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通信型ドライブレコーダー

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2019.12.16

運転診断結果に疑問…ならば「加減点方式」の
診断機能搭載のドライブレコーダーがオススメ

社用車にドライブレコーダーを搭載する場合、事故時の記録だけではなく、事故削減・事故予防に活用することも重要です。通信型ドライブレコーダーや一部のSDカード型ドライブレコーダーには、安全運転を支援するための運転診断機能があります。ドライバーの運転技術を点数化してレポート出力することで、録画した映像だけではなく客観的なデータに基づいた安全運転指導が可能になります。

しかし、せっかくドライブレコーダーを導入したものの、運転診断結果に疑問を持っている担当者も多いといいます。
「運転がうまいドライバーのはずなのに、点数が低い」
「事故が多いドライバーなのに、点数があまり低くない」
このような結果が出て、改善指導をどのように行ったらよいのか、かえって混乱している安全運転管理者も少なくありません。

なぜ、このような状況が起こるのでしょうか。原因の1つに、運転診断に採用されている「ロジック」の仕組みが考えられます。

ここでは、ドライバーの技術を、より正確かつ効率的に把握できる「加減点方式」を用いた運転診断について、ドコモの通信型ドライブレコーダーを例にご紹介します。

1.多くのドライブレコーダーの運転診断に採用されている「減点方式」

運転診断機能の付いた通信型ドライブレコーダーや一部のSDカード型ドライブレコーダーでよく採用されているのは、「減点方式」と呼ばれる診断ロジックです。この方式は文字とおり、「危険な運転を察知したごとに点数を減点していく」方法で運転技術を採点するものです。
急ブレーキや急ハンドル、スムーズな運転、といった項目ごとに、閾値(※)を超えた運転がされるたび、満点の状態から点数が引かれていきます。

※閾値(しきいち)とは、危険運転かどうかの判断基準となる境目の数値です

2.「減点方式」に基づいたドライブレコーダーの運転診断の盲点

この減点方式の最大の問題点は、「乗車時間の長いドライバーほど不利になる」点です。
長時間乗っていればその分、閾値を超えてしまう可能性も増えるため、運転が比較的上手な運転手でも、長時間乗れば点数が悪くなる傾向があります。反対に、運転が下手でも、乗車時間が短く、たまたまその期間に閾値を超えることがなければ、診断の点数が良くなる可能性があるというわけです。
また、ドライバーによっては、閾値を超える感覚を体感で覚えてしまい、閾値を超えない、危険運転ギリギリの運転を行っているケースもあるといいます。

そのため、ドライブレコーダーの運転診断機能を利用しても、スキルが確実に把握できないばかりか、技術の改善ができず、結果的に「事故が減らない」という状況が続くことになるのです。

それでは、ドコモの通信型ドライブレコーダーに採用されている「加減点方式」とは、どのようなロジックでドライビングを判定しているのでしょうか。

3.「加減点方式」によるドライブレコーダーの運転診断の仕組みとは?

ドコモの通信型ドライブレコーダーで採用している「加減点方式」の診断ロジックは、5つのポイント(スムーズ、ブレーキ、停止、右左折、ハンドル)で、総合的に運転技術を診断します。
「減点方式」でも同じようなポイントに着目して点数の算出がされますが、加減点方式の最大の特徴は「よい運転は”加点“の対象になる」という点です。減点方式が「閾値を超えた運転」だけを診断(減点)の対象とするのに対し、ドコモのドライブレコーダーに採用されている加減点方式では、閾値を超えない日常の運転もチェックしています。危険な運転に対して”減点“するだけでなく、穏やかでていねいな運転は”加点“することによって、総合的に点数を算出します。(図1)

図1

4.運転診断の減点や加点は、何を基準に決められている?

ドコモのドライブレコーダーの運転診断機能では、「走行速度に対して、どれだけのG(加速度)がかかっているか」、わかりやすくいうと「どれだけ、急な操作をしているか・していないか」をベースに、加点や減点の計算をしています。

実際に、診断レポートで出力される「右左折」の散布図(図2)を見ながらご説明します。

右左折の点数は、「①交差点直前のブレーキ」と「②交差点での操作」を散布図に割り当てて算出しています。

図2にある、青い線で囲んだ上2つの散布図は、右左折の点数が20点(20点満点)のドライバーのもの、赤い線で囲んだ下のグラフは、4点(同)のドライバーのものです。赤いドットの1つ1つは、右左折の操作を表しています。

図2

散布図の横軸には走行速度、縦軸にはG(加速度)の値をとっています。散布図の左下にドットが集まっているほど、十分に減速してから交差点に進入し、遠心力の小さい穏やかな運転をしていることになります。

20点のドライバーは、常に走行速度を落としてからハンドル操作をしているため、ドットの散布にあまりバラつきがなく、運転にムラがないことがわかります。通常の運転がこのように穏やかで優しい運転をしている場合は、「よい運転」と診断され、加点されます。たとえ1~2回、閾値を超えた運転が発生しても「減点されっぱなしで点数が低くなる」といったことがなく、乗車から降車までのすべての運転をトータルで判断します。

一方、4点のドライバーは、閾値を超えた操作回数が多く、「スピードが高いまま交差点に進入している傾向がある」「遠心力が大きくかかる運転をしている」ことがわかります。また、閾値ギリギリのブレーキ操作も多く、ドットの位置に上下のばらつきが多いことから、運転にムラがあることもわかります。閾値を超えていないこれらの運転も減点の対象となるため、4点という低い結果が出されています。

5.加減点方式に基づいた運転診断のメリットとは

加減点方式による運転診断機能の最大のメリットは、
・乗車時間の長短にかかわらず、より正確な運転診断を提供できる
・危険運転だけでなく、日常の運転も評価の対象なので、ドライバーの運転のクセが正確にわかる
ところです。

また、スムーズ、ブレーキ、停止、右左折、ハンドルの5つの項目について、散布図を見ればドライバー自身がどのような運転操作をしたかが一目瞭然なので、
・事故につながりやすいクセの改善方法が具体的に把握できる
・客観的なデータに裏付けられた的確な安全運転指導ができる
といったメリットもあります。

全社的に運転技術が上がることにより、事故件数が減少するほかにも、
・保険料の割引率アップ、燃費改善などによるコスト削減
といったメリットも期待できます。

6.まとめ

ドコモの通信型ドライブレコーダーは運転診断に加減点方式を採用しているため、乗車時間の長短に左右されることもなく、ドライバー一人一人の運転技術を正確に診断することができます。
また、危険運転だけでなく、危険運転を招きかねない運転のクセなどもわかるため、事故を未然に防ぐ効果も期待できます。より正確に運転技術の実態を把握することによって、安全運転指導も的確に行うことが可能になり、社用車事故の削減に寄与します。

▼ドコモが提供する次世代型テレマティクスサービスについて、ご紹介しています。

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