Bizストレージ ファイルシェア:導入事例

ジヤトコ株式会社

取材当時の内容を掲載しているため、旧サービス名称「ShareStage ASPサービス」で表記しています。

浅井正克氏の写真

CIO情報システム部
部長
浅井 正克 氏

コストを抑えプロジェクトごとに信頼性の高いデータ共有
海外とのリアルタイム送受信も実現

課題

  • 国内外、社内外とのデータ送受信を安心して行いたい
  • 高機能で低コストのオンラインストレージサービスを導入したい

対策

利用方法

  • 本社と海外の現地法人間で実験データを共有
  • 標準機能プラスオプション機能で多重のセキュリティチェック

効果

  • 国外とも迅速に信頼性の高いデータ共有を実現
  • 直観的操作で、本業務の進行がスムーズに
  • 統計情報から利用状況を一元管理

日常的な海外とのデータ送受信も高セキュリティで安心利用
快適な操作性にも注目のShareStage ASPサービス

自動車に欠かせない動力伝達システム、ステップAT(有段オートマチック・トランスミッション)・CVT(無段変速機)を主軸に、開発と生産、販売を世界規模で展開するのが、静岡県富士市に本社を持つジヤトコ株式会社である。同社の国内外拠点で日々発生する、大容量データの受け渡しを「迅速に信頼性の高いデータ共有」を行うべく2009年11月に導入したShareStage ASPサービスは、守秘性の高い情報を扱う中、想像以上の効果を発揮しているという。その詳細を、情報システム部長・浅井正克氏ほか2名の担当者に聞いてみた。

ShareStage ASPサービスで実験部・品質保証部・海外:GroupDisk機能で権限を付与された人だけがアクセス。ShareStage ASPサービスで実験部・品質保証部・海外と企業A・企業B:グループ外メンバーにはShareDisk機能でデータ送信。

グローバルに飛び交う守秘性の高いデータを「リアルタイムに安心して共有」が課題

ジヤトコ株式会社では、2005年のジヤトコメキシコ社における生産開始を皮切りに、本格的なグローバル展開に乗り出している。それにさきがけ同社は、10年あまり前から社外と大量データをやりとりする他社サービスを利用していた。しかしそれでは、増加する国内外との共同開発プロジェクト推進に限界を感じていたのも確かだ。

こうした背景から、ユーザービリティとパフォーマンスに着目し複数のサービスを比較検討。

高いセキュリティや管理ツールの充実度が決め手となって、ShareStage ASPサービスの導入を決めた。

「我々は、日常業務の中で非常に守秘性の高いデータを扱っています。そこで、なによりもセキュリティのしっかりしたサービスが欲しい。さらには、コストも重要なポイントとなっています。そのほかさまざまな側面から比較し、もっとも条件に即していたのがShareStage ASPサービスだったわけです」と、浅井氏は語る。

魅力は高いセキュリティ機能と管理のしやすさ

現在、主に実験部と品質保証部で本社とアメリカ間を中心にデータ送受信を行っているというが、ShareStage ASPサービスで特に手ごたえを感じる点は、SSL暗号化通信やファイル保存時の暗号化機能など狙い通りの高セキュリティ、そしてユーザー設定と管理のしやすさだ。

情報システム部プロフェッショナルスタッフ佐野善和氏によれば、導入以前、社内ではイントラネットツール、社外とのやりとりにはメール添付と使い分けていたものの、管理の手間がかかるうえにメールでは送れない大容量データの扱いと誤送信の可能性に、頭を悩ませていたそうだ。しかしGroupDisk機能を利用すれば、IDにより権限を与えられたメンバーのみがデータにアクセスできる。しかも、オプションの統計情報機能で、グループごとの使用状況やアクセスログも随時確認。懸案のすべてをクリアできたと言う。

浅井氏も「日常業務はまだしも実験データなどはかなりのサイズとなり、迅速に信頼性の高いデータ共有を考慮したとき、データの暗号化は必須。そういう意味でも、ShareStage ASPサービスには満足していますよ」と述べる。そのほか、グループ外へのデータ送信は、先方のメールアドレスを指定して、URLとパスワード情報からアクセスしてもらうだけの、ShareDisk機能が活躍中だ。

直観的な快適操作でスムーズな共有を実現

同部・大石陽生氏は、操作性の良さにも言及する。「簡単なマニュアルは配布しているものの、直観的な快適操作で管理への問い合わせもほとんどありません。誰もが問題なく使えることでは、結果として生産性の向上にも寄与しているのではないでしょうか」。

もう1点、大石氏が注目しているのは、登録可能ユーザー数の多さだ。ジヤトコで利用中のプランは、登録可能ユーザーIDが最大2000名。増加する各国現地法人とのプロジェクトにも、十分対応可能な数となっている。

浅井氏は、話をこう結んだ。「今後はグローバルプロジェクトも予定され、ますます大量のデータ共有が必要になってきます。また納品は世界中にわたり、国が違えば道路事情も異なります。我々はその膨大な情報を得て、対応する製品を提供していかねばなりません。そのためにも、ShareStage ASPサービスで知恵を出し合い、より良い製品を生産するとともに事業の最適化も目指していきたいと考えています」。

浅井正克氏と佐野喜和氏と大石陽生氏の写真
CIO情報システム部部長、浅井 正克 氏(左)、同部プロフェッショナルスタッフ、佐野 喜和 氏(中同部)、大石 陽生 氏(右)

ジヤトコ株式会社

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