2025年3月19日

能登半島地震と豪雨災害を受けた被災地の現状とは
NTTグループの社員ボランティアに行ってきました

2024年12月8日にNTTグループにて実施した「令和6年能登半島地震」および「令和6年奥能登豪雨」災害支援社員ボランティア活動について、お伝えします。

このボランティアは、NTTグループの社員有志によるもので、北陸の冬の積雪期を前に土砂が流入した家屋から泥をかき出すことを目的とし、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)の本社・関西支社・北陸支社、NTT西日本、NTTドコモの北陸支社から総勢66人の参加者が集まりました。NTT Comからは大土副社長、奥田関西支社長、山本北陸支社長、田畑サステナビリティ推進室長、NTT西日本からは小杉北陸支店長、NTTドコモからは出井北陸支社長が参加されました。

参加者の集合写真

ボランティア参加者は早朝集合し、現地へ出発

活動当日は6時20分に金沢駅西口の団体バス乗降場に集合し、バスで輪島まで向かいました。雨も降り、真っ暗で早い時間の集合でしたが、ボランティア参加者は時間通りに集まり、一人ひとりのやる気を感じました。バス乗降場には、私たちが乗るバス以外にも輪島へボランティアに向かうバスが数台止まっていました。

外がまだ暗い中、続々と集合

輪島ボランティアセンターに到着、ボランティア活動開始

この日は金沢で初雪を観測した寒い日でした。輪島までの道中は何事もなかったものの、輪島に着いた時には風が強く、雨とみぞれが降るあいにくな天候で、防寒対策・雨対策をしていないと外にいるだけで震えてしまうほどでした。

現地ではボランティアセンターの指示により複数班に分かれ、班ごとに現場に車で移動後の作業となりましたが、メインである泥のかき出し以外に、ハウスの解体を依頼される班もありました。

班に分かれて作業に行く前の様子

ボランティアに参加のNTTドコモ北陸野球部(NTT Com北陸社員含む)

土砂が流れ込んだ家屋

ハウス解体の現場

重機が入れないため、人海戦術で泥をかき出します

泥をかき出すには人がスコップを持って作業するしかない場所が多くあります

午前10時ごろから作業を始め、15時ごろバスに戻ってきた時には参加者一同、泥だらけで疲労困憊(こんぱい)の様子でした。

ボランティア参加者の声

・輪島の現状を見て、復興がまだ道半ばであることを痛感した
・家に大量の土砂が流れ込んで、すぐに住める状態ではないが、慣れ親しんだ環境で家族の思い出が詰まった特別な場所に戻りたいと強く願っているのを感じた
・土砂をかき出し、家に入れるようになったときに参加者のパワーの結集を感じた
・家の泥のかき出しをその家の住人の方と一緒にしたが、自分はボランティアで行ったのに、逆に住人の方から元気をもらった

帰りのバスでは、朝市があった場所など輪島の市街地を通りましたが、地震から約1年が経過するというのに、復旧があまりにも進んでいない現状に、打ちひしがれる思いでした。

今回のボランティア活動を終えて

今回のボランティアでNTTグループの社員として、地域のサステナビリティに貢献できたことを誇りに思います。

水害の場合、家の中から家財道具を運び出すことや、中に入り込んだ泥をかき出すなどの人の手でしかできない作業があり、今後も多くの人手を必要としています。NTTグループとして引き続き、ボランティア活動に積極的に参加し、地域社会の発展に貢献していきたいと強く感じました。

能登復興支援は続く

NTT Com小島社長からのごあいさつ

NTTドコモグループでは、11月からのべ400人のボランティアが活動中です。12月16日にはNTT Comの小島社長も輪島へ視察に行き、現地でのボランティア活動メンバーに激励の言葉を伝えました。

実際に能登に足を運ぶと、完全に復旧・復興するまでは、まだまだ長い時間がかかりそうだと痛感しました。全国の皆さまも、どうか能登の現状を頭の片隅にでもいいので置いていただき、何でもいいのでご自身ができる支援をしていただけますと、大変うれしく思います。私たちNTTグループもボランティア活動を続けてまいります。

今後も能登を見守り続けてください。どうぞよろしくお願いいたします。

社員メッセンジャー

NTTコミュニケーションズ北陸支社

亀田 江里

2023年の7月からNTT Com北陸に所属し、総括担当として勤務しています。趣味は、美味しいものを食べること、漫画・アニメ鑑賞です。

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