リモートワークでサボるとは?サボりを防止・抑制する方法を解説
公開日:2022/12/9
感染症防止対策として急速に普及したリモートワークですが、従業員のサボりも発生しており、業績や生産性の低下が懸念されています。
リモートワークでは従業員の勤務態度が見えないため、どのように対策すればサボるのを防止できるか分からず、悩んでいる企業は少なくありません。
本記事ではリモートワークでサボりがばれる理由をはじめ、サボりの防止・抑制方法について解説します。従業員のモチベーション向上にもつながる対策方法を知りたい担当者の方は、参考にしてみましょう。
目次
リモートワークでサボるとはどういうことか
リモートワークでは周囲の目がないため、就業中に動画サイトを観たりスマホゲームで遊んでしまったりなど、仕事をサボりやすい環境にあります。
オフィスなら上司や同僚などの目があるものの、リモートワークでは誰にも見られていない緊張感の緩みからサボりが発生しやすいのが現状です。
従業員がサボっている間にも給与が発生しますし、進捗の遅れが生じます。サボりは生産性の低下にもつながるため、企業側にとって事態は深刻です。
リモートワークでサボりがばれる理由
リモートワークは周囲に上司や同僚の目がないものの、サボりは必ずばれます。ここでは、リモートワークでサボりがばれる理由を3つに絞り、解説していきます。
コミュニケーションのズレ
サボっている場合、メールやチャットにおいて返答が頻繁に遅れる、もしくは急を要する連絡に即時対応できないといったコミュニケーションのズレが生じます。
もちろん、諸事情で少し席を離れる場合もあるため、誰でも多少の遅れが生じることはあるでしょう。
しかし、頻繁に連絡が遅れたりチームで取り組んでいる仕事内容を理解していなかったりする場合、サボりとみなされるのは必然です。
映像の映り込み
リモートワークにおけるWeb会議や打ち合わせでは、基本的にカメラを使用します。そのため、カメラの映像内につけっぱなしのテレビ画面やマンガなどが映り込み、サボりがばれるケースも珍しくありません。
また画面共有の際、明らかに仕事とは無関係のWebサイトやアプリを開いているのが映り込み、バレる場合もあるでしょう。
仕事の成果
企業で勤怠管理システムを導入し、組織的にタスク管理、または進捗状況の共有が行われている場合、サボると高確率でばれます。
近年はリモートワークの導入と同時に、従業員のログイン情報、アプリ利用状況、Webアクセス履歴などを見える化している企業は多いです。
たとえ勤怠管理システムツールを使用していなかったとしても、仕事の進捗状況や成果が目に見えて落ちていれば、サボりと捉えられるのは必然でしょう。
リモートワークのサボりを防止・抑制する方法
ここでは、リモートワークにおけるサボりを防止し、抑制する5つの方法について解説していきます。それぞれの方法を確認し、参考にしてみてください。
勤怠ルールの策定
リモートワークの勤怠ルールを策定すると、サボりの防止や抑制につながります。在宅とオフィスでは勤務体系や環境が大きく異なるため、同じルールにしてしまうとトラブルが生じやすくなります。
従業員一人ひとりに合わせて勤務時間を変えたり、フレックスタイムを導入したりなど柔軟な変更が必要です。リモートワークの場合は勤務時間よりも業務の進捗に着目し、一日のタスク内容や期限などを明確にするとよいでしょう。
ただし、サボりを監視するような行き過ぎたワークスタイルは従業員のストレスとなり、信頼関係を崩す可能性があります。モチベーションの低下にもつながりマイナスに働くため注意が必要です。
作業環境・進捗報告の方法の検討
オフィス業務とは違い自宅では、どうしても緊張感が薄れます。通常よりも休憩時間を多く取ってしまったり、マンガや本を読んだり、テレビや動画サイトを見ながら仕事をしたりといった状況になりがちです。
業務場所を変え、オン・オフの切り替えをしやすくすればサボりは抑制できます。コワーキングスペースの活用、またはサテライトオフィスの導入を検討し、業務に集中できる環境へと整えましょう。
また進捗報告に関しても、エクセルやタスク管理ツールを活用するなど、報告しやすい環境を用意することも大切です。
コミュニケーションの方法を変える
リモートワークではコミュニケーションが希薄になりがちです。目標確認やタスク内容における認識のズレを解消するためには、1on1ミーティングを実施するとよいでしょう。
従業員が抱えている不満や悩みを直接聞くことにより、信頼関係の構築にもつながります。ビジネスチャットツールやWeb会議ツールなどを導入すれば、簡単にお互いの顔を見ながら話せるビデオ通話が可能になります。
また、グループチャットを活用すると従業員同士で気軽にコミュニケーションが取れるため、業務効率化にも有効です。リモートワークには、コミュニケーションのオンライン化を推奨します。
仕事の振り分け方法を変える
仕事の振り分けをメンバーシップ型からジョブ型へ変更すると、サボり防止に効果的です。
メンバーシップ型は日本企業において一般化している雇用形態で、人員を集めて従業員同士が連携し協力し合いながら仕事を進めていけます。しかし、リモートワークでは一人ひとりのタスクが不明瞭になりやすく「誰かがやるだろう」と他者任せになってしまうようなサボりや手抜きが発生しやすいです。
その点、ジョブ型は従業員一人ひとりに適切な仕事を割り振り、タスク内容や役割、業務の期限などを明確にできるため、リモートワークに適しているといえます。
成果主義・定量評価にする
リモートワークでは従業員の姿が確認できないため、勤務態度から評価するのは困難です。そのため、一人ひとりの業務成果を可視化し、定性評価から定量評価への変更を実施しましょう。
定性評価をリモートワークに適用すると、従業員が業績は評価に反映されていないと認識し、モチベーションの低下によるサボりの要因となります。
しかし、定量評価なら仕事のパフォーマンスが評価されるため、従業員は業務への集中力が高まります。成果物を重視した評価を一週間・一カ月など期間を定めて行えば不公平感がなくなり、従業員のモチベーション向上と同時に、サボり防止にもつながるでしょう。
リモートワークは個人任せではなく企業単位での対応を
リモートワークを行う上で従業員の意識が大切とはいえ、サボりは企業側の対応でも抑制できます。サボりを防止するためには個人任せにせず、企業単位でリモートワークに適した環境へと整えることが大切です。
勤怠ルールの策定をはじめ、作業環境や進捗報告の方法を見直し、さらにコミュニケーション方法、仕事の振り分け方法、評価方法などの変更を検討しましょう。
まとめ
近年、リモートワークを導入している企業は増加傾向にあります。しかし、従業員がサボる問題に対し頭を抱えている経営者は少なくありません。リモートワークにおいて、従業員のサボりをゼロにするのは難しいものの、企業側の対策次第で必要最小限にとどめられます。
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