2015年9月15日
国際インターネット接続サービス「グローバルIPネットワーク」の
フランス、マルセイユにおける接続拠点開設について
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、国際インターネット接続サービス 「グローバルIPネットワーク」の新たな接続拠点(Point of Presence:PoP)をフランス第二の都市であるマルセイユに開設し、本日より提供を開始します。これにより、NTT Comは同国内のみならず、世界でもインターネット関連ビジネスの成長著しいアフリカや中東、西・南アジアのインターネット関連事業者(ISP*1、ICP*2など)に向けて、IPv4/IPv6 デュアルスタック*3の国際インターネットへの接続を提供することが可能となります。
1.概要
フランス南部地域のみならず、アフリカや中東、西・南アジア(以下、「関連地域」)において、現地ISP*1やICP*2より、高品質で信頼性の高いIPネットワークへの直接接続を求める声が高まっていました。NTT Comは、これらの急増する需要に応えるため、世界各国のISPやICPと接続しているTier1「グローバルIPネットワーク」の接続拠点(PoP)をフランスのマルセイユに開設します。マルセイユは、アフリカ、中東、アジア地域から欧州へ接続される数多くの海底通信ケーブルの陸揚げ拠点となっています。
本マルセイユPoPの利用により、関連地域のISPやICP、その他インターネット関連事業者はIPv6対応のグローバルTier1 IPバックボーンへの直接接続が可能となり、安定かつ低遅延な国際インターネット接続環境の構築を通じてコンテンツ配信やインターネットアクセスの環境改善を実現できます。
2.「グローバルIPネットワーク」について
NTT Comの「グローバルIPネットワーク」は、世界で2位、アジア地域で1位の市場シェアを誇る*4、グローバルに展開するIPバックボーンで構成された国際インターネット接続サービスです*5。特に太平洋間では業界最大のインターネット伝送容量を保有しています。
NTT Com は、引き続き世界各地域へ積極的にサービスを展開し、世界のインターネット環境の改善、ICT 化の推進へ貢献していきたいと考えています。
(*1)ISP: Internet Services Provider (インターネットサービスプロバイダ)の略。顧客に対して主にインターネット接続環境を提供する事業者。
(*2)ICP:Internet Content Provider(インターネットコンテンツプロバイダ)の略。顧客に対して主にインターネット上でさまざまなコンテンツを提供する事業者。
(*3)IPv4ネットワークとIPv6ネットワークを1本の回線で共存利用できる形式。それぞれを論理的に別のネットワークとして構成するので、IPv4とIPv6とをシームレスに利用できる。
(*1)ISP: Internet Services Provider (インターネットサービスプロバイダ)の略。顧客に対して主にインターネット接続環境を提供する事業者。
(*2)ICP:Internet Content Provider(インターネットコンテンツプロバイダ)の略。顧客に対して主にインターネット上でさまざまなコンテンツを提供する事業者。
(*4)米国Dynamic Network Services, Inc.のInternet wholesale rankingによる。(2015年9月現在)
(*5)業界内で数多くの受賞歴もあり、2014年にはAsia Communication Awards「Wholesale Operator of The Year」 (http://www.ntt.com/aboutus_e/news/data/20140620.html)、Global Carrier Awards「Best North American Wholesale Carrier」 (http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20141110_2.html)、World Communication Awards「Best Global Operator」(http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20141203.html)を受賞、2015年には Telecom Asia Awards「Best International Wholesale Carrier」(http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20150521.html)を受賞しました。