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用語集
コンプライアンス
コンプライアンスとは、社会において定められている法律・法令や規則を守り、企業としての経営を行うことを指します。
単語としては「命令や要求に従う」と言う意味を持っていますが、日本語では「法令遵守」と訳されることがほとんどです。ただし、守るべきものは法律だけでなく、社内で定められた企業規範や、法律ではカバーしきれない一般的な倫理観・道徳観なども含まれています。
企業でコンプライアンスが重視されるようになったのには、いくつかの要因があります。まず、2000年12月に閣議決定された行政改革大綱で、企業の自己責任体制が確立されたことが挙げられます。次に、1990年代から2000年代の初めにかけて多くの企業で不祥事が発覚したことを契機に、社会がコンプライアンスを強く求めるようになりました。その後、2006年5月の会社法改正や、同年4月の公益通報者保護法の施行も、大きな影響を与えています。
コンプライアンス違反を防ぐためには、社内の体制を整え、社員の意識を合わせる必要があります。そのために、行動基準の作成やコンプライアンスに対する知識の共有、社内で相談できる環境の整備、就業規則の策定など、全社をあげて取り組んでいくことが求められます。