DDoS攻撃とは? 意味と読み方、対策方法

サイバー攻撃のひとつであるDDoS攻撃は、比較的簡単に行えることから、多くの事件が発生しています。本格的な攻撃にさらされると、企業や組織の売上や信用に大きなダメージを与えます。それではDDoS攻撃から企業や組織を守るには、どのような方法があるのでしょうか?

DDoS攻撃は企業に大きな被害をもたらす

「DoS攻撃(Denial of Service attack/サービス拒否攻撃)」とは、ウェブサイトやサーバーに対して過剰なアクセスやデータを送付するサイバー攻撃です。

そして、このDoS攻撃を、対象のウェブサイトやサーバーに対して複数のコンピューターから大量に行うことを「DDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack/分散型サービス拒否攻撃)」といいます。読み方は「でぃーどすこうげき」です。

DDoS攻撃を受けると、サーバーやネットワーク機器などに対して大きな負荷がかかるため、ウェブサイトへのアクセスができなくなったり、ネットワークの遅延が起こったりします。その結果、対象とされた企業や組織では、金銭面だけでなく信用面でも大きなダメージを被ることになります。

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DoS攻撃とDDoS攻撃との違い

DoS攻撃とは、1台のコンピューターから攻撃をしてくるサイバー攻撃です。それに対してDDoS攻撃は、複数のコンピューターから一斉にサイバー攻撃をしてくるという違いがあります。そのため、DDoS攻撃は、DoS攻撃よりもさらに膨大なデータが送られてくるようになり、攻撃対象に対して、より過剰な負荷がかかるのです。

■DDoS攻撃とDoS攻撃の違い

DDoS攻撃とDoS攻撃の違いみ

DDoS攻撃の特長

DDoS攻撃は、コンピューターシステムへの不正侵入、プログラムの破壊、データ改ざんといった行為をする攻撃者が、複数の一般コンピューターを乗っ取って行います。

他人のコンピューターを乗っ取ってサイバー攻撃に利用することを「踏み台」といいます。この踏み台行為を行うため、攻撃を受けたウェブサイトやサーバーは、サイバー攻撃の仕掛け人を割り出すことは難しいという特長があります。

また、DDoS攻撃で受ける大量のアクセスは、一見すると通常のアクセスと見分けがつきません。そのため、DDoS攻撃で受けるアクセスだけを、選択して排除することが難しいという特長も持っています。

DDoS攻撃への対処法

DDoS攻撃をされないための対処法はいくつかあります。

ひとつは攻撃元のIPアドレスを特定して、そのIPアドレスからのアクセスを遮断することです。ただし、この方法は、1台のコンピューターから攻撃を行うDoS攻撃には有効ですが、複数のコンピューターから一斉に攻撃してくるDDoS攻撃には効果が少ないといえます。

そこで、海外からのアクセスを遮断するのもひとつの対処法です。サイバー攻撃の主流は海外からのものが多く、アクセスを国内だけにしぼってしまうのもDDoS攻撃への対策になります。

しかし、これらの方法だけでは、DDoS攻撃を100%防ぐことはできません。そこで行いたいのが、DDoS攻撃対策ツールの導入です。ツールの導入にはコストがかかりますが、その効果は高いものがあります。

また、ネットワークに流れるデータの量の異常を監視することで、DDoS攻撃が表面化する前に感知し、被害の拡大を防ぐネットワーク監視システムもあります。このようなシステムを導入しておくことが、DDoS攻撃対策に有効だといえます。

DDoS攻撃からサーバーやネットワーク機器を守る「OCN DDoS対策サービス」

「OCN DDoS対策サービス」は帯域確保型サービス「スーパーOCN」を対象に、DDoS攻撃の検知とその後に必要となるDDoS対策をワンストップで提供するオプションサービスです。具体的には以下のようなサービスがあります。

・DDoS緩和機能

DDoS緩和機能は、攻撃と判断された不正なアクセスを緩和する機能です。異常なパケットのみを破棄し、正常なパケットのみが届きます。攻撃を検知すると自動で発動します。

・パケットフィルタリング機能

パケットフィルタリング機能により、企業側より指定された特定対象の通信を、すべて破棄することができます。

・リアルタイムレポートの作成

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DDoS攻撃にさらされて売上や信用を失う前に、ぜひ導入を検討しておきたいサービスです。

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