インターネットなどTCP/IPネットワークで通信を行う際、データはIP(Internet Protocol)によって分割されます。この分割されたデータのことをパケットと呼びます。
パケットには送信元IPアドレスや宛先IPアドレスが記述されたIPヘッダがあります。ルーターはこのIPヘッダに記述された宛先IPアドレスを読み取り、次に送るべき先を決定します。
パケットの最大サイズはMTU(Maximum Transmission Unit)と呼ばれ、一般的には1500bytesとなっています。通信経路上に送信したパケットよりもMTUが小さいネットワークがあった場合、パケットは送信できるサイズで分割されます。このような処理をIPフラグメンテーションと呼びますが、これが発生すると通信効率の低下などにつながる可能性があるため、MTUを設定する際には注意が必要です。