迷惑メールへの対策
OCNでは、増加する迷惑メールへの取り組みとして、以下各種対策を順次実施しております。
またインターネット上のセキュリティ向上のため新技術の導入をはじめ、ネットワークの増強などに取り組んでおります。
迷惑メールの送信対策(OP25B)
ウイルス感染者や迷惑メール送信業者が、自分のPCもしくはサーバーから故意あるいは無意識に行う迷惑メールやウイルスメールなどの不適切なメール送信を規制しております。主な対策技術として「Outbound Port 25 Blocking(OP25B)」を採用しております。詳細は、下記をご参照ください。
2007年4月 | 迷惑メール対策のさらなる強化について |
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2005年11月 | 迷惑メール対策の強化について |
迷惑メール対策の強化について(OCNからのお知らせ) |
具体例としては、送信規制対象OCN回線を利用されて、OCN以外のメールサーバーを利用した25番ポートを利用するメール送信が規制(ブロック)されます。
※OCN回線からOCNのメールサーバーを利用したメール送信に影響はありません。
OCNのメール受信規制イメージ
送信規制対象 OCN回線 |
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OCN以外のメール サーバー(例) |
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OCN以外のメールサーバーを利用するメール送信には、「メール投稿ポート(Submission Port:587番ポート)」を利用することで送信いただけることがあります。該当メールサーバーがSubmissionPortに対応しているか利用可否、設定についてご確認ください。
迷惑メールの受信対策(IP25B)
ウイルス感染者や迷惑メール送信業者が、自分のPCもしくはサーバーから故意あるいは無意識に送信した迷惑メールやウイルスメールなどの不適切なメールの受信を規制します。主な対策技術として「Inbound Port 25 Blocking」を採用しております。具体例としては、メール送信者が、OCNや他社プロバイダーが提供する送信メールサーバーを利用せず、「動的IPアドレスが割り当てられた独自運用サーバーなど」を利用してメールを送信した場合、そのメールはOCNによって受信規制(ブロック)されます。
なお、今後も迷惑メール対策のさらなる強化に向け、有効な対策や設備チューニングを実施してまいります。
詳細は下記を合わせてご参照ください。
OCNのメール受信規制イメージ
受信規制 適用サービス |
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以下の企業向けサービスをご利用のお客さま
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送信ドメイン認証(SPF)の対策
OCNでは受信したメールについて、送信元の認証(送信ドメイン認証:SPF)を行い、認証結果をメールヘッダに追加しています。
SPF(送信ドメイン認証)は、正しい送信元からメールが送信されているかを認証する仕組みです。 迷惑メール業者は一般的に送信元を偽り迷惑メールを送信します。そのような迷惑メールを排除するために、ISP事業者や企業などの正当な利用者は、メールサーバーからメールを送信する場合に、どのメールサーバー(IPアドレス)からメールを送信するかをDNS上にて公開しています。 このDNS上の情報を参照することにより、受信したメールが本来のメールサーバーから正常に送信されたメールか、送信元を偽って送られた「なりすまし」メールの可能性があるかを判別することができます。
送信ドメイン認証のイメージ(メール受信の場合)
SPF規制適用サービス | 受信 | 送信 | |
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OCNメールアドレス( ocn.ne.jp※)をご利用のお客さま
※ドメインが***-unet.ocn.ne.jpを除く |
〇 | 〇 | |
SecureOCN(メール不正中継防止機能) | 〇 | 〇 ※2 | |
OCNホスティングサービス | メール&ウェブ | 〇 ※1 | 〇 ※2 |
メール&ウェブ2 | ー | 〇 ※2 | |
メール&ウェブWindows(R) Edition | 〇 ※1 | 〇 ※2 | |
メール&ウェブPro | 〇 ※1 | 〇 ※2 | |
メール&ウェブPro2 | 〇 ※1 | 〇 ※2 | |
Privateサーバー | 〇 ※1 | 〇 ※2 |
※1 迷惑メールフィルタリングサービス(オプション)利用の場合、SPFをご利用いただけます。
※2 お客さまDNSサーバーをご利用の場合、お客さまの設定によりご利用いただけます。
判定結果の種類
判定結果 | 意味 | 解説 |
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pass | 成功 | 送信ドメインの正当性が認証された正しい送信元から送信されたメールである。 |
fail | 失敗 | 送信ドメインは詐称されている。 |
softfail | 失敗 | 送信ドメインは詐称されている可能性がある。failに比べると正当性が高い。 |
neutral | 不可能 | 送信ドメインの正当性を判断できない。 |
temperror | 不可能 | 認証処理に一時的な障害が発生している。 |
permerror | 不可能 | 公表されたSPFレコードの解釈が出来ない。 |
none | 存在しない | 送信ドメインの認証情報が公開されていないため、認証が出来ない。 |
その他、不正通信の検証・遮断
インターネットにおける不正な通信を遮断するために送信元IPアドレスの正当性を検証するuRPF(unicast Reverse Path Forwarding)により、偽装(詐称)した送信元IPアドレスを持った通信を遮断します。
詳細は下記を合わせてご参照ください。
規制適用サービス
すべてのOCNインターネット接続サービスをご利用のお客さま
「法人向けOCNサービスとは」関連情報
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