2021年06月08日

ソフトウェアエンジニア育成研修 - twada塾

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)の技術顧問である和田 卓人氏(以下、twadaさん)に社内でソフトウェアエンジニア育成の研修プログラム(以下、twada塾)を実施いただいています。

本記事では、NTT Comのソフトウェアエンジニア育成向けに、どのようなコンテンツが提供されているのかご紹介します。

概要

twada塾のゴールは、NTT Comのプロダクトを内製開発するために必要となるスキル・知識を、受講生が一通り習得することです。

必要なスキル・知識の一例を挙げると、例えば次のような項目になります。

  • データモデリング
  • Infrastructure as Code
  • ソフトウェアテスト技法
  • アプリケーションアーキテクチャ

上記を習得するために、受講生は講師側から提示されるあるシステムを、約3カ月かけて実装していきます。3カ月の中では、毎週1.5時間の研修時間をとります。その中でtwadaさんによる講義や、全体での議論を進めていきます。(研究室のゼミのようなイメージです)

twada塾の特徴

反転授業形式

前回行った研修(第1期 2020年9月~12月)では、twadaさんによる講義形式のレクチャーやライブコーディングもありましたが、特徴として反転授業の形式を取り入れている点があります。反転授業とは、いわゆる講師から生徒へ一方的に講義をするタイプの授業ではなく、従来の講義時間で演習や議論を中心とする授業です。

受講生は、twadaさんの事前レクチャーを受け、指定された課題の実装を進めます。その次の研修時間のタイミングで、受講生同士でピアレビューを実施します。このとき、twadaさんが受講生同士のピアレビューを渡り歩いて、適宜コメントやアドバイスをしていきます。

授業用のツールとして、NTT Comのサービスである「NeWork」を活用しました。NeWorkでは、Roomを自由に移動できるため、オフライン研修で講師が教室を歩き回るかのように、オンラインで移動可能です。この機能を活用して、研修を効果的に進めていきました。

NeWorkの画面イメージ

Weekly 1on1

受講生は、毎週twadaさんとの1on1を設定します。1on1で話す内容は多岐にわたっています。もちろん、課題の実装など技術的な内容が中心となりますが、キャリアなどのより個人に寄り添ったトピックになることもあります。

自分のスキルに基づいてレベル感を合わせて、適切なアドバイスをしていただけるtwadaさんとの毎週の1on1は、受講生にとって非常に価値の高いものになるようです。

参加者からの声

参加者からは実際に、次のような声が届いています。

NTT Comでの内製化というテーマでは技術・ビジネス・組織面でまだまだ課題が山積みですが、内製開発の技術を身に付ける、ということ自体はSIにしても業務改善するにしても、IT業界のコンサルティング、マーケティングにしても捨てるところなく役に立つため、自分にとって最高の研修だっただけでなく、遍く他のNTT Com社員にも手放しでお薦めできる内容でした。

良いトレーニングを提供いただきありがとうございます。Webアプリケーションは必要な知識の幅が広すぎるなと思っていたところに良いトレーニングを受ける機会を頂き感謝します。だいぶ理解を加速させることができましたし、学習のモチベーションも高まりました。NTT Comの課題についても理解が深まりましたので、少しずつですが変えるための活動をしていこうと思います。


アットホームな雰囲気で塾を進めることができたのは、メンターの方のサポートのおかげだと思っています。ありがとうございました。slackでの教え合う雰囲気や、各講義の最初の議論の時間があったことで、塾感が生まれて非常に楽しかったです。

今後に向けて

NTT Comでは、引き続きソフトウェアエンジニアをスキル強化していきます。twada塾も2021年度1Qより第2期を開催していきます。

ソフトウェアエンジニアポストもオープンしていますので、よろしければご覧ください!

社員メッセンジャー

NTTコミュニケーションズヒューマンリソース部

岩瀬 義昌

ソフトウェアエンジニアとしてプラットフォーム開発に携ったのち、人事ニアとしてエンジニアのスキルアップやコミュニティ強化などを目的に、勉強会やコンテストなどを開催しています。NTT Comグループのエンジニア達の技術力や取り組みをお届けします!

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