株式会社PHONE APPLI
取締役副社長
中川 紘司
事業共創により未来をひらく
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私たちPHONE APPLIは、“どうすれば社員が生き生きと幸せに働き、パフォーマンスを最大限に発揮できるか”を常に考え、持続的成長をし、2019年から4年連続で「健康経営優良法人ホワイト500」を獲得しています。
今回発売した書籍『ウェルビーイング経営! 社員の笑顔が会社を成長に導く』には、PHONE APPLIがウェルビーイング経営のモデルケースになるべく実践してきたさまざまなメソッドやストーリーが書かれており、出版を機にコンサルや講演依頼のお問い合わせも増えています。
本記事では、書籍発売の背景をはじめ、ウェルビーイング経営で押さえておくべき3つのステップなどをご紹介します!
近年では、社会がVUCA(変動性:Volatility、不確実性:Uncertainty、複雑性:Complexity、曖昧性:Ambiguityの頭文字をつなげた言葉)的になっているという状況を前に、どの企業もいかに自らが生き残っていくかを考えなければならない必然性が生じています。そして会社の存続につながる強じん性や柔軟性を高める基となるのが、「会社を構成する“社員”それぞれが健全に働き、団結し、成長すること」だといわれています。PHONE APPLIは、会社の継続的成長のためには「社員が幸せである」ことが根幹にあらねばならないといち早く気付き、社員の幸せを会社経営の土台に置く「ウェルビーイング経営」にたどり着きました。
企業経営におけるウェルビーイングとは、「その企業の社員が体も精神も健康で、社会の中でコミュニケーション、人と人とのつながりを感じており、いきいきと働いている状態」のことをいい、人材の流動性、働き方改革、価値観の多様性といった、企業が現在直面している課題をまとめて解決できます。そして、ウェルビーイング経営によって「やりがい」や「絆」を感じながら働ける環境をつくることは、人材の獲得と定着力、企業の継続的成長につながります。
PHONE APPLIは常に、会社をより成長させるためにはどうすれば良いか、社員に幸せな人生を過ごして生き生き働いてもらうためには何ができるのかを考えてきました。まだ道半ばではありますが、私たちが歩んできた道のりを紹介しながら多くの方とウェルビーイング経営について一緒に考えていきたいと思い、本にしました。
ウェルビーイング経営を導入するに当たって大切なことは、“全体像を持つこと”です。そしてその全体像は3つのステップに分けられます。
1つ目のステップは「宣言すること」です。経営者がビジョンを打ち出すことで、経営者の姿勢が社内に周知され、取り組みを社員に理解してもらえます。結果として社員と会社が幸せな方向へ進むことができます。
2つ目のステップは「確認すること」です。さまざまなサーベイ(計測、調査の手法)によって、現状や取り組みの結果を可視化して分析します。サーベイの例としては、社内アンケート、ストレスチェック、従業員満足度調査が挙げられます。これらのサーベイに加えて、PHONE APPLIでは、自社の組織診断サーベイであるウェルビーイング・カンパニー・スコア(Well-being Company Score)で組織の幸福度を継続的に可視化し、社員や管理者の自発的な成長を促しています。
3つ目のステップは「行動すること」です。サーベイの結果を分析した後、強みは伸ばし、気になる点があれば改善していきます。その後さらにサーベイを実施して分析する、というサイクルがウェルビーイング経営において重要です。
PHONE APPLIでは、ウェルビーイング経営において施策を行う際に、「ルール・ツール・プレイス」という3つの軸を意識しています。
ルールとは、“柔軟な社内制度”のことです。社内制度が柔軟で変更や修正がやりやすければ、新しい施策を行う際、導入しやすくなります。また、個々の社員が自分らしく働きやすくなります。ツールとは、“どこでも働けるIT環境”。チャットやウェブ会議のシステムなど、リモートワークに必要なツールを用意することで、コミュニケーションが円滑化します。プレイスとは、“社員が最もパフォーマンスを出せる場所・環境を整えること”です。プレイスは、社員の幸福度に直結するため、働き方を変えるだけでなく、生き方を変え、結果的にウェルビーイング実現につながります。
まずはルール、ツールでトライアンドエラーを繰り返しながら、プレイスは時間をかけて検討することをおすすめします。
最後に、ウェルビーイング経営を導入するヒントを3つご紹介します。
1つ目は、「社内でウェルビーイングについて対話してみること」です。社員の率直な意見を聞いて、どうすれば会社全体として幸福を感じられるのかを確認してみましょう。2つ目は、「小さな組織から徐々に広げていくこと」です。小さな組織であれば、心理的安全性が高いため、ウェルビーイング経営が導入しやすいです。3つ目は、「経験を積み重ねること」です。1つの施策で成功するとは限らないため、さまざまな施策を試し、振り返り、改善するというサイクルを繰り返すことが重要です。
ウェルビーイング経営は簡単でないかもしれませんが、取り組みを続けていけば、必ず社員は幸せになり、会社全体も幸せになります。本書では、成功例だけでなく失敗例も含め、あらゆる企業の気づきとなり得るメソッドを余すところなく公開しています。今後の皆さんの経営方針に少しでも役立つことができたら幸いです。
ウェルビーイング経営にご興味をお持ちの方や悩まれている方、少しでも本書に興味を持っていただけましたら、ぜひこの機会にお手に取ってお読みください。
株式会社PHONE APPLIマーケティング企画本部 セールスマーケティング部
野々山 賢
ウェルビーイング経営とは、社員が心身健康で生き生きとやりがいを感じて働くだけでなく、絆や自分の居場所を感じられる「社会的」な健康も実現していく経営手法です。PHONE APPLIが出版した書籍『ウェルビーイング経営! 社員の笑顔が会社を成長に導く』では、あらゆる企業の成長の一軸となるウェルビーイング経営のメソッドを紹介しています。読んだ皆さんが、自分たちもこの取り組みをやってみよう、これならできそうだと気づきを得てもらえると嬉しいです。
株式会社PHONE APPLI
取締役副社長
中川 紘司
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