NTTコミュニケーションズ
5G&IoTサービス部
平野 敏行
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NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)には、その人らしい働き方の実現をサポートするさまざまな人事制度があります。「次世代の働き方。ワークインライフ」では、制度を活用して生き生きと働く人たちをご紹介。制度活用のリアルや、キャリアへの影響をお話いただきます。
第3回のテーマはアルムナイ採用。ご登場いただくのは、2023年4月に再採用の制度を利用して再入社した、ソリューション&マーケティング本部 デジタルマーケティング部(以下、DM)の山木戸啓美さんです。米国企業での広報職を経て、再入社後は「ドコモビジネスオンラインショップ」「ICT Business Mall」の企画・運営に携わっています。再入社を決めた理由や、再入社して良かったことを教えていただきました。
再採用は、育児・介護やパートナーの転勤により、やむを得ずNTT Comを退職した方向けの採用です。正社員としての勤務経験がある方が対象で、適用には一定の条件があります。これまでの制度利用者は22人です。(2018年~2023年11月)
他、NTT Comのアルムナイ採用として、転職・学業などキャリアアップのためにNTT Comを退職した方向けの「カムバック採用」も行っています。
――山木戸さんが一度NTT Comを退職することになった経緯から教えてください。
NTT Comに新卒で入社し、ITマネジメントサービス事業部*やアプリケーション&コンテンツサービス部*でサービス企画などを担当していました。
2019年に主人の米国・ニューヨーク勤務が決まりました。私は仕事が好きですし、転職を考えたことは無かったので、当初は単身赴任を選択しようと考えていました。
しかし、10代を迎える2人の子どもたちに海外生活を経験させたかったことと、自分も世界観を広げて仕事や人生をもっと邁進(まいしん)させられるような新たな「何か」を見つけたいと思ったため、これを良い機会ととらえて渡米を決意。
当時の上司の勧めで休職制度の利用も検討しましたが、家族の海外赴任の帯同が休職制度の対象ではなかったため退職を選択しました。
在米中は、ご縁があってニューヨークのNonprofitsにて企業広報を担当することになりました。Nonprofitsは日本でいうとNPO法人のようなものですが、日本のNPO法人とは異なり、事業領域も広くかなりビジネス色が強いと感じました。米国独自のビジネスモデルだったので、貴重な経験ができました。
*部署名称は山木戸さん在籍当時のもの。
――帰国後、再採用を利用しようと思ったのはなぜでしょうか?
NTT Comを退職する時、人事担当の方から再採用の説明を受けていました。当時はこの制度を活用して再入社した前例がほとんど無かったそうで、実際にどのように運用されているのかもわかりませんでした。そのため、申請書は提出したものの、帰国したら外資系など別の会社に転職するのだろうと当時はなんとなく思っていました。
そこからなぜまたNTT Comで働きたいと思ったかというと、米国でNonprofitsの企業広報担当として働く中で、企業やサービスのブランディングに携わることに大きな魅力を感じ、日本でもそういった仕事に取り組みたいと考えるようになったからです。在米中、ドコモビジネスという法人事業ブランドが立ち上がったことはニュースリリースで知っていました。マーケティングの側面からドコモビジネスに携わりたいと思うようになって、再採用で再入社させていただくことにしました。
念願かない、現在はドコモビジネスのオンライン上のエントランスである「ドコモビジネスオンラインショップ」のデジタルマーケティングと広報を担当しています。
――米国ではどのような経験をされましたか?その経験は、再入社後の仕事や生活にどう生かされているのでしょうか?
ニューヨークでのたくさんの出会いが、私の人生に大きな影響を与えてくれました。自分のキャリアや人生に大きな理想を掲げて、それに向かって精力的に突き進んでいく人たちがとても多かった印象です。会社に頼らないキャリア形成を実践している方も多く、非常に良い刺激になりました。
また、今までとは違う環境に身を置くことで、おのずと自分の強みに気付けたり、周りの方に気付いていただけたりすることを繰り返し、仕事や人生に対する自分の考えが整理できました。
先述した、自分が見つけたかった「何か」ですが、仕事面では「サービスやブランドの広報活動を通じて、世の中に新たな価値観を提供していきたい」という仕事に対する思いが明確化されたこと、人生では「既存の価値観にとらわれずに、自分が幸せである意思決定をしていこう」という思いでした。
今は「ドコモビジネスオンラインショップ」の広報関連の業務に携わっていますが、広報業務が担当内にもともとあったというよりは、自分からそういった業務に携わり、ポジションを築くような感じでした。私のグループでは「広報業務」や「広報人材」の重要性があまり認知されていない印象を受け、その重要性を広めていくのも自分の役割だと考えるようになりました。いずれはそういった人材を育成していきたいという新たな目標もできました。
――再入社後、周囲との関わり方や働き方はどう変化しましたか?
再入社直後から、以前仕事をご一緒していた方々に「おかえり!」と声をかけていただいたり、連絡いただいたりすることが多く、とてもうれしかったです。
現在の業務で以前の職場の方と仕事する機会もあります。海外生活を経験し、キャリアの専門性が強化され、目標もクリアになってきたので、自分が力を発揮できる分野で、できるだけ多くのことを成し遂げたいと思っています。自分の専門性と業務経験を説明し「だからこういった業務を任せてほしい」と周りに納得してもらえるよう意識していることも以前とは違う点です。自分のキャリア形成を意識し続けるという意味でも大切な考え方ですので、これからも続けていきたいと思います。
山木戸さんが所属するグループのTLである生山亜希子さんに、再採用のメンバーと一緒に働くことについてコメントを頂きました。
山木戸さんには、以前NTT Comで働いていた時に培った知識と、米国でのIRまわりのお仕事で身に着けたスキルをフルに生かしてもらっています。
具体的には、再入社してすぐに広報室と密に連携してニュースリリースを出したり、チーム横断の売上改善施策を推進したりして収益拡大に貢献しています。
山木戸さんが米国にいる間、コロナによる働き方の変化やDCC統合により、社内用語やシステム、組織が大幅に変わったため、復帰直後は戸惑うこともあったかと思います。ただ、もともとNTT Comでの経験があったことに加え、何よりもこれまでとは異なる環境でチャレンジした経験がある山木戸さんは、大きな変化にもうまく適応し、即戦力として活躍してくれています。
常に前向きに、探究心を持って仕事に取り組む山木戸さん。周囲を巻き込みながらぐいぐいと取り組んでいく姿勢は、チームメンバーにとって良い刺激となり、メンバー自身の成長にもつながっていると思います。
――実際に再採用を利用してみて、この制度について率直にどう思いますか?
私の場合は滞在国が米国だったため就労ビザを取得できました。しかし、家族帯同ビザでは就労ビザを取得できず働けない国も多いため、その後のキャリアに不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。再採用は、そういった方の人生の選択肢を狭めないようにするためにも非常に良い制度だと思います。
私自身の経験でお話ししますと、再採用の面接時に以前のNTT Comでの業務の話をすると、明確にどのようなことができる人材なのかをすぐにイメージしていただけました。米国での業務と以前のNTT Comでの業務のつながりもすぐにご理解いただけて、自分に適した部署をご紹介いただけたのは、再入社だからこそだと思います。
――最後にこの記事をご覧になっている皆さんにメッセージをお願いします。
転職が浸透するなど、日本の労働市場には変化が起きているなと感じています。仕事を選ぶ基準も多様化しています。その一つとして「以前の会社の新しい事業戦略に携わりたいので再入社する」という選択肢もありだと思います。以前在籍していた時には気付かなかった業務上の気づきが業務改善や新たなビジネスを生み出していくきっかけになるかもしれません。私と同じような志をお持ちの方をお待ちしています。
NTTコミュニケーションズソリューション&マーケティング本部 デジタルマーケティング部
山木戸 啓美
ソリューション&マーケティング本部で「ドコモビジネスオンラインショップ」「ICT Business Mall」の企画・運営に携わっています。「ドコモビジネス」のブランドを通じて新しい価値観を世の中に浸透させるために、日々デジタルマーケティングと広報活動に励んでいます!
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