製造業のデータ共有、お困りではないですか?らくらくソリューション™ならすべてまるっと解決!

国内の製造分野ではDXの推進が喫緊の経営課題となっており、デジタル技術を戦略的に活用するためには全社横断的なデータ共有を実現する仕組みが欠かせません。本記事では、製造分野におけるデジタル技術の利用状況やデータ共有の課題について考察するとともに、DXの実現に寄与する「らくらくソリューション™」をご紹介します。

企業の61%は「データ保管・ファイル共有」のためにクラウドを利用している

現代は情報爆発時代と呼ばれており、変化の加速する市場のなかで競争優位性を確立するためには、事業活動を通じて収集・蓄積されたデータの活用が不可欠です。そこで課題となるのがデータの共有ですが、オンプレミス環境の基幹システムやストレージ、ファイルサーバーなどに蓄積された膨大な生産データを効率的に管理するのは容易ではありません。

こうした経営課題を解消するべく進みつつあるのが、クラウドコンピューティングをベースとしたデータ共有基盤の構築です。

データの保管や共有、バックアップための用途が圧倒的

クラウド環境でデータを一元管理できれば、オンプレミス環境のようなサイロ化を防止し、ファイル管理の効率化と情報共有の円滑化に寄与します。このような背景からクラウド環境にITインフラを構築する企業が増加傾向にあり、総務省の「令和3年通信利用動向調査(※1)」によると、クラウドサービスを利用している企業の割合は70.4%に到達しています。利用の用途としては、クラウドサービス利用企業のうち61%が「データ保管・ファイル共有」を目的としていると回答しています。

クラウドサービス利用の用途

クラウドサービス利用の状況

グラフ引用元:令和3年通信利用動向調査の結果

また、「データのバックアップ」を目的としていると回答した企業も34.6%にのぼりました。クラウド環境にITインフラを構築するメリットの1つは「事業継続性の強化」です。オンプレミス型の場合、地震や火災といった災害によって事業活動の継続が困難となる可能性があります。

地震大国と呼ばれる日本で企業が持続的に発展していくためには、有事の際に備えてシステム環境の可用性を確保しなくてはなりません。クラウド上にバックアップ環境を整備できれば、万が一自社の生産施設やデータセンターが災害に見舞われたとしても、事業継続性を確保できる可能性が高まります。

(※1)参照元:令和3年通信利用動向調査の結果(p.6)|

クラウドの注目点は「セキュリティ」と「運用負担」

株式会社東京商工リサーチの調査(※2)によると、企業がクラウド活用を推進する理由として、44.7%が「情報セキュリティや安全性」、42.6%が「メンテナンスの手間が少ない」を挙げています。クラウドサービスはセキュリティの脆弱性を懸念する声が少なくないものの、近年では国際的なセキュリティ認証を得ているサービスも多く、クラウド市場は拡大傾向にあります。また、クラウド環境にITインフラを構築する場合、ハードウェアの保守・運用管理における業務負荷を軽減できるため、人的資源の最適化とランニングコストの削減に寄与します。このようにセキュリティの強化とシステム運用負荷の軽減に寄与する点が、クラウドサービスが注目される理由の1つと考えられます。

全体 コスト面でのデメリット 情報セキュリティや安全性の不安 柔軟性が低い、データ連携に適していない 自社の業務に適していない メリットや導入方法が分からない 通信環境が整っていない 自社の業務に適したサービスが分からない 利用したいサービスがない 検討したことがない その他
2939 33.2 32.9 8.3 22.4 12.1 6.3 22.2 7.8 18.3 3.9

引用元:令和3年度 中小企業の経営戦略及びデジタル化の動向に関する調査に係る委託事業(p.125)|株式会社東京商工リサーチ

(※2)参照元:令和3年度 中小企業の経営戦略及びデジタル化の動向に関する調査に係る委託事業(p.125)|株式会社東京商工リサーチ

コロナ禍が加速させた製造業のクラウド化とリモートワーク

2020年3月、WHOによって新型コロナウイルスがパンデミック認定され、テレワーク制度を導入する企業が増加しました。パーソル総合研究所の調査(※3)によると、2020年3月時点で13.2%だったテレワーク実施率が、緊急事態宣言発令後の4月以降には約2.1倍の27.9%にまで上昇しています。しかし、部材の組み立てや原材料の加工などを行う製造業では、リモート型の労働環境を整備するのは容易ではありません。とくに国内の製造業はデジタル化が遅れている分野でもあり、比較的簡単に導入・運用できるクラウドサービスを求める企業が多い傾向にあります。

(※3)参照元:第五回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査(p.7)|パーソル総合研究所

製造業の情報共有、このようなお悩みはありませんか?

製造業ではDXの推進が重要課題となっているものの、以下のようなお悩みを抱えている企業が少なくありません。

ケース1. IT人材が不足していてシステムの導入や運用が不安・・・

現代は少子高齢化の進展と生産年齢人口の減少に伴って、国内のさまざまな分野で人手不足が叫ばれています。とくにIT人材の不足が深刻化しているのが製造業です。IT分野に精通した人材を確保しなくては、高度なデジタルソリューションを適切に運用できません。

ケース2. いろいろなサービスを使っていて管理が大変・・・

先進的な生産体制の構築を目的に電子機器や工作機械を導入しても、その運用効率を最大化するのは容易ではありません。生産設備や産業機械の連携体制が整備できておらず、余計な管理コストが発生したり、情報のサイロ化を招いたりしているケースが多々あります。

ケース3. 機密情報の漏えいが怖い・・・

クラウドサービスの多くはパブリック環境でリソースを共有する性質をもつため、機密情報の漏えいを懸念する声が少なくありません。情報漏えいインシデントは企業の社会的信用の失墜を招くとともに、損害賠償や行政指導、株価の下落、売上機会の損失など、さまざまな損害が生じる可能性をはらんでいます。

ケース4. 社外から重要なデータにアクセスできない・・・

セキュリティ体制を強化するためには、社外からのトラフィックに対してアクセス制限やIPアドレスによる制御などを実施するのが一般的です。しかし、こうしたネットワーク環境ではリモート型の労働環境に対応しづらく、新しい時代に即したワークスタイルの構築が困難となります。

「らくらくソリューション™」ならすべてまるっと解決!

技能系の仕事が多い製造業は現場作業が多く、リモート型の労働環境を取り入れるのは容易ではありません。しかし、働き方改革や新型コロナウイルスなどの影響からテレワーク制度が推進されており、製造分野でも工場を中心としながらも、それ以外の場所で働けるハイブリッドワークの確立が求められています。このような生産体制を整備するためにはスマートファクトリーの構築が不可欠であり、その実現に寄与するのが「らくらくソリューション™ ストレージ・リモートアクセスサービス(以下、らくらくソリューション™)」です。

専門知識は不要!簡単に導入や運用ができる!

らくらくソリューション™は、クラウドストレージやリモートアクセスを統合した一体型のサービスで、セキュアなネットワーク環境を簡単に構築できるソリューションです。ハイブリッドワークに求められる環境を簡単に構築できる「Oneポータル・Oneクリック・Oneサービス」というコンセプトに基づいて開発されており、IT分野に関する高度な知識がなくとも導入・運用が可能という特性を備えています。

1つのサービスだから管理がらくらく!

らくらくソリューション™は、システムの統合的な運用管理を実現する「Oneポータル」、複雑な設計・実装を不要とする「Oneクリック」、複数のソリューションやノウハウを統合した「Oneサービス」を1つのパッケージとして提供します。単にクラウドストレージとリモートアクセスサービスを提供するだけではなく、システムの保守・運用管理の効率化と全社横断的な情報共有に寄与し、SIerへの依存度を軽減するソリューションです。

堅牢なネットワークセキュリティで安心安全に情報共有!

クラウドサービスはパブリック環境でリソースを共有する性質上、セキュリティの脆弱性が懸念されます。しかし、らくらくソリューション™はNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)が運営するデータセンターを利用しており、堅牢なセキュリティ体制のもとでの運用が可能です。また、NTT Comが国内のデータセンターで運営するサービスであるため、自社の機密データを国外に移行することなく管理できるという利点もあります。

社外からでも快適なリモートアクセスが可能!

らくらくソリューション™は、NTT Comが提供するVPNサービス「Arcstar Universal One」を利用可能なため、リモート環境から社内ネットワークへのセキュアなアクセスが可能となります。また、時間や場所にとらわれることなくアクセスできるだけでなく、トラフィックを分散させることで輻輳(ふくそう)を回避し、快適なハイブリッドワーク環境を整備できる点もらくらくソリューション™のもつ大きなメリットです。

冒頭で述べたように、製造分野ではDXの推進が重要課題となっており、そのためにはデジタル技術の戦略的活用を推進する組織体制を構築しなくてはなりません。らくらくソリューション™は専門的な知識不要で導入・運用が可能なため、SIerへの依存度を最小化しつつ、社内主導でのDX推進に寄与します。オペレーションとコミュニケーションのデジタルシフトを目指す企業は、らくらくソリューション™の導入をご検討ください。

まとめ

人口の減少と高齢化率の進展から国内では人材不足が深刻化しており、製造分野ではDXの推進が重要課題となっています。そのためには、クラウドコンピューティングの戦略的活用と、事業活動を通して蓄積された生産データの効率的な運用が欠かせません。らくらくソリューション™はクラウドストレージとリモートアクセスサービスを一体提供し、堅牢なセキュリティ体制の構築と全社横断的な情報共有の実現に貢献します。イノベーティブな生産体制を構築するためにも、らくらくソリューション™の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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