2020年10月15日
埼玉西武ライオンズのスタジアムDX実証実験においてクラウド録画カメラサービス「coomonita」を活用した混雑回避ソリューションを提供
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)が提供する、スマートフォンやパソコンからカメラのライブおよび録画映像を視聴できるクラウド録画カメラサービス「coomonita (コーモニタ)※1」(以下 本サービス)が、株式会社西武ライオンズ(以下 埼玉西武ライオンズ)のスタジアムにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)実証実験に採用されました。
NTT Comは映像を活用したDXの取り組みの一つとして、埼玉西武ライオンズの本拠地球場であるメットライフドームにおいて、ネットワークカメラで撮影したリアルタイム映像の配信により、来場者がスタジアム内のグッズショップや飲食売店の混雑状況を確認できるサービスを10月16日から提供します。
1.背景
埼玉西武ライオンズではスタジアムにおける新型コロナウイルス対策の「密」を避けるための取り組みとして、一部店舗での入場整理券配布や、待機列での立ち位置の目安マーク表示などを行っています。
NTT Comは、今後も安全安心かつ快適に来場者が野球観戦をお楽しみいただくため、手軽に導入することができる本サービスを活用した混雑回避ソリューションを提供し、その効果測定や価値検証を行います。
2.概要
混雑が予想される箇所をネットワークカメラで撮影し、その映像を本サービスの「YouTube Live連携」機能を用いてリアルタイム映像として配信します。
■実施時期(予定)
2020年10月16日(金)以降メットライフドームで開催されるプロ野球公式戦
■撮影場所
メットライフドーム内下記3カ所
①公式グッズショップ「ライオンズ チームストア フラッグス」
② 「西武球場前駅」改札付近
③ 「クラフトビアーズ オブ トレインパーク」
3.特長
(1)「YouTube Live」と連携し、大人数への映像配信を実現
一般的なネットワークカメラ製品の映像は管理者だけが閲覧できるように制限されていますが、本サービスの「YouTube Live連携」機能により、ハイビジョン画質のリアルタイム映像を大人数へ配信することが可能です。
(2)配信映像は公式アプリから確認可能
来場者は自分のスマートフォンにインストールした「埼玉西武ライオンズ公式アプリ」を通じて「YouTube Live」にアクセス可能です。観客席にいながらネットワークカメラ設置先の混雑状況を確認できます。
(3)来場の利便性を増加させ、スタジアムを活性化に貢献
イニング終了間際の混雑集中など、リアルタイムで混雑状況を確認することができるため、待ち時間の削減や混雑回避につながります。その結果として、公式アプリの使用者数の増加、店舗混雑による機会損失の解消など、埼玉西武ライオンズのスタジアム活性化に貢献します。
<本サービス活用のイメージ>
4.今後の展開
本サービスの本格導入に向けNTT Comは埼玉西武ライオンズのカメラ設置場所拡大を支援します。将来的には、IoTプラットフォーム「Things Cloud®※2」と各種センサーを組み合わせたイベント検知の仕組みや、AI映像解析ソリューション「COTOHA Takumi Eyes®※3」による画像解析結果にもとづくマーケティング・業務改善活用など、埼玉西武ライオンズおよび来場者の利便性向上に貢献する新たな価値を提供していきます。
※1:「coomonita(コーモニタ)」とは、設置したネットワークカメラの24時間365日の映像をクラウドに保存できるサービスです。カメラで撮影した映像は、過去映像もリアルタイム映像も、テレビ放送並みの高画質での視聴が可能です。従来の防犯カメラシステムに必要であったカメラと紐づくレコーダーやモニターが不要であるため、費用を抑えた導入が可能です。また、月々の費用も、保存期間に応じて選択可能であるため、予算に応じて柔軟に導入することができます。
https://www.ntt.com/business/solutions/enterprise-application-management/coomonita.html
※2:「Things Cloud®」は、NTT Comが提供するIoTプラットフォームの名称です。デバイス接続からデータ収集、可視化、分析、管理などIoTの導入に必要な機能・プロセスを、ノンプログラミングで簡単・短期間に実現できる機能やテンプレートを提供します。
https://www.ntt.com/business/services/iot/iot/iot/things-cloud.html
※3:「COTOHA Takumi Eyes®」は、NTT Comが提供するAI映像解析ソリューションの名称です。人物追跡、密集検知、混雑度可視化、人数カウント、人物属性解析、転倒検知、車椅子検知、白杖検知など、さまざまな機能を組み合わせ、映像解析技術による新たな価値を提供します。
https://www.ntt.com/business/solutions/enterprise-application-management/takumieyes.html
本件に関するお問い合わせ先
2020-R086