2021.02.03
事故予防には、わかりやすい音声ガイダンスで注意喚起するドライブレコーダーが有効!
ドライブレコーダーは、走行中に危険な運転やドライバーの異変を検知した場合、警告を発する機能を備えたものがあります。しかし、「ピピピ」といった警告音しか出ない機種では、警告されている内容がわからずに走行を続けてしまう可能性もあります。
音声で具体的に案内するドライブレコーダーなら、警告内容がわかりやすいため、すぐに的確な対処ができます。ドコモ・システムズから2020年7月に発売された通信型ドライブレコーダーの新機種「JVCケンウッド社製 STZ-DR06」を例に、音声ガイダンスについてご説明します。
1.ドライブレコーダーが危険な運転を検知したら音声で注意喚起
「STZ-DR06」は、走行中にAIがセンサー情報やカメラ映像をリアルタイムで解析しています。事故につながりかねない運転があれば、その場でドライバーに注意喚起します。
(1)センサーで危険な運転を検知した場合
以下のようなドライバーへの音声ガイダンスが流れます。無意識で荒っぽい運転を行っているドライバーに対して、時間を置かずに警告することで改善を促します。
「衝撃を検知しました」
「急アクセルを検知しました」
「急ブレーキを検知しました」
「急ハンドルを検知しました」
「速度超過を検知しました」
さらに、危険挙動については、ドライバーへの通知に加えて管理者に自動でアラートメールが送信されますので、管理者は、画面上で危険挙動発生時の映像をリアルタイムに確認することが可能です。
※上記5つの音声ガイダンス例のうち、管理者にアラートメールが送信されるのは、急アクセル・急ブレーキ・急ハンドルの3つです。
(2)AIの映像解析で危険や異変を検知した場合
前方カメラや車内カメラの映像を解析し、事故やトラブルの予防に有効な音声ガイダンスを発します。
どのようなケースで音声ガイダンスが役立つのか、具体的にご紹介します。
ケース1 前方車両に急接近してしまった場合
「前方衝突の危険があります。ご注意ください」
音声ガイダンスなら警告を直感的に理解できるため、的確な対処で衝突事故を回避できます。また、昨今、「あおり運転」が社会問題となっておりますが、前方車両に「あおり運転」をしていると思われてトラブルになる可能性も減らせます。
ケース2 ドライバーがわき見をしている場合
「わき見運転は危険です。ご注意ください」
わき見運転の一種として、運転中にスマートフォンの画面を注視してしまう「ながらスマホ」があります。「ながらスマホ」は、重大な事故を引き起こしかねない危険な状態です。ドライブレコーダーが音声で注意を促すことで、事故を未然に防ぎます。
ほかにも、以下の音声ガイダンスが用意されています。
ふらつき運転を警告:「車線のはみ出しにご注意ください」
居眠り運転を警告:「眠気を検知しました。居眠り運転をしてしまう前に、休憩をしましょう」
(3)その他
危険な運転には至っていなくても、長時間運転によってドライバーの集中力低下が懸念される場合は音声ガイダンスで通知し、休息を促します。
「走行時間が2時間を超えました。休憩されてはいかがでしょうか」
2.ドライブレコーダーが安全運転への取組みをサポート
「STZ-DR06」にはモニターが搭載されています。音声ガイダンスのみでは聞き逃してしまう可能性もありますが、通知文とアイコンがモニターに表示されるため、視覚的にも確認できるのであんしんです。
「音声ガイダンス」と「モニター表示」を組み合わせてドライバーに直接警告することで、事故が起こる前に対応できる可能性が高くなります。ドライバー自身が「今の自分の運転は危険だった」と認識することにより、安全運転意識の向上にもつながります。交通事故削減を目ざす会社にとって、わかりやすく警告を出すドライブレコーダーは頼もしい味方です。
また、会社全体での安全運転への取組みにまでつなげるためには、その場での注意喚起だけでなく、運転診断機能を活用した安全運転指導がおすすめです。ドライバーごとに高精度な運転診断レポートを出力できるので、管理者は一人一人に合わせた安全運転指導を行うことができます。
3.まとめ
走行中に危険運転や不注意が起こった場合、何に気をつけるべきか具体的な通知があると効果的です。ドコモ・システムズの通信型ドライブレコーダー「STZ-DR06」は、「音声ガイダンス」と「モニター表示」の組み合わせで案内するので、ドライバーが理解しやすく、迅速な対応が可能になります。
ドコモ・システムズはドライブレコーダーを通して、社用車とドライバーの安全を守り、安全運転意識向上への取組みをサポートいたします。
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