iFieldとは?
工場や倉庫といった屋内・屋外でヒトやモノなどの位置情報を取得し、アプリ上で現場の動きを見える化するクラウドサービスです。
取得した位置情報をもとにした作業動線の確認やエリア内の滞留箇所の把握により、現場の改善を実施することが可能です。
iFieldで解決できること
現場の見える化
マップ上でヒト・モノ・車両の現場の位置情報を直観的に把握が可能。
現場環境のリアルタイムかつ定量的な状況確認ができ、現場管理を支援。
探索時間の削減
可視化されたヒト・モノ・車両の位置情報を基に、現場作業の効率化が可能。ヒト・モノの探索時間の削減、車両の待ち時間の削減、現場巡回時間の削減など。
現場の運用改善
取得した位置情報を基に、稼働状況の分析を自動で実施可能。分析結果から現場のボトルネックを可視化し、現場の運用を改善。
システム構成
ヒトやモノにスマホやビーコンを所持させ、取得した位置情報をクラウドにあげることで、iField上で位置情報の見える化を実現します。
測位方法
- 屋外: スマートフォンのGPS機能やMobileGNSS※を利用して位置測位
- 屋内: ビーコンが発するBLE電波をスマートフォンのiFieldアプリやゲートウェイ端末が受信することによって位置測位
※ 高精度位置情報を測位できる小型化したGNSS受信機のパッケージサービスです
iFieldの機能
① リアルタイム位置表示
スマートフォンやビーコンを携行したヒト・モノ・車両の位置管理ができます。誰がどこにいるか、何がどこにあるか一目瞭然でわかるため、探索時間の削減が可能です。
② 稼働状況の可視化
移動軌跡表示/ヒートマップでヒトの作業動線やモノの滞留している場所を確認することができます。
現場でボトルネックとなっている作業工程を発見し、改善につなげることが可能です。
③ データの集計・グラフ化(自動)
取得したデータをグラフやサマリーでわかりやすく自動表示します。
ダッシュボードとしてまとめて表示されるため、必要な情報をまとめて把握することができます。
導入事例
① 製造業(ロボティクス系メーカーのお客さま)
課題 | 仕掛品の生産進捗をモニタリングしたい、工程のボトルネックを把握したい |
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iField利用方法 | 工程ごとにエリアわけを実施し、iFieldのアプリ上で仕掛品がどこのエリアにあるかを把握することで、生産進捗状況を確認する |
効果 | 自動的な工程進捗管理によりPDCAサイクルの基盤を構築。 ボトルネック工程を明確化し、対象工程の改善を実施することで製造リードタイム26%削減 |
② 物流業(自動車系物流センターのお客さま)
課題 | フォークリフトの稼働状況(台数、時間)を把握できていない |
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iField利用方法 | フォークリフトの位置情報から稼働状況を定量分析し、車両の待機状況を可視化 |
効果 | フォークリフトの台数を必要最低限に削減し、年間数千万円以上のコスト削減を実現 |
関連ソリューション
NTT Comなら位置情報活用プラットフォームであるiFieldの提供に加えて、お客さま要望に応じて、あらゆるDXサービス(AIカメラ、通信環境、IoTデバイス、スマートフォン他)をまとめてご提供することが可能です