NTTコミュニケーションズ株式会社

2025年4月1日

NTTコミュニケーションズ株式会社

宿泊業界向け客室制御/情報管理システム「Smart All in」を提供開始

~スマートホテルソリューションを拡充~

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、宿泊業界の幅広い業務のDXに貢献するスマートホテルソリューション※1において、株式会社テクノサポートカンパニー※2(本社:宮城県仙台市 以下TSC)が提供する客室制御/情報管理システム「Smart All in」(以下 本システム)を2025年4月1日より権利譲渡を受け、サービス提供を開始します。

スマートホテルソリューションの提供体制を強化しビジネスを加速するほか、大規模街区開発における他施設との連携を進めることで、宿泊施設のみならず街区全体の高付加価値化に貢献します。

1.背景と目的

近年インバウンド需要増加を背景にホテルの新規開業やリノベーション・リブランドが増加している中、スマートホテルソリューションの需要も高まっており、提供体制の強化や戦略的な追加機能開発などが必要となっています。また、ホテルとともにオフィスビル、商業施設、スタジアム、MICE※3施設などが建設される大規模な複合開発案件が増えており、施設間の連携や相乗効果による高付加価値化が求められています。

このような中でNTT Comは、宿泊施設のオペレーション効率化や利益増加のみならず、宿泊施設が街区全体の魅力度向上に貢献できるよう、スマートホテルソリューションの中核となる本システムをTSCから譲り受け、さらなる戦略的な機能開発の実現とサービス強化を図ります。

2.本システムについて

本システムは、宿泊施設の客室制御盤と連携させることで、宿泊者の在室状況のリアルタイム把握による照明・空調制御や清掃タイミングの可視化を行い、おもてなしと省エネルギーの両立や従業員の業務効率化を実現します。また、ホテル内の各種システムとも連携することで、施設の混雑状況の可視化、各種予約・注文業務の自動化など、宿泊者の利便性向上、スタッフの人材不足解消に貢献します。

3.今後の展開

今後も、宿泊施設運営のさらなる省人化、効率化、省エネルギー化への貢献のみならず、NTT Comの「Smart Data Platform for City※4」といった既存のデータ利活用型サービスと本システムの連携によるサービス高度化や、1億会員※5を超えるNTTドコモのポイントプログラム「dポイントクラブ」の会員情報などとの連携による利用シーンの拡大をめざし、街区全体の賑わいやユニークな顧客体験の創出に取り組んで行きます。


※1:NTT Comのスマートホテルソリューションの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.ntt.com/business/services/smarthotelsolution.html

※2:株式会社テクノサポートカンパニーの詳細はこちらをご覧ください。https://tsc-soft.co.jp/

※3:MICEとは、企業などの会議(Meeting)、企業などの行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会などが行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を使った造語で、これらのビジネスイベントの総称です。

※4:Smart Data Platform for Cityとは、人の流れや施設内外の情報、ロボットなどのモノの情報など都市に点在するさまざまなデータをシームレスに融合できるプラットフォームです。「SDPF for City」上にデータを整理し、連携しやすくすることで、日々の活動から生まれるデータを企業成長のエンジンへと変える、次世代のプラットフォームです。
https://www.ntt.com/business/dx/smart/city/

※5:2024年12月現在。

本件に関するお客さまからのお問い合わせ先

ビジネスソリューション本部

スマートワールドビジネス部 スマートシティ推進室

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