情シス運用におけるマネージドサービスの主なメリットとは?
導入する際のポイントや注意点を解説

情シス運用におけるマネージドサービスの主なメリットとは?導入する際のポイントや注意点を解説
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マネージドサービスは、情シス運用を効率化し、企業のICT環境を最適化するために最適なサービスです。

昨今、多くの企業で情シス部門が限られたリソースの中で急速な技術進化やサイバーセキュリティ対策に対応しなければならないという課題が浮き彫りになっています。
こうした背景から、専門的な知識とサポートを提供するマネージドサービスの活用が注目されているのです。

本コラムでは、マネージドサービスを情シス運用に導入するメリットや、導入時の重要なポイント、注意すべき点について解説いたします。

マネージドサービスとは

マネージドサービスとは、IT運用業務を外部の専門業者に委託できるサービスのことです。
具体的には、システムの監視や保守、セキュリティ対策、障害対応などが含まれます。
マネージドサービスの導入・活用によって、情シス部門は戦略的な業務に集中することができるようになります。

現代の企業では、ICT環境の複雑化とサイバーセキュリティの重要性が増しています。
特に日本国内の大手企業では、限られた人員で高度なITインフラを運用する負担が増大しています。
こうした状況において、マネージドサービスを利用することでITリソースを効率的に活用し、システム運用の負荷を軽減することが可能です。
マネージドサービスの導入メリットについては、下で詳しくご紹介します。

情シス運用におけるマネージドサービスの主なメリット

情シス運用におけるマネージドサービスの主なメリットは、下記の5点です。

専門知識や技術による運用ができる

マネージドサービスの提供事業者には、専門知識と経験を持つエキスパートが揃っています。
たとえば、ITインフラやクラウド環境の最新動向に精通した技術者が、24時間365日体制でサポートを提供してくれます。
このため、企業は自社で人材を採用・育成する手間やコストを抑えながら、高度な運用を実現することが可能です。

より重要な業務に集中できる

日常的なシステム監視やトラブル対応に追われると、情シス部門は戦略的な業務に集中できません。
そこでマネージドサービスを活用することで、日常の運用業務を外部に委託し、内部リソースをより重要な業務に振り向けることが可能になります。

たとえば、新規システムの企画や業務プロセスの最適化といった付加価値の高い業務に注力することで、企業全体の競争力向上が期待できます。

サイバーセキュリティが向上する

サイバー攻撃の脅威が年々増加する中で、セキュリティ対策の強化は欠かせないものとなっています。

そこでマネージドサービスを導入することで、セキュリティ専門家による24時間体制の監視や、迅速なインシデント対応が可能となります。

変化に迅速に対応できる

ICT環境は常に進化しており、新たなソリューションや技術が次々と登場しています。
マネージドサービスでは、専門知識を活かして、企業のICT環境を柔軟にアップデートする支援を行ってくれます。

たとえば、クラウド基盤の最適化や新しいソフトウェアの導入をスムーズに進めることができ、競争優位性を維持するための迅速な対応が可能となります。

コストを削減できる

マネージドサービスは、IT運用にかかるコストを削減したり最適化したりするのにも有効です。

自社で全てを内製化する場合と比べ、必要なサービスを適切な規模で契約することで、無駄な支出を削減できます。
また、システム障害やダウンタイムによる損失を防ぐことで、結果的に総コストを大幅に抑えることが可能です。

情シス運用にマネージドサービスを導入する際のポイント・注意点

情シス運用にマネージドサービスを導入する際は、以下のようなポイント・注意点に留意することで成功させられるでしょう。

検討する際の時系列をご紹介いたします。

導入目的を明確化する

なぜマネージドサービスを導入するのか、たとえば、コスト削減のため、サイバーセキュリティを強化するため、人材不足を解消するためなど、自社の課題に合った、具体的な目的を明確にしておきましょう。

導入によってどのような効果を得たいのかを具体的にイメージすることで、最適なサービスを選定できます。

現状のICT環境を把握する

導入対象となるシステムの規模、構成、稼働状況などを詳細に把握しましょう。
その上で、現在のICT環境で抱えている課題を明確にすることで、解決すべき問題に合ったサービスを選択できます。

サービス内容を明確化する

インフラ運用、セキュリティ対策、アプリケーション開発など、どの範囲のサービスを委託するのかを明確にします。
さらに、SLA(サービスの品質、可用性、応答時間など、サービスレベルに関する契約内容)を確認します。

その上で、固定費、従量課金など、費用体系を比較検討し、自社の予算に合ったサービスを選びましょう。

ベンダー選定のポイント

自社のニーズに合ったサービスを提供できるベンダーかどうか、複数のベンダーから比較検討していきます。
過去の導入実績や顧客からの評価などを参考に、信頼できるベンダーを選びましょう。
また、トラブル発生時の対応や、導入後のサポート体制が充実しているかを確認します。
さらに、具体的な移行スケジュールも策定しましょう。

内部体制を整備する

マネージドサービスの導入・運用を担当する担当者を選定し、必要な権限と責任を与えます。
また、社内への周知も行う必要があります。マネージドサービス導入の目的やメリットを社内に周知し、理解を得ることで、スムーズな移行を進めることができるためです。

改善点をフィードバックする

サービス提供企業と定期的なミーティングを行って改善点をフィードバックし、享受できるサービスの質向上を目指しましょう。

まとめ

マネージドサービスは今や、情シス運用を効率化し、企業のICT環境を最適化するために欠かせないサービスだといえます。

なぜなら、情シス部門が直面する課題を解決する手段として、専門知識や技術を活用した効率的な運用、業務負荷の軽減、セキュリティの向上、コスト削減など多くのメリットを提供してくれるからです。
また、急速な技術進化やサイバー攻撃といった変化に対しても柔軟に対応できる点が大きなメリットです。

マネージドサービスを導入する際は、信頼できる提供者の選定が重要です。
サービス内容や実績を十分に検討し、自社の課題や目標に合致したパートナーを見つけることで、最大の効果を引き出せます。
マネージドサービスを適切に活用することで、情シス部門の役割をより戦略的な領域へシフトさせ、企業全体の競争力を向上させることが期待できます。本コラムを参考に、自社に最適なマネージドサービスの導入をぜひご検討ください。

たとえば、NTTコミュニケーションズのX Managed(クロスマネージド)は、企業の成長や変化に柔軟に対応しながら、セキュリティや運用効率を最適化できる高度なマネージドサービスです。

要件整理や設計(基本/詳細)、運用設計から、導入・運用までのベストプラクティスを一体提供し、継続的に問題管理と継続的改善活動(CSI)を実施することでお客さまの運用高度化を支援いたします。

サービスの詳細については、こちらのページより資料をご覧ください。
https://www.mkt.ntt.com/jp_PS_dl_XManaged_23_305_reg.html

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