ケーススタディ(想定事例)製造メーカーB社
製造メーカーB社では、社内システムをクラウドサービスに刷新したところ、遅延が発生し業務に支障が出ていました。ここでは、その問題から解決までのケーススタディ(想定事例)を紹介します。
この記事の目次
- ・ 現状
- ・ 解決
- ・ メリット
- ・ 採用理由
- ・ 拠点間VPN接続もできる大容量帯域のIPoE回線
現状
自動車部品を製造するメーカーB社では、市場規模が拡大し、生産拠点のグローバル化が進んでいました。そのため、PSI情報の連携を最適化するために、クラウドサービスを導入して社内システムを刷新することにしたのです。
しかし、クラウドサービスを導入したところ以下のような問題が発生しました。
- 遅延が発生してクラウドサービスを利用するのに時間が掛かる
- 業務システム全体をクラウドにしたので通常業務にも遅延による支障が出ている
クラウドシステムを導入したことにより、業務システムは一新。PSI情報の一元管理が可能となり、最適な生産計画のシミュレートができるなどさまざまな恩恵がありました。しかし、問題は処理の遅さです。
クラウドを利用する際にも処理が重くなることがあり、業務に時間がかかることが頻繁にありました。加えて、業務全般を社内システムに移行したことで、通常業務時にも遅延が発生するようになったのです。実際メールを開くのにも1分以上かかることがあり、社員のストレスも溜まっていました。
そこで原因を探ってみると、クラウドと繋がっている上流回線で遅延が発生していることがわかりました。どうやら社内全体でクラウドを使用したことにより、上流側の回線帯域が不足してしまったようなのです。
解決
同社の通信回線を、OCN光「フレッツ」IPoEワイドプラン」に変更しました。すると、今まで時間のかかっていたクラウドサービスの利用がスムーズに。今まで時間のかかっていた業務も、効率よく作業できるようになったのです。
これまでは処理が遅い時にはオフライン上でデータを打ち込んでから、クラウド上に貼り付けることもありました。社内でも「遅すぎて業務にならない」と言った声が聞かれることもありましが、そんな不満が出ることもありません。
情報共有のスピードも各段と上がったので、販売計画へのフィードバックや意思決定もスムーズになりました。
メリット
クラウドサービスの速度向上のために導入したサービスですが、Web上で行う重い処理にもよい影響を与えています。これまで動作が遅くてストレスを感じていた業務も素早くなったことで、ストレスなく効率的に業務ができるようになりました。
このような回線速度の早さは、IPoE特有のシンプルなネットワーク構成に加え、不要なトラフィックの分離、大容量の帯域設計が可能としています。例えば、IPoEの法人向け回線では、個人利用のトラフィックを論理的に分離します。そのため、回線が外部の輻輳によって遅延する可能性が低いのです。Windows Update時も回線を分離しますので、Updateによる通信速度の低下を気にする必要もありません。
帯域もPPPoE方式と比べると6倍も容量が大きくなっていますので、社内のトラフィックが輻輳状態になって通信品質が落ちる心配も少なくなっています。このように回線速度を低下させる要因が少ないことから、スループットの値も安定した数値となっているのです。もし現在のトラフィックの値を確認したい時は、Web上ですぐに確認できるのでトラブル時の切り分けも素早く行えます。
採用理由
この問題ではクラウドサービス利用による通信量の増加によって遅延が起こっていたので、トラフィックが増えても通信に影響を与えないサービスを探さなければいけませんでした。
そこで注目したのが、OCN光のIPoEワイドプランです。
このプランは、大容量の帯域が使用できるので、遅延の根本となっているトラフィックが増加しても遅延が起こりません。今後更に拠点が増えて業務処理が増えても、問題なく業務ができるでしょう。
さらにこのプランでは、Window Update時の通信や、個人利用のトラフィックを分離する機能を備え付けています。既にトラフィックが増加している状態では、遅延となる要因をなるべく避けたいです。そのため、このような機能があると、遅延や回線トラブルが発生するリスクを最小限に抑えられると判断しました。
また、導入時や毎月かかるコストも重要ですが、IPoEワイドプランはベストエフォート型なので定額でリーズナブルな料金設定となっています。コストの高いサービスと比べると、導入がしやすいサービスだと感じました。
拠点間VPN接続もできる大容量帯域のIPoE回線
OCN光「フレッツ」IPoEワイドプランは、IPv6とIPv4通信の両方を使用できるトラフィックに強いサービスプランです。帯域設計は、通常プランの3倍、PPPoE接続の6倍となっており、トラフィック増大に伴う遅延に強い回線となっています。
Windows Updateや個人利用の通信も分離しますので、不要なトラフィックによる遅延に悩まされることもありません。また、このプランでは、オプションで拠点間VPNサービスを付けることも可能です。拠点間のデータ送受信をよりセキュアな環境で利用したい企業におすすめです。
OCN光 IPoEサービス ワイドプランの詳細は以下からご覧いただけます。
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