緊急地震速報配信サービス
1秒を争う緊急地震地震速報をIPV6マルチキャストで配信します。
接点を持つ受信端末により、エレベーターなど各種システムの制御も可能。
より確実な配信に向けた受信端末(ヘルスチェック)を3段階で実施します。
(土・日・祝日・年末年始を除く)
専用受信端末は、緊急地震速報の通知・表示するのみだけでなく、エレベーターや館内放送などの各種システムを予測震度に合わせ制御することが可能です。
■受信装置/システム制御一体、表示端末分離型
白山工業株式会社製 KB-2100T
エムケー精工株式会社製 表示端末 CKJ-01B
■受信装置/表示/システム制御一体型
明星電気株式会社製 QCAST受信ユニット S740
※緊急地震速報(高度利用者)報を用いた演算(到達時間・推定震度計算)に必要な気象庁の「予報業務許可(地震動)」は、各受信端末メーカーが取得しております。
※本サービスにおいて、専用受信端末の販売は含まれておりません。
※製品の諸元は、各社Webサイトでご確認ください。
※インターホン主装置タイプ、他端末でのご利用を希望される場合は、お問合せフォームまたは、弊社販売担当者までお問合せください。
初めてご利用になる場合、受信端末の交換の場合などに、お客さまご自身で、フレッツ回線ID(NTT東日本・西日本が回線に付与するCAFまたはCOPから始まる番号)、受信端末のMACアドレス、ヘルスチェック結果通知先メールアドレスなどをご登録いただく、「受信設定Web」をご用意しています。
受信設定Webでは登録作業以外に、受信端末のヘルスチェック状況をご確認いただくことが出来ます。
受信設定Web:https://www.biz-jishin.ocn.ne.jp/customer/login.htm
※こちらはサービス利用開始時に、お客さまの方で初期設定が必要です。
■ヘルスチェック(端末監視)の結果通知について
NTTコミュニケーションズは、より確実な配信を行うために、受信端末とサーバー間の通信が正常に行えるかを確認する状態確認(ヘルスチェック)を実施しています。
具体的には、数十秒間隔で受信端末とサーバー間で
・ハードウェアヘルスチェック(HW-HC)
・アプリケーションヘルスチェック(アプリ-HC)
・受信ヘルスチェック(受信-HC)
の3段階で確認を行っております。
ヘルスチェックの結果をメールで通知するタイミングは、
「OK」→「NG」または、「NG」→「OK」
NGの場合でもアプリ-HCと配信-HCのヘルスチェック結果の組み合わせが変化した場合にメールが送信されます。
なお、ブロードバンドルーター、セキュリティソフトなどの設定により、HW-HCが正常に確認できない場合があります。 またNTT東日本・西日本の「フレッツ 光ネクスト ライト」をご利用の場合にも確認出来ません。
端末情報の登録時、受信端末を初めて接続する時については、操作タイミングにより、ヘルスチェックエラー通知のメールが発信される場合があります。
メールの内容は下記の通りです。
■ヘルスチェック 通知メールサンプル
Subject: 【ヘルスチェックエラー通知】●●●
----
お客さまがご利用の緊急地震速報受信端末にて
ヘルスチェックエラーが検出されましたので通知します。
設置場所:●●●
自由記入欄:▲▲▲
対象端末MACアドレス:MAC_adressXX
<ヘルスチェック結果>
HW-HC:(×) アプリ-HC:(×) 受信-HC:(‐)
-- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * -- * --
※ 本結果は確認日時での状態を通知しており、現在の状況とは異なる場合があります。
※ 本メールはアプリ-HCと受信-HCの組み合わせのステータスが変わった場合にも発信されます。
※ 現在の状況はhttps://www.biz-jishin.ocn.ne.jp/customer/login.htmにてご確認頂けます。
※ ヘルスチェック結果の解説についてはhttps://support.ntt.com/jishin-flets-p/faq/detail/pid23000000fzをご参照下さい。
■ヘルスチェック表
ヘルスチェック結果の内容毎に考えられる状態の一覧は下記表の通りです。
HW-HC | アプリ-HC | 受信-HC | 状態 |
---|---|---|---|
○※ (正常) |
○ (正常) |
× (異常) |
配信データがうまく受信できていません。 主に、以下の2つの原因が考えられます。 1.受信端末のプログラム、ルーターなどの通信機器、セキュリティソフトの設定などに問題がある可能性があります。端末メーカーにご相談ください。 2.お申し込み後、一度も通信がうまくいかずに、このヘルスチェックエラーが通知された場合は、フレッツIDの投入ミス、もしくは回線が開通していない可能性があります。回線の開通状況、受信設定Webにて設定し たフレッツIDが間違っていないかご確認の上、開通済みの場合は、ヘルプデスクにお問合せください。 |
○ (正常) |
× (異常) |
- (診断不可) |
受信端末は接続中ですが、受信プログラムが停止している可能性があります。 受信端末の再起動などにより、回復する場合があります。 再起動しても回復しない場合には受信端末メーカーにご相談ください。 |
× (異常) |
× (異常) |
- (診断不可) |
サーバーと通信が出来ていません。 受信端末の電源が入っていない、電源が入っていてもネットワークに接続していない、ネットワーク障害などの原因が考えられます。 以下の順にご確認ください。 ・受信端末の電源が入っているか? ・ONUなどの通信機器の電源が入っているか? ・LANケーブルが外れていないか? ・LANケーブルが断線していないか? ・NTT Comのシステムにて工事・故障がないか? ( http://support.ntt.com/maintenance/service/485 を参照) 上記を確認し、確認しても解決しない場合には端末メーカー、端末設置業者にご相談ください。 |
※ブロードバンドルーター、セキュリティソフトなど設定やNTT東西のフレッツ 光ネクストの仕様により、HW-HCが正常に確認できない場合、該当の欄が「×」になりますが、地震速報電文の受信に影響はありません。
警報のみを扱う「一般向け」はテレビ、ラジオ、携帯電話などの不特定多数の人、広いエリアに向けた緊急地震速報の配信に適しています。人的な地震被害の軽減をめざすことに重点を置くため、情報の伝達速度より精度を優先します。
一方、警報と予報を扱う「高度利用者向け」は、企業や商業施設、学校といった特定の場所、利用者に向けた緊急地震速報の配信に適しています。人的な地震被害の軽減に加え、建物内の設備、機器などの制御も目的とするため情報の精度より伝達速度を優先します。
高度利用者向け配信(PLUM法対応済) | 一般向け配信 | |
---|---|---|
用途 | 企業、商業施設、学校といった特定の場所にいる人など | テレビ、ラジオの視聴者、 個人の携帯電話など |
目的 | 特定の建物、施設における人的、設備的な地震被害の軽減 | 広域にわたる人的な地震被害の軽減 |
発表条件 | 震度3以上、マグニチュード3.5以上の地震を1点以上の観測点で予測した場合 | 震度5弱以上の地震を2点以上の観測点で予測した場合 ※1点の観測点の場合、発表されません。 |
発表内容 | 地震の発生時刻、震源の位置、マグニチュードなど | 震度4以上の揺れが予測される「地域名」 |
発表回数 | 精度を高めながら複数回 | 混乱を避けるため原則的に1回 |
特長 | 特定の場所の人、設備向けのため速報性を優先。小さな地震でも発表されます。 | 広域で不特定多数の人向けのため精度を優先。大きな地震のみ発表されます。 |
※ 上記の表はそれぞれの緊急地震速報の特長を簡単に比較したものです。詳細な違いにつきましては下記の別表をご確認ください。
一言でいうと速報性の高さです。
2008年5月8日午前1時45分ころ、茨城県沖を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生しました。
この地震のあと「緊急地震速報が間に合わなかった」との報道がありましたが、これはテレビ、携帯電話などで利用されていた「一般向け」を指したものでした。この地震で「一般向け」の発表が遅れた理由は、最初は最大震度4だった予測が、途中で震度5弱に変更になった時点で発表されたためです。
NTTコミュニケーションズが配信する「高度利用者向け」のサービスは、気象庁が高度利用者報を発報したら速やかに、お客さまの受信端末に電文をお届けしているため、ほとんどの地域で大きな揺れが来る前に受信端末は、緊急地震速報を受信しています。
「高度利用者向け」は発表条件となる予測震度が「一般向け」に比べて低く、変化する予測震度がリアルタイムで配信されるため、地震を速やかに知らせる用途では非常に有効といえます。 また揺れの大きさに応じた段階的な地震対策も可能です。
たとえば工場の場合、震度2以上で画面表示端末での通知、震度4以上でエレベーターの停止、震度5以上で放送装置による避難警告といった柔軟な対応ができます。このように緊急地震速報に連動した機器制御ができるのも「高度利用者向け」を配信するNTTコミュニケーションズの「緊急地震速報配信サービス」の強みです。
緊急地震速報に関する詳細は気象庁Webサイトをご覧くだい。
サービス
緊急地震速報配信サービスの契約約款です。
緊急地震速報配信サービスのご契約、ご利用に際してお客様にご理解いただく必要のある重要事項を明記しています。
多くの従業員様、その場所を訪れる一般のお客さまに対するその場所の安心・安全確保のため、すでに幅広い業種・業態で導入されております。
一部をご紹介いたします。
ご利用開始時、ご利用中によくいただくご質問をまとめております。
こちらに記載している内容で解決しない場合、他のご質問がある場合は、BCM(Business Continuity Management)ヘルプデスク(TEL:0120-245-575)にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
ご利用回線、ご利用の受信端末とサービスを関連づけるため、ご契約のお客さまにご利用いただくカスタマーコントロールのWebサイトです。
ご利用に際しては、お送りしているご利用案内をご参照ください。
操作マニュアルは、ログイン後の画面に掲載しています。
サービスご契約者さまへのお知らせです。
サービス仕様に影響のある工事等についても掲載しています。