管理システムを導入したい方におすすめです。
Akerun入退室管理システム
Akerun入退室管理システムは、スマートロックとICカードやアプリを活用して、クラウド上で入退室管理を行うシステムです。
Akerun入退室管理システムを導入することで、『いつ・誰が・どこに』入退室したか記録・管理することができるようになります。オフィスへの不正な侵入を防ぐことができれば、情報漏洩のリスクの軽減や、従業員の安全確保が可能になるので、セキュリティレベルの高いオフィスを実現することが可能です。
また、勤怠管理システムとの連携も可能です。受付や予約、決済システムとの連携によって、会員制ビジネスの無人運営も実現可能となるので、事務処理の効率化だけでなく、従業員の負担軽減にもつなげられる入退管理システムとなっています。
カギカン
カギカンは、スマートロックを活用し、さまざまなシーンで効率的な鍵の管理を実現できる入退室管理システムです。オフィスではスマートフォンアプリやICカード、民泊やレンタルスペースではPINコードなど、利用シーンに応じて合カギを発行することが可能となります。
また、入退室の履歴は全てクラウド上で一元管理でき、複数のドアの履歴も確認できます。この機能により、施設の稼働状況の把握やISMSやPマークの取得にも役立ちます。
その他にもカギカンにはオートロック機能が備わっています。オートロックを活用することで、ドアの開閉をセンサーが検知し、自動で施錠されるため、鍵の閉め忘れによる盗難や情報漏洩のリスクも防止できます。
キヅクモスマートロック
キヅクモスマートロックは、物理的な鍵を使わず、暗証番号、ICカード、アプリなどさまざまな方法でドアの施解錠を行う入退室管理システムです。
アプリを使用することで、遠隔からの入退室の操作が可能になり、現場に出向かずに複数の拠点の管理が可能になります。また、キヅクモカメラとの連携をすることで、施解錠の際に自動で映像を録画することも可能です。
キヅクモスマートロックには、その他にも入退室の状況をリアルタイムで通知してくれる機能もあります。これにより、『いつ・誰が・どこに』入退室したかを簡単に把握できるようになります。また、遠隔での暗証番号の設定や変更も可能なので、来客時には一時的な暗証番号を発行し、利用後に削除することでセキュリティを強化することも可能です。
※カメラは別途費用が必要です。
KEYVOX
KEYVOXは、鍵の管理・予約・決済・チェックインをオールインワンで行える入退室管理システムです。QRコードを利用した解錠機能を備えた入退室管理システムとなっており、業界最速の解錠スピードを誇るのも特徴の一つとなっています。
KEYVOXは、宿泊ビジネスや時間貸し施設、レンタルオフィスなど、さまざまな空間ビジネスに対応しています。また、柔軟なAPIを通じて宿泊業界向けのサイトコントローラーや在庫管理システム、Googleカレンダーなど幅広いシステムとの連携も可能となっています。
その他にもKEYVOXにはオールインワンの機能があり、例えばホテルやレンタルスペース、コワーキングスペースなど複数のビジネスの運営が一つのシステムで完結できます。そのため、効率的で柔軟な管理を実現したいと思われている方には特におすすめの入退室管理システムとなっています。
ALLIGATE
ALLIGATEは、Web管理ツールを活用して、ユーザーの登録や入退室権限の付与、ログの確認を簡単に行うことができるクラウド型の入退室管理システムです。
スマートフォンアプリやFeliCa、MIFARE対応のICカードを使用した解錠が可能となり、物理的な鍵の受け渡しや紛失、複製のリスクを排除してセキュリティの強化が実現できます。
また、クラウドを介して入退室権限の付与や無効化ができるため、場所や時間を問わず管理が行え、リアルタイムで入退室のログを記録し、Web上で確認できる機能も備えています。
その他にもALLIGATEはクラウド型の入退室管理システムであるため、複数の拠点を一元管理できます。これにより、オンプレミス型では難しい広範囲な入退室管理も実現できます。
RemoteLOCK
RemoteLOCKは、Wi-Fiを通じてインターネットに接続し、クラウド上で多数の利用者の入退室管理を行うシステムです。利用者ごとに暗証番号やQRコードを遠隔から発行でき、利用者は物理的な鍵を現地でもらわなくても施設を利用できるため、利便性が向上します。特に民泊やレンタルスペース、無人店舗などでは多くのメリットを感じられる入退室管理システムとなっています。
また、API連携により、予約システムや業務管理システムとの連携も可能です。これにより鍵の発行や管理の一元化が可能なので、スムーズな運用を実現しやすくなります。
さらに、RemoteLOCKはWi-Fi接続による安定した通信に加え、電池駆動で停電時にも対応可能なため、緊急時でも運用しやすいのが魅力の一つとなっています。
まとめ
今回は、おすすめの入退室管理システムを7つ紹介しました。それぞれの製品によって特徴は異なりますし、どのようなビジネスを展開しているかによって、選ぶべき最適な入退室管理システムは変わります。自社にとって最適な入退室管理システムは選び方が重要になるので、条件をしっかりと出し、製品の比較しながら後悔のない入退室管理システムを選んでみてください。
NTTコミュニケーションズでは、入退室管理システムのSmart Me®を提供しています。中規模のオフィスから、大規模のオフィスまで幅広く対応しておりますので、ぜひこの機会に活用を検討してみてください。