選べるネットワーク、選べるセキュリティ
docomo business RINK
オフィスに縛られないハイブリッドワークを快適にしたい。働く場所に合わせてスピーディかつリーズナブルに最適なネットワークやゼロトラストのセキュリティ対策を導入したい。 いつでも、どこからでも、安心・安全・簡単にセキュリティと一体化した統合ネットワークサービスです。
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統合ネットワークとは? 構築のメリットと導入例
支店や工場など、拠点ごとに異なるネットワークが構築されている状態は非効率的な上、セキュリティ面でも懸念が残ります。この問題を解決するものが「統合ネットワーク」です。本記事では、統合ネットワークの基本から、背景や活用例、メリット、課題などを解説します。これらを踏まえて、自社に合った方法で統合ネットワークを構築しましょう。
統合ネットワークとは?
統合ネットワークとは?
「統合ネットワーク」とは、企業やグループなどの各拠点および拠点内のシステムごとに独立していたネットワークを 1 つにまとめ、拠点同士およびシステム同士をスムーズに連携させることです。例えば、各支店間で利用するシステムやネットワークが異なれば、業務が非効率的になることは明らかです。つまり、統合ネットワークはこのような分散したネットワークを一本化して、業務効率化を目指します。
統合ネットワークが構築されることで、各拠点の IT インフラが一元化され、システムをまとめて管理できるようになります。統合ネットワークの構築は、現在においてすでに官公庁や企業などで取り組みが進んでいます。
統合ネットワークが注目される背景
DX やクラウドサービスの利用増加によって、ネットワークへの負荷が大きい上、通信費用などの管理コストが上昇しており、今後もさらに通信負荷が大きくなることが予想されます。
また、同じ企業内で異なるネットワークが混在し、それぞれがセキュリティ対策を講じている状態では、重大なインシデントに巻き込まれるリスクを払拭できません。
IT 人材が不足している中で、市場の変化、ビジネスの変化、テクノロジーの変化を取り入れていくことは企業の競争力を高める観点でもとても重要になります。このような背景により、これまで以上に拡張性の高い統合ネットワークの構築が必要です。
統合ネットワーク活用の導入例
統合ネットワーク活用の導入例
厚生労働省
厚生労働省では、業務時間やネットワーク運用コストの削減を図るため、厚生労働省本省と地方支部局を接続する基盤として、統合ネットワークを構築しています。具体的には、電子メールなどの基本システムを統一するとともに、LAN の運用・管理業務を集中化させました。それと同時に、通信の暗号化や不正侵入防止など、セキュリティ対策も講じています。
統合ネットワークを構築するメリット
セキュリティ面におけるメリット
従来はセキュリティシステムに関しても、拠点ごとにネットワークを構築していたので、同じ企業であるにもかかわらず、セキュリティレベルに差異が生じています。しかし、ネットワークの統合により、セキュリティシステムも一本化されることから、拠点ごとのレベルの差異は解消されます。その結果、企業全体の安全性が強化されます。
人的負荷軽減におけるメリット
管理負荷の軽減
拠点内、または拠点と本社間で使用するネットワークが分散した状態では、管理や運営にかかる時間が長時間化し、最悪の場合はそれが常態化しかねません。しかし、複雑化したネットワークを一本化することによって、システム監視や各種設定、トラブル時の対応や復旧作業など、管理・運用部門の業務負荷が軽減されます。その分、ほかの主要業務に集中できるようになるため、生産性向上やコスト削減に期待できます。また、セキュリティシステムの一本化も、同様に担当者の管理負荷の軽減が可能です。
各拠点・システムのシームレスな連携につながる
ネットワークが統合されることで、IP 接続された各システムを安全・安心・簡単に利用できます。ネットワーク内のデータ連携も円滑化し、シームレスな連携を実現することで、これまで多くの時間を要していた、各拠点・システム間のデータ収集・蓄積・管理・分析・活用などをスムーズに進めることができ、人的負荷の軽減につながります。
コスト面におけるメリット
拠点ごとにおこなっていた通信回線や設備への投資は、ネットワークの統合により一本化されるため、重複していたコストの削減が可能です。また、設備投資を 1 つに集約させることで、これまでよりクオリティの高い通信回線を導入できます。それに伴い、今後予想されるトラフィックの増大にも拡張性が保証されます。また、上述したセキュリティ面、人的負荷軽減におけるメリットも併せると、トータルでのコスト削減にもつながります。
上述したメリットは企業の DX 推進やレジリエンスの向上にもつながる
統合ネットワークの構築で得られるメリットは、相互に関連し合い、DX 推進やワークスタイル改革、レジリエンス(災害時などの事業継続・復旧能力)につながるよい流れを生み出します。
つまり、統合ネットワーク内の連携の円滑化は、データ活用をスムーズに進められるため、新しいビジネスモデルを生み出すなど、競争力の強化に有効です。また、ネットワークへの負荷が軽減されると、品質の向上や安全性の強化が実現することから、どの場所においてもクラウドサービスの利用を妨げません。これは働く環境の整備につながり、結果として柔軟な働き方に対応しやすくなります。
統合ネットワーク構築時の課題と注意点
統合ネットワーク構築時の課題と注意点
トラブル発生時におけるキャリアの対応力が重要
統合ネットワークは多くの課題を解決し、効率的な働き方をバックアップしますが、トラブル発生時には企業全体の通信がストップするリスクも抱えています。したがって、統合ネットワークを構築する際は、事前にベンダーの対応力も確認しなければなりません。お問い合わせ窓口や保守対応サービスのレベルの程度はもちろん、もしもの際に、利用者側の立場に立った対応ができるかどうかを見極めるべきです。
快適な通信を実現する機能や、開通までの時間にも注目
自社に最適なサービスを選ぶために、以下のポイントにも着目して選定しましょう。
今後予想される、トラフィック増大によるパフォーマンス低下を避けるためには、「ローカルブレイクアウト」のような手法が不可欠です。ブレイクアウトは「分離」を意味します。トラフィックのひっ迫は、ネットワーク遅延やネットワークダウンなどの障害の要因になりかねません。「Webex」や「Zoom」など、大きい負荷がかかる特定のクラウドサービスに限って、ネットワークから分離させ、各拠点からのダイレクトなアクセスを可能にするものが、ローカルブレイクアウトです。ネットワークへの負荷を軽減できるほか、安全性が確保されます。
NTT Com の統合ネットワークサービス「docomo business RINK」
「docomo business RINK」は、NTT Com が提供する統合ネットワークです。アクセス回線より先のネットワークやセキュリティ機能をクラウドで提供するサービスで、場所問わず簡単・安全にネットワークへアクセスできる ICT 環境を構築します。
基本的に新規の機器を購入する必要はなく、NTT Com がレンタル提供するエッジルーターを利用します。リーズナブルかつスピーディーな対応で、大企業から中小企業まで、統合ネットワークの構築をサポートします。
複雑化したネットワークの一元化が可能
拠点の増加やテレワーク・ハイブリッドワークへの移行が進んだことで、企業のネットワークは複雑化し、パフォーマンス低下やサイバー攻撃に対する不安が指摘されていました。docomo business RINK の導入により、複雑化されたネットワークは統合され、一元管理が実現します。全社的に見れば、重複していたコストや管理・運営業務の削減が可能です。
また、アクセスはモバイルと固定のどちらでも対応可能なので、オフィスや自宅など勤務場所に関わらず、安全・快適に業務をこなせる環境を整えられます。
セキュリティ対策も容易かつリーズナブル
巧妙化するサイバー攻撃から企業の資産を守るには、堅牢なセキュリティ対策が重要です。しかし、導入コストや長いリードタイムが導入の壁となっていました。
docomo business RINK では、「ファイアウォール」や「UTM」など、クオリティの高いセキュリティ機能をクラウドで提供します。原則 SI(システムインテグレーション)が不要なので、Web ポータルサイトから必要なセキュリティ機能を選択するだけでスピーディーかつリーズナブルにサービスの利用が可能です。
また、ネットワーク全体でセキュリティを一括管理するため、セキュリティレベルが一定になると同時に、拠点・ネットワークごとにおこなっていた管理負荷も軽減されます。
ローカルブレイクアウトで快適な通信を実現
通信負荷の大きい Web 会議の増加などで、回線帯域がひっ迫されて通信品質が低下すると、生産性の低下を招きかねません。docomo business RINK は、Web ポータルサイトからオンデマンドで、必要に応じて通信利用帯域を最大 3 倍まで増やせます。
また、負荷が大きい特定の通信のローカルブレイクアウトも可能です。これにより、トラフィックが軽減され、オフィス内のすべての従業員が、デスクの PC から Web 会議に出席している状況でも、「ネットが重い・遅い」などの事態は起こりにくくなります。もちろん、ほかのクラウドサービスやシステムもストレスなく利用できます。
ネットワークの構築・開設がスピーディー
モバイル回線をアクセス回線として利用することで、サービス利用開始までのリードタイムが短縮されます。5G モバイル回線なら、ネットワーク開通まで最短 10 営業日です。
これにより、固定ネットワークが利用できない店舗や短期間のみ設置する仮設事務所などでも、スピーディーに開設できます。最初にモバイル回線を開通させ、固定回線を追加する方法も 1 つの手です。
また、docomo business RINK は、ネットワーク制御やセキュリティ機能をクラウドで提供するので、接続する場所を選びません。サテライトオフィスやタッチダウンオフィスなど、新しい働き方に対応した拠点を増やす計画にも効果的です。
統合ネットワークの構築は、自社に合った方法で
統合ネットワークの構築は、自社に合った方法で
企業内・グループ内の複雑化したネットワークを統合し、通信品質とセキュリティレベルをアップグレードさせることは、今後の経営を左右する重要な問題です。統合ネットワークサービスには docomo business RINK など、さまざまな選択肢があります。ベンダーによって、提供されるサービス内容に違いがあることはもちろん、導入後のトラブル対応など、アフターサービスもすべて同じとは限りません。
統合ネットワークの構築を目指す場合、まずは自社の課題や統合によって実現したいこと、そのために必要な機能などを明確化します。さらに、コストや開設までにかかる時間、ベンダーの信頼性も考慮して、自社に最適なサービスを最終的に選定しましょう。これが、ネットワーク統合の成功への鍵となります。
まとめ
まとめ
企業内ネットワークが複雑化していると、管理コストや人的負荷が大きく、セキュリティ面においても懸念が生じます。この問題を解決できるものが統合ネットワークです。
NTT Com が提供する統合ネットワークの docomo business RINK は、拠点ごとに構築されたネットワークを一本化することで、コストや時間の軽減および効率化が可能です。また、トラフィックが増大する状況にも的確に対応するとともに、セキュリティ面も強化されるので、場所を問わず安心・快適な ICT 環境を整備できます。
今後のビジネスに必要な要素を集約した、docomo business RINK の導入を検討してみてください。
この記事の目次
- 統合ネットワークとは?
- 統合ネットワーク活用の導入例
- 統合ネットワークを構築するメリット
- 統合ネットワーク構築時の課題と注意点
- NTT Com の統合ネットワークサービス「docomo business RINK」
- 統合ネットワークの構築は、自社に合った方法で
- まとめ
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