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用語集
ディザスタ・ リカバリ
ディザスタ・リカバリ(Disaster Recovery)とは事業継続マネジメントにおける概念の一つで、直訳すると「災害復旧」となります。何らの災害によって壊滅的なダメージを受けたシステムを修復・復旧するための仕組みや、被害を最小限に抑えるための予防措置のことを指します。ここでいう災害には、地震や津波などの天災だけでなく、大規模停電やテロ、サイバー攻撃といった広範囲の事象も含まれます。
システムダウンは企業にとって大きな損害となる上、サービスレベルの低下による企業の信頼失墜にも繋がります。社会的責任を問われる可能性もあり、被害は最小限に抑えなければなりません。
したがって、災害時でもシステムを停止させないための十分な対策が必要です。例えば遠隔地にバックアップセンターを構築し、被害を受けたメインセンターの業務を移管するといった対策が求められます。このようなバックアップ方式を「リモートバックアップ」と呼び、ディザスタ・リカバリの基本とも言える措置です。
ディザスタ・ リカバリの最大の目的は、ダウンタイムを最小限に抑え、迅速にサービスを復旧することです。この時に重要な指標となるのはRPO(目標復旧地点 どこまでさかのぼって復旧するか)とRTO(目標復旧時間 いつまでに復旧するか)です。予期せぬシステムダウンは必ず起こるものととらえ、適切なシステム修復・復旧措置を取ることが大切です。