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用語集
データマネージメント
企業がデータをビジネスに利用する際には、所有しているデータの中から事業に有益なものを洗い出し、いつでも利用できるよう管理しておく必要があります。そのためには、継続的なデータの体系化や項目管理を繰り返し行い、データを有益な状態に保ち続けることが必要不可欠であり、これを「データマネージメント」と言います。
例えば、複数の小売店舗を有する企業では、日々の売上データを収集し、事業の戦略に役立てることが重要となります。この場合、まず店舗の住所や従業員の数といった比較的変化のないデータと、気温や天候、商品の販売数量といった変化の大きいデータを分ける必要があります。
データマネージメントでは、このようなデータの品質を一定にするために「データの正規化」を行います。データの正規化では、データの重複をなくし整合的にデータを管理できるよう、データベースを設計するところから始まります。このようなデータベースを設計することで、データの更新や追加・削除の際に起こりうるデータの不整合や喪失というリスクが軽減され、整合性のあるデータ管理が可能となります。
また、データマネージメントでは、収集したデータをどのように加工・表現・検索しやすくするかも重要課題となります。「データウェアハウス(DWH)」や「データレイク」などに代表されるツールを活用して、より効率的なデータ管理を行う企業も多いようです。